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10年以上経った今、自律神経失調症だった頃を振り返る。その8

米粒です!

前回に引き続き、行きたくない模試に行ったときの話をしていきます!

制服と私服?

模試前日、自分は

模試は制服で行くべきなのか私服で行くのか

が分かりませんでした

一緒に行った地元の友達は「どっちでもいいと思うよ」

と言っていて

他の人にも聞きたかったのですがプレテストを受ける人が自分のクラスの人以外は少なく

自分のクラスの人に聞くのは気が引けて結局聞けませんでした

迎えた当日、明日からまた学校ということで洗濯の都合上自分は私服で行きました

友達は一応ということで制服でしたが

地下鉄に乗っているころに自分はミスったということに気付きました

同じ大学に向かっていたので途中でクラスの人やプレテストを受ける人たちに遭遇したのですが

日曜なのに全員制服でした

地元の友達から

「お前、浪人生って思われとるんやない?笑」

と茶化されました

そして大学の試験室に着いてからも

見渡すと私服の人は自分含めて数人しかおらず

さらに少し遠くに座っていたイサムが自分が私服ということに気付き

「おい!米粒のやつ私服で来てるよ!目立ちたがりな変なやつ!」と笑っていました

今考えるとほんとにどうでもいいですし

イサムが話しかけた男子も興味なさげに相槌を打っていただけなのですが

自分はやはり高校生のときは

周りにどう見られているか

を執拗に気にしすぎていました

難しい!

そしてS大学で出される入試問題を解いている途中、自分は頭が真っ白になりました

「難しすぎる」

びっくりするほど解けませんでした

無理もありません

大学に行く意味が〜とか言いながら勉強をほとんどしておらず、体調を崩してから学校にもろくに行けていなかった自分は

久々に見る英語の長文で頭が少しクラクラしました

それでもなんとか英語は終えました

ふらふらの国語

異変が起こったのは次の国語のテストのときからです

国語も英語同様難しく、頭をフル回転させていたのですが

途中から脳を使いすぎてか

脳が破裂しそうな感じでボワーっとしてきて

めまいと吐き気が自分を襲いました

これは難しかったというだけの理由だけではおそらくなく

父親からのプレッシャー、

なぜ大学に行くのかという疑問

やらされているという窮屈感

居場所のないクラス

全力で自分の身体が模試を受けるのを拒否していたのだと思います

とにかく体調が悪く退出したかったのですが

大教室で試験官も遠くで

今ここで体調が悪いって言うことに気を遣い言い出せませんでした

次試験官が近くに来たら言う!

次こそ!

次!

のように思いましたがいつまで経っても言い出せず

ほとんど国語の問題は手をつけずに

「なんで自分はできないんだろう」

と残りの時間を悩むようになりました

途中離脱

かなり長く感じた国語のテストのチャイムが鳴りました

昼休憩を挟んだあとに社会のテストがありましたが

自分はもう社会を受ける気力もなく

ザワザワしている教室ではもう自分は目立たなくなったので試験官に話しかけて

試験官も

「そんなに体調が悪かったならすぐ手をあげて教えてくれたら良かったのに」

と言いながら一緒にエレベーターを降りました

そして試験を途中で辞め、自分は帰ることにしました

続きます

#自律神経失調症


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