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緊急提言!厚木市役所跡地活用案「むやみにデカい風呂を建てる」 (杉本健太郎+山賊ふみまろ)『暇』2023年7月号

現在の厚木市役所の本庁舎は1971年開所。そして約半世紀の歴史を経てその役割を終えようとしています。市は2025年度に市役所庁舎を含む複合施設をバスセンター横の「中町2-2地区」に整備する計画を進めています。そこでいまわれわれが提起したいのは、移転後の本庁舎の跡地活用において市民や市外からの来訪者がゆとりと潤いのある時間を過ごすための大きめの風呂(公衆浴場)を建てるべきだという構想です。子供から高齢者まで誰しもが丸裸になる平等を具現化するコミュニケーションの場として、また外国人旅行者が七沢や飯山の温泉に行く前にひとっ風呂やってみるホスピタリティとして公共施設としての「デカい風呂」を要望します。

やはり厚木は風呂を中心とする街であるという地理的歴史的事実は重要で、七沢温泉・飯山温泉ともに江戸時代末期から湯治場として知られている地。都内から意外と近い隠れ家的な温泉地のイキフンを確認する必要があります。
さて、このことを一言で言うならわれわれは誰しもが「丸裸になる平等」をやれる可能性を秘めているということです。24時間風呂に入っているような意識で日々の暮らしを営む、「歓待の態度をやる」と言い換えてもよいでしょう。風呂に入る→風呂をやる→風呂になる→完全な風呂になる。こうして人類の進化のプロセスは風呂に向かっています。進化に逆行はありません。


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