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仕事なんですか?の解答が職種なのビミョー説

自分の仕事を説明するときに、「マーケターやってます」と職種で語るのはビミョーだと思うですよね。それ仕事じゃなくて、職種じゃんと。同じく職業で語るのも違和感があります。

職種=活動内容
職業=事業内容

その仕事の深層要因とは

仕事をする主な理由は、狙った相手に適切に喜んでもらい、そこから対価を得ることでしょう。言い換えれば、価値を提供することが仕事なわけです。つまり自分の仕事を説明するなら、職種ではなくどんな価値提供をしているかを答えるのが良い答えです。

たとえば、

お客さんの自宅を過ごしやすいようにデザインして喜ばれるのが仕事です。インテリアデザイナーですね。

みたいな伝え方が理想。価値と職種はセットであるべきです。じゃないと行っている仕事を適切に把握できません。

仕事で提供したいその価値が、その仕事の深層要因(理由)であり、職種が、その仕事の表層要因(やり方)なのだと考えています。

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図にするとこんなイメージでして、価値という土台の上に職種や職業があります。

職種や職業にこだわる無意味さ

上の話に納得できたのであれば、職種や職業にこだわった仕事のやり方はビミョーだとわかります。なぜなら仕事をする目的が価値提供から遠ざかるからです。強いて言うなら、自分のことに焦点が行き過ぎているのです。

「マーケターになって結果を残したい」と考えることは悪いことではありません。しかしそれは表層要因の中での目標でしかなく、深層要因の目標を忘れてはいけないのです。

この状況は、サッカーで例えるとわかりやすいです。サッカーを行う深層要因は試合に勝つことで、表層要因はスキルを上げることだと仮定します。11人の選手の中にで1人、スキル上げることにこだわっている選手がいたとしましょう。彼は試合に勝つことに執着していません。

そんな選手が、試合でどんな活躍をしてくれるでしょうか。もしその選手が勝利と関係のないスキルを試合中に試したら他の選手は怒りますし、下手したら代えられてしまいますよね。大事なのは勝つことであり、そこに繋がっていないなら無意味だからです。

話をまとめると、仕事を尋ねられて職種を答える人は、深層要因をふだんから考えていない人なのだと仮定できます。つまりあまり仕事ができる人ではないのです。

読んでいただきありがとうございます。これからも読んでもらえるとうれしいです。