経年変化と私

どうも、私です。

毎日更新、毎週〇〇曜日更新というのが無理というか、苦手というか、やりたくないので不定期になってしまうのはお許し下さい。
追われる趣味は嫌になってしまうダメ生物なのです。

今回は経年変化について書いて綴っていこうかなと思い立ったので、勢いで記載していきます。

経年変化はメンズファッションに於いては欠かす事の出来ない魅力なのではと思料致しております。

抑、経年変化とは

年月が経つうちに製品の品質・性能が変化すること。特に、摩耗・腐食などで性能が劣化すること。また、時間の経過とともに住居が損耗すること。

と定義されております。(辞書から引用)
おや、ロマンを感じる部分が見当たらない。
単語の定義としては、経年変化=素晴らしいものではなく、時間経過とともに物の状態が変わる事となっております。
ファッションに於ける経年変化のイメージに引っ張られていない人は、この定義で理解されていると思います。敢えて言うならば、ファッション好き意外はネガティブイメージ(劣化)で捉えている人の方が多い可能性もあるかと。

経年変化は、エイジングという言葉で表現される事も多く、捉え方としては、年齢を重ねて渋くなる人間と重ね合わされている様に感じます。
素晴らしいエイジングという表現も多いですが、何を以て素晴らしい、美しいとするかは言語化されておらず、それを理解するのは甚だ困難なのです………。

美の言語化自体がナンセンスな事かもしれませんが、ファッションに於いては、ある一定の基準までは言語化してもいいのではないかなと思います。
何故良いかは特に物を語る上では必要かと。

こんな理屈を並べながら、私は経年変化(エイジング)が大好きです。
特に革製品の経年変化には心を奪われる魅力があります。

小難しい事は知識編みたいな形で執筆しようと考えておりますので革の分類概要だけ下記します。
動物:成牛、子牛、羊、子羊、山羊、馬、鹿、豚、蛇、クロコダイル、アリゲーター……等
部位:背中、腹、脚、臀部……等
鞣し:タンニン、クロム、クロムエクセル………等
超単純に理解するなら、原皮×鞣しでその革経年変化の仕方が変わると言う形でしょうか。
そんな単純ではない!とお叱りを受けるかもしれませんが、あくまでもフワッと理解してもらうための入りの表現ですので御容赦を。

筆者にとって、これが一番の組み合わせ!!というものは正直ないです。
敢えて言うなら、子牛(カーフ)×タンニン鞣しでしょうか。
革のグレードや厚み、アイテムとしての雰囲気も合わさって初めてプロダクトとなるので、一概には言えません。

ブログによっては、タンニン鞣しは素晴らしく、クロム鞣しは安物みたいな書き方をされていますが、それはあっているようで間違っています。

其々には其々の違った良さがあるんですよね、うん。
使いやすいアイテムも、馴染ませないと地獄なアイテムも、皆んな違って皆んな良い。
(あ、勿論、良くない物も巷には溢れかえってますよ)

冗長に書いてますけど、経年変化が大好きで、経年変化に正解も不正解もないという事が伝えたいだけなんです。
その人の生き方や想いによって表情は千差万別。
偉そうにこれがエイジングだ!!と語る輩は気にせず、自分なりに経年変化を楽しみましょう。

最後に、筆者が好きな物を簡単に表現します。
重くて、硬くて、ゴツイ物です。
実用性のなさとロマンは比例する。
なんて勝手に感じてます。

以上、特に面白みのない文章でした。
ではまた次回。



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