本当はずっとだらけて眠っていたい

昔は、こんなにも無理をしてがんばるような性格なんて持ち合わせていなかった。

できるなら勉強なんてしたくなかったし、学校なんて行きたくもなかったし、嫌いな人とは関わりたくもなかったし、ずっとだらけていたかったし。

努力なんてなにそれ……っておもったりしていて、がんばることなんて嫌いだった、はず。

それがいまでは、だらけることなんて嫌い。空きの時間はとてつもなく不安を感じて病みそうになる。お仕事がもう入ってこなかったら……って、息苦しくなる。がんばらない自分は嫌い。

このライターってお仕事をはじめてから、休み方を忘れてしまって……ずいぶんと性格までも変わってしまった。

けれども、憧れてはじめたこの生活も2年目。

きっと疲れはたくさん溜まっているだろうし、目の下のクマが消えることはないんだろうけど……認めてくれる人がいるってがんばれるもの。

たまにふと「なんでこんなにがんばってるんだろ……」って、病む寸前まで心が引っ張られてしまうときだってもちろんある。でも、がんばらなきゃ認めてもらえないことは自分がいちばん理解している。

だから立ち止まることなんてできなくて。常にがんばっていたくて。泣き言なんて言いたくなくて。人のせいになんてしたくなくて。頼ったり甘えたりもぜったい嫌で。

でも、どこかで昔の自分とくらべては、強くありたいって想いがあるんだろうなあ。その想いが深すぎるため、がんばり続けちゃうのかなって。

まあでも……追い込んでまでがんばっちゃう自分がすきなんだろうなあ、なんてドMみたいなこと言ってみる。