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  • こんなふうに子育てしてきました

    2010年9月〜2015年4月まで綴って来たブログに大幅加筆修正したもの

最近の記事

認める≠ほめる≠煽てる

いつの頃からか、子どもは「ほめてのばす」が、広まり、 書店に並ぶ育児書なども、そのようなタイトルのものが多数あります。 人前で叱るのははばかられる、なんていうママもおられるそうです。 私は、プラスの言葉掛けがうまくないため、 ついつい「できていないこと」に視点が向きがちで、 それを補うために、「ほめる」ことを思い出す、というような感じでした。 ある方に 「ほめる」と「認める」は違うのよ、と教わり、 目から鱗が落ちました。

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    • 「ただいま」の声と表情

      小3の娘Tが学校から帰宅した。 「たたいま…」顔を見ると、泣きべその一歩手前の顔をしている。 「おかえり。どうかしたの?」 「なんでもないよ」 ドアを手荒に開け、いつもは大切に扱うランドセルを投げるように置く。 手を洗いうがいをし、ソファに座り込んだ。 「お昼できてるよ、食べよう」 「まだお腹空いてない」 そんなわけはない。午前中のみ授業で、給食はなかったのだ。 私も隣に座って、彼女を膝に乗せ、抱きしめた。 すると、しくしく泣きながら、 「先生ひどいんだよ!普通3位まで賞

      • 狭くて広い日本

        東日本大震災から5年。 あの日、東京は交通網も、流通も麻痺し、すぐに生鮮食品が手に入らなくなった。 原発事故の影響で、停電にもなった。 その20日後、私は子どもたちを連れて、名古屋にある実家に帰省した。 新幹線で名古屋駅に降り立った瞬間の空気の違いをいまだに表現できない。 たった1時間半電車に揺られただけなのに、別の国かと思った。 街の明るさも、デパートのショーウインドウも、スーパーの品揃えも、テレビから流れてくる内容も、地方紙の見出しも。 そして当然、そこから

        • 幼児のいる家庭の休日の過ごし方の話

          過去のブログを焼き直したものを有料マガジン「こんなふうに子育てしてきました」にまとめています。 私自身や内容に対するご意見、ご要望に関してはすべてありがたく承りますが、それ以外に関するご意見を頂戴しても私にはして差し上げられることがありません。 その部分に関する了承の意味を込めて、100円の値段を付けています。 今後、少しずつ記事は増えますが、現在は最初の100円ですべて読めます。 すでに有料記事を個別で買って下さった方にはお詫び申し上げます。 その他、編集方針はこ

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        • こんなふうに子育てしてきました
          6本
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        記事

          編集方針(2016/3/10)

          今後の予定も含めてお知らせします。 随時変更の予定がありますので、ご了承ください。 日々のつぶやき的なもの  無料 マガジン 「こうやって子育てしてきました」 有料定額(100円) 途中までどなたでもお読みいただけるように設定するには、一記事ごとに課金にせねばならないので、わかりにくい設定となっております。 継続してお読みいただける場合には、マガジンをご購読ください。 今後の予定マガジン「こうやって子育てしてきました」 記事数がまとまり次第、値上げ予定。 記事

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          ぼやけた記憶と鮮やかな感動

          過去のブログを焼き直したものを有料マガジン「こんなふうに子育てしてきました」にまとめています。 私自身や内容に対するご意見、ご要望に関してはすべてありがたく承りますが、それ以外に関するご意見を頂戴しても私にはして差し上げられることがありません。 その部分に関する了承の意味を込めて、100円の値段を付けています。 今後、少しずつ記事は増えますが、最初の100円ですべて読めます。 すでに有料記事を個別で買って下さった方にはお詫び申し上げます。 *************

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          お薦めは第一子尊重主義

          過去のブログを焼き直したものを有料マガジン「こんなふうに子育てしてきました」にまとめています。 私自身や内容に対するご意見、ご要望に関してはすべてありがたく承りますが、それ以外に関するご意見を頂戴しても私にはして差し上げられることがありません。 その部分に関する了承の意味を込めて、100円の値段を付けています。 今後、少しずつ記事は増えますが、最初の100円ですべて読めます。 すでに有料記事を個別で買って下さった方にはお詫び申し上げます。 *************

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          それは躾じゃなくて意地悪

          初めての赤ちゃんが生まれて半年が経過して、 ハイハイしたり、立ったり、つたい歩きをするようになった友人から連絡が来た。 「毎日、イタズラばっかで困る」と<イタズラされました画像>付きで。 もともと夫婦ともにインテリアをいじるのが趣味で、 雑誌に出たり、自宅を撮ってInstagramで公開してフォロワーたくさん、という人たちで、 「見て楽しむ」「おしゃれな」空間が広がっていた。 だか、0歳児にそんなことが理解できるはずもない。 低い位置に置かれたオブジェは倒され、 いい感

          それは躾じゃなくて意地悪

          ひとつのモノを、どう言い表しますか?

          幼児期の子どもと向き合っていると、いかに自分の好みや思考回路が 偏っているかを思い知らされる。 そこにあるひとつの○○を指すのにも 「赤い○○とってちょうだい?」 「四角い○○とってちょうだい?」 「テーブルの上の○○とってちょうだい?」 「それとってちょうだい?」 このくらいのバリエーションはある。 こういうときはたいがい無意識なので、自分が重要視している情報でものを言っている。 まだ3語文くらいの、よそのお子さんと話すと感じるが、 うちの子に通じること

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          5年の経過に想う

          5年前に書いたものを久しぶりに読み返して ちょっと手を加えれば、読める程度にはなるだろう、と たかをくくっていたことが、甘かったことを知る。 壁、というよりは、4mくらいのフェンスが目の前に現れた感じ。 向こう側も見えるし、登り方もわからなくはないけれど、 高いところ怖いし、落ちたら大怪我するなぁと、尻込みしたい気分。 たぶんやるけど。 昨日の「バスで居合わせた中学生の話」は、5年半前で、当時、息子は小5。 中学生の考えていることは未知の世界だったが、今ではと

          5年の経過に想う

          noteを始めるにあたって

          2010年秋から2015年春まで、ひとつの目的があって 主に子育てに関することのブログをほぼ毎日書いていました。 ところがある日突然継続が叶わなくなり、放置していましたが 中途半端なまま捨て置くには忍びなく、ずっと気になっていました。 どこかに、匿名で、こちらに許可を仰ぐこと無く、でも 完全なる不特定多数でない、読みたい人だけ読んでもらえる場はないものかと探していたところに、このnoteという場所を知りました。 他人様からお金をいただくほどのものではないことは重々

          noteを始めるにあたって

          もし、性的被害にあったら親に言える?

          バスの中で、中学生と思しき女の子2人がおしゃべりしていたのですが、 どうも会話の流れから、つい今しがたふたりで乗っていた電車内で 片方の子(仮にAちゃん)が痴漢にあったらしい。 Aちゃんは初めてそういった目にあったようで、内心動揺しているものの、 「このくらいなんてことないわ」と表向きはBちゃんに対して、 でも本当は自分に向けて言い聞かせているような雰囲気でした。 もう1人のBちゃんは、友人がいやな目に遭っていることに気がつかなかった様子。

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          身近にロールモデルがあることの意義

          一昨日のピアノ発表会は、お教室として20回目の発表会でした。 現在高1の息子がお世話になってから9年。小4の娘は当時、ハイハイをしていました。 個人で教わるものなので、他のお弟子さんに会うのは、発表会の時くらいなものですが、 それでもお互いに影響は受けていることが見て取れて面白いです。

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