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どうやって相手の理解度をかんたんに測る問いができのか

Twitterのバズリツイートまとめを読んでたら、相手の理解度を知る質問のヒントが書かれていたのでメモ。

ちょっとした一工夫で、同じ質問でも違う印象になりますね。

実際のツイート

本当にちょっとしたことなんだけど、昔、家庭教師のバイト経験から、子の勉強を教えるときに少しだけ聞き方を工夫している。それは
「どこがわからないの?」
ではなく
「どこまでわかってる?」
と聞くこと。
親も理解度を正しく把握できて
子も怒られたと勘違いしない。
うちの子にはこれがきく。

思考の整理と言語化を一気に行える

話し手の意図は、聞き手がどこにいるかを理解することです。しかし聞き手は道に迷っている状態ですから、「どこがわからないの?」と聞かれてスラスラ説明するのはむずかしいでしょう。自分の現在地がわからずメタ認知も行えないから、聞き手は困っているわけで。

1.いまどこにいるかわからない
2.どの方向に行けばいいかわからない

まず話し手は、聞き手のこの2つの悩みを解消する必要があります。聞き手が目指す方向か、話し手が望む方向へアシストするのが大事。

であれば、「どこがわからないの?」と質問して現在地や行きたい方向を聞き出すのはナンセンス。

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必要なのは「どこまでわかってるの?」でわかる聞き手の現在地や進める方向を話し手が認識すること。この質問をすれば、聞き手は今までの考えを整理し始めますし、その内容を言葉で伝えてくれます。

その内容を聞けば、聞き手は何を助言すればいいかわかりますよね。

聞き手のメンタルも安定する

引用したツイートでもおっしゃられてますけど、「どこがわからないの?」と聞かれると、緊張感でストレスが発生しがちになるんですよね。質問の圧迫感というか、「怒られたくない!」ってスイッチが入りがち。

俗に言う「闘争・逃走反応」ってやつですかね。責められてるように感じて、自分の意見が言いにくくなる。

その点、「どこまでわかってるの?」はノンストレスで前進しやすそうですよね。実際にこの質問を受けたら、圧迫感はほとんど感じないはず。

「前にも教えたよね」もビミョー

余談ですが、「前にも教えたよね」って言葉も聞き手に圧力を与えがち。1度教えたらマスターできるほうが稀で、むしろ「前にも教えたよね」を何度も言わせる教え方がビミョーですな。

実際は同じ内容でも3回は説明したほうが良いと思ってます。

もし自分が話し手で教える立場であれば、以下の3ステップは通します。

1.教えたい内容をただ見てもらう
2.教えたい内容をメモを取りながら見てもらう
3.教えた内容のメモを使って、聞き手にやってもらう

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「知識→理解→応用」と人間は順序立てて物事を考えていくわけですから、知識だけ覚えさせてすぐに応用させるのはダメですね。

まとめ

教える/教えられる構図が、すべてこのやり方で完結するわけではありませんが、「どこがわからないの?」と聞く機会は激減するのではないでしょうか。相手を知り、相手の行きたい場所まで連れて行く。それが「教える」だと思います。

ぼくもちゃんと実践しなくては。


読んでいただきありがとうございます。これからも読んでもらえるとうれしいです。