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他者の創造力を高めるなら小学生にもできるアレをしてあげよ!な話

ポジティブな体質になろうぜ!と主張する本、「幸福優位7つの法則」で他人のクリエイティビティを高める簡単な方法が載っていたので紹介します。だれでも手軽にできるわりに強力なのでおすすめ。

幸福感が能力に大きな影響を与えてるよ!という主張がよく理解できます。

ポジティブ感情は医師の診断に影響を与えるのか?

タイトルに書いてある方法を説明する前に、なぜキャンディーをあげると能力が上がるのか説明するため、とある実験の話をします。

まず優秀な医者たちを集めて3つのグループに分けます。その医者たちを使って、「医者はなにをすると正しい診断ができるの?」を調べました。医者の診断は創造力や問題解決能力が求められるので、その能力を上げる方法を調べたわけですね。

以下が3つのグループ。

1.意図的に幸福度をあげたグループ

2.事前に学習させたグループ

3.とくになにもしないグループ

学者さんの予想通り、1と2を行ったグループの医者は、3と比べて正しい診断ができたようです。具体的な効果は、3のグループより2倍も生産性が高かったんだとか。つまり、創造力や問題解決能力を発揮したのです。

ここまでは誰でもイメージが付くでしょう。ここからが興味深い話で、1のグループに行った「意図的に幸福度をあげた行為」がおもしろいのです。

診断前にキャンディーを1つあげるだけ

幸福感と言っても、お金をもらうでも、誰かにほめられるでもなく、キャンディーを1個もらうだけ。(実際にキャンディーは食べてません)キャンディーをもらう小さな幸福感だけでも、対象の医者は有能になり診察の質も上がったのです。

この話にはいくつか大事な要素が見えてきます。お医者さんの診断の前には、キャンディーを1個あげるべし、です。

そしてもう1つ。わずかな幸福感が当事者の能力を引き上げるのであれば、他人に幸福感を与える習慣を身につけるべきなのです。

キャンディーをもらったらうれしいように、褒められたら誇らしくなりますすし、感謝されたら気持ちいいですよね。他人が喜んでくれたり楽しんでくれたりする効果は、幸福感を抱いてる本人や抱かせた相手が考えるよりも、重要な役割を担っているわけです。

もちろん幸福感の定義は個人によりけりですし、環境や文脈によっても感じ方はそれぞれでしょう。しかし、相手を喜ばせる工夫は忘れてはいけないのです。

まとめ

この話からは貴重な教訓が読み取れます。昇給や給与UP、社会的な貢献だけでなく、キャンディー1つ上げるだけでもエネルギーは増幅する。つまり、もっと感情の変化に焦点をあてたほうが生産性は高まるのです。

ちょっとした幸福感でも、当事者の能力は上がっていくわけですから、日頃から周りを喜ばせるクセは付けておきたいところですね。

第一歩として、キャンディーを箱買いしましょうか。笑


読んでいただきありがとうございます。これからも読んでもらえるとうれしいです。