学んだ知識を最速で自分の血肉にするための王道パターンがこちら
たくさん勉強して学習を続けていきたい人が知るべきフレームワークとして、「思考の6段階モデル」が挙げられます。
教育学者のベンジャミン・ブルーム博士が提唱しており、「この6段階に沿ってスキルを磨こう!」と主張しているフレームワーク。
ぼくも最近知ったフレームワークなんですけど、言われてみれば自然とこの流れを沿っていた気もするんで、概要を説明します。
思考の6つの階段
階段形式になっているのが特徴で、「知識→理解→応用→分析→結合→評価」この順番を通して思考が行われる前提があります。
ゲームのランクアップに似ていて、1つ1つレベルを上げないと次のステージに進めないイメージです。たしかに知識がないのに理解はできないし、理解していない知識を分析できないですよね。
「サッカーの初心者が上手になるまで」をたとえに、1つ1つの階段を説明していきます。
1.知識(サッカーのルールややり方を学ぶ)
サッカーとは何かをまず知るフェーズです。ボールを蹴れば始められるシンプルなスポーツですけど、深めていこうと思えば事実の認識は必須でしょう。
2.理解(得た知識を言語化、視覚化する)
サッカーとはなにか?をざっくりでいいので、誰かに説明してみるフェーズです。説明が大事なのではなく、理解ができているかを把握するのが目的です。大事な要素が抜けていなければOK。
3.応用(実際に学んだことを活かしてボールを蹴ってみる)
「サッカーってそうやるんだ!」を学んだら、実際に応用も兼ねてサッカーを体験してみるフェーズ。理解した知識を応用して行動すると、足りない知識や理解、練習がわかるはず。
4.分析(どこに問題があり、何を改善するか仮説を立てる)
応用を続けていくうちに、1連の流れを頭の中でイメージするフェーズ。PDCAを高速で回していく段階と考えるとわかりやすいでしょう。仮説がたくさん生まれて、1つずつ検証していきます。
5.結合(最初に持っていた仮説を再定義する)
応用と分析で得た知識や理解を最初に得た知識や自分の経験と統合して考えるフェーズです。サッカーで言えば、「このプレーは〇〇に似ていて、こうすればうまくいきそうだな」のように、言語化のレベルが上っていく段階です。
6.評価(何が正しくて何が間違っているか決める)
1〜5を繰り返していけば、自然と評価軸もハッキリしてきます。自分の行動を振り返るフェーズです。自分に必要なスキルや仮説を自分で判断できる段階とも言えます。
どこで思考が止まっているのか?
6つの思考プロセスは、分類すると「この順番を守ろうぜ」と言っているので、自分がどこに問題があるかを発見しやすくするメリットがあります。
①事実を理解する
②理解を再解釈する
③解釈を自分の頭で判断する
このフレームワークを知っていれば、知識ばかり集めてもダメですし、分析ばかりしていてもダメなのがわかります。その対象に合わせたバランスの良い鍛え方をしなければいけないのです。
このステップがわかると、フレームワークが有益な理由やアウトプット主体で行動する理由もわかってきます。ほとんどの人は、「事実を理解する」で止まっちゃう傾向にあるっぽいんですよね。
ぼくも人のことは言えないんですけど、思考を止めずに一連の流れは積んでおくだけでも、人生の質は上がっていきそうな予感がします。
まとめ
このフレームワークは思考するときはいつでも使えるフレームワークですので、日頃から習慣にできるほど落とし込めるとすばらしいですね。過去の経験を思い出せば、このフローを通ってる体験がかならずあると思うんで振り返ってみるのがオススメ。
思考が早い人、頭の切れる人は、このフレームワークを高速で回している印象があります。
ぼくも早くそっち側へ行きたいですなぁ。
動画の解説もどうぞ〜
読んでいただきありがとうございます。これからも読んでもらえるとうれしいです。