見出し画像

他者からのフィードバックをマインドフルに受け取る方法

フィードバックを受けるのはありがたいんですけど、自分にとって不都合なフィードバックは聞かないふりをしたくなりますよね。とは言いつつも、賞賛や批判を含めて適切にフィードバックを受け止めなければ、成長につながりません。

今回紹介するフレームワークは、そんな感情を上手に管理しつつありのままを受け止めるためのツールです。感情的な印象を減らし、マインドフルな印象を増やします。

フィードバックを4つの分類に分ける

フィードバック分析のやり方はカンタンで、

1.想定内なポジティブを書き出す
2.想定内なネガティブを書き出す
3.想定外なポジティブを書き出す
4.想定外なネガティブを書き出す

この順番にマトリクスを記入していきます。これが紹介する「フィードバック分析」です。

画像1

フィードバック分析の使用例

フィードバック
を活かせない人は、ネガティブな意見を正当化してしまったり、ネガティブな部分から目を背けたりしますよね。まぁその気持ちはわかるんですけど、それをすると本来できるはずの成長ができなくなります。

ですのでフィードバック分析を行うことで、耳が痛いフィードバックでもきっちり受け止めやすくなります。

ここではフィードバックの具体的な記入例をもとに使い方を説明しています。

画像2

例えば、社内でプレゼンをした社会人のフィードバックを例に取ってみます。

想定内でポジティブなでは、自分でも気づいているポジティブな側面をこのエリアに書き込んでいきます。書くコツとしては、褒められた内容だけでなく、自分の感想や改善点など追記しておくと記憶に残りやすいです。

想定内でネガティブでは、自分でも気づいている欠点をフィードバックされた場合に、このエリアに書き込んでいきます。ネガティブな部分なので、そのフィードバックをもとにどのような対策が練れるかを考えてみましょう。

想定外でポジティブでは、自分では全く予想していなかったフィードバックをこのエリアに書き込んでいきます。予想外だった理由やその能力をもっと伸ばすにはどうすればいいかを考えてみましょう。

想定外でネガティブでは、想定しなかった批判を受けたときに、このエリアに書き込んでいきます。なぜそのような批判を受けたのか、そしてその批判を改善するにはどうすればいいかを考えてみましょう。

受けたフィードバックに対してマトリクスで4分割することで、内容を細かく分類分けし、対策が練りやすくなります。例えるなら、色んな味が混ざったジュースをそれぞれの味のみのジュースに摘出するイメージですね。どんな味が合わさっていたのかわかるので理解が進むでしょう。

まとめ

「なんかうまくいかないなぁ」ってときは、「フィードバック分析」を使って考えを深めるようにしています。良い点も悪い点もわかるんで使い勝手がいいんですよね。仮説も立てやすい。

余談ですけど、このフレームワークは応用範囲が広いんで、YouTubeのブックレビューでも使用しています。本来の使い方とちょっと違うんですけど、本を読んだフィードバックをする上でも最適です。

動画解説を今すぐ観る↓↓↓

マインドフルな姿勢を育む「フィードバック分析」フレームワークの解説


読んでいただきありがとうございます。これからも読んでもらえるとうれしいです。