見出し画像

主体的な姿勢とはアレの数と質で決まる説ある

会社の求人を見ていると、「主体的な人がほしい」との要望が多いですけど、そもそも主体的な人間てどういうことなんでしょう。どこをどう判断すると主体性があるとわかるのか、言語化ができてませんでした。

ただ最近は、主体性と言うのは自分で考えてポジションを取れるかであり、その性質を判断するにはある行動に着目すればいいんじゃないかなと思うようになりました。そのある行動について説明していきます。

主体性のある「提案」の仕方

例えば会社の上司に何か伝えることがあった場面、伝え方には大きく2つあります。

1.〇〇さんから△△だという情報がありました
2.こういう意見が〇〇さんからあるみたいです。自分は□□だと思いますど、Aさんはどう思いますか

1はただただ伝言ゲームのように伝えいるだけ。言い換えればbotのような役割です。

後者のやっているのは、価値の提案です。「自分はこう思いますど」が入るのと入らないのでは、全然意味が違ってくるんですよね。

ぼくは後者こそ、主体性を発揮した1例だと考えています。やっていることは大きく2つ。

1.自分で考えている
2.ポジションを取っている

この2つを上手に使える人こそ、主体性のある人なのではないかと。そしてこの2つを1度に確認できるのが、提案。

ポジションを取りつつ自分の考えを伝えられるか

主体的な提案を具体的な言葉で言い換えると、「自分のポジションを取りつつ自分の考えを主張できるか」になります。

というのも、ただ考えだけを言うのはググれば参考になる情報は溢れてますし、ポジションを取るだけならテキトーにだれかと同調できるでしょう。ただし両方を合わせて使うとなると、自分で判断して行動する必要が生まれてくるのです。

たとえば会社で「AとB、どっちを選ぶべきだろう」という決断が目的の会議があったとしましょう。ここで何も話さずに話を聞いている人は、主体性を持っているとは言い難いです。

先程の說明を参考にするならば、「わたしはAだと思います。というのも〇〇だからです。いかがでしょう」のような主張ができなければいけないのです。もちろんこのようなポジションを取ると、批判を食らう場合もあります。自分が間違っていたと自覚しなければいけない場面も出てくるでしょう。

ただしそれを怖がっているようでは、主体性などいつまで経っても身につかないのではないでしょうか。自分の頭で考えてポジションを取ることが大事なのであり、その結果が良いか悪いかはまた別の話。失敗を怖がるとポジション取りを避けるようになるので、自然と主体性は身につかなくなります。

主体性は技術だから磨いていけばいい

ここまでで主体性を判断する要素と行動について說明しました。ぼくはこの仮設から、その人の主体性を提案の質と数で確認するようにしてます。

ただ気をつけたいのは、「主体性が低いからこの人はだめな人だ」という考え方を優先にしないことです。

今までの説明から考えるに、主体性は生まれ持った資質なのではなくただの技術です。習得しようとすればだれでもできるもの。ですから現状主体性が低くても何も問題ない。

会社の例で言えばマネジメント層とは、部下の主体性を鍛える役割も担っているので、そこを最初から求めるのは職務放棄に近い気がしています。もちろん最初から持っていてくれれば嬉しい限りですけど、そこはまた別の話なのだろうなぁと。

ということで、これからもコツコツ主体性をきたえられればな〜と思う次第。

読んでいただきありがとうございます。これからも読んでもらえるとうれしいです。