2018年を振り返って
2018年は色々なことにチャレンジした1年でした。会社としても個人としても、技術としても精神としても……学びの多かった年だと思います。どんなことをやってきたかと、来年の抱負について簡単にまとめます。
目次
* デザイン組織作り
* デザインスキル
* 新規サービスの立ち上げ
* コミュニケーション
* 想像もしていなかったこと
* 来年の抱負
デザイン組織作り
2017年12月25日に会社の経営会議に参加したのを覚えています。文脈は色々あるのですが、デザイナーは何をやりたいか?どうやって会社に貢献したいか?などを話しました。
そして会社では初めてのデザイナーだけの組織が誕生。クリエイティブ戦略部と言います。1年間で次々と新しい取り組みに挑戦しました。
この話は今年の12月15日にWCAN 2018 Winterでもお話しました。登壇したときのスライドを全て公開していますので、よろしければこちらの記事も見てください。
デザインスキル
美しいグラフィックを作る力……のようなものは、正直そこまで伸びていないかなと思います。それよりはむしろ、低精度だけど意味は伝わるプロトタイプをたくさん作っては改善することを重視していました。最近のデザイン系の記事でもよく見る動きかな?と思っています。
メンバー間で色々話しているとき、多分みんな頭の中で想像しているものはちょっとずつ違うはず。そのときに、その場でひとまずのプロトタイプを作る。みんなで共通のモノを見ながら触りながら議論をすることって、とても機能的だなと感じたのが今年のことです。
そういった実感があったので、ライブデザイン的な訓練は結構していました。一番スピードが出せたときだと30分でロゴを3つ完成させたときでしょうか。こだわり抜いたものじゃないけど、どういう方向性でいきたいかを話すのには十分役立ったかと思います。
新規サービスの立ち上げ
6月から取り組んでいたプロダクトで、すまいうるという不動産売却に関わるサービスを立ち上げました。
実はこれまで、弊社ではサービス全体の戦略を考える時期からデザイナーが参加することはありませんでした。しかし先ほど書いたデザイン組織としての取り組みの一環として初めからずっと自分も参加しています。
また、グラフィック作成もコーディングもデザイナーは自分1人で担当。まだ新卒2年目の自分にこれだけの裁量を与えてもらえたことはとても感謝しています。
ローンチしてから日が浅いので機能やコンテンツがまだ少ないですが、これからどんどん成長させていきます。
コミュニケーション
心理的安全性という言葉をご存知でしょうか?詳しく紹介されている記事のリンクを貼っておきますので、聞いたことがなくて知りたい方はどうぞ。
自分は他人にとっての心理的安全性を確保するのが苦手です。新卒1年目の振り返りのときにも書きました……。
チーム制作の中で、自分だけが頑張ってどうにかできる範囲は広くないと思います。成果を最大化させるためにもチーム力を発揮する必要があり、自分の発言や態度がネックになってしまうのは良くないと危機感を持ちました。
そういった背景があって、主には言葉選びに気を配るようになりました。素のままで発しそうになった言葉を一旦こらえて咀嚼、良い言い回しにできないか考える……など。意識し始めのうちは何も喋れなくなってしまいましたが、最近は少しはマシになってきていると思います。とはいっても、改善度は6-7割でしょうか……。
想像もしていなかったこと
Slackで坪田さんにメンターをしていただく、GoodpatchさんのDesigners Gymに一期生として参加させていただく、先ほど書いたようにWCANに登壇させていただく……。
全然想像もしていなかったことが多く起きた年でした。
色々と新しいことを始めると、自分の未熟さによく気づけます。最近は特にそれが多くて、まだまだ成長できる実感になっています。
技術にせよ考え方にせよ、「ちょっとすごい」どころではなく「全然手が届かない」レベルに触れると燃えます。最近自己分析をして思いましたが特に自分はそういうタイプのようです。
来年の抱負
個人としては「ユーザーや社会をもっと見る」
会社も含めてだと「更に強固なデザイン組織を作る」です。
ユーザーや社会をもっと見るというのは、まだまだ全然見れていないと最近強く感じるからです。なんとなく綺麗にスタイリングされただけのものを作っても、誰かを幸せにすることもできなければお金を生み出せもしない。そんな実感があります。
誰に/どこにどんな悩みや希望があって、それを形にするにはどうしたら良いのか?ということをもっと考えて実行できる1年にしたいです。
更に強固なデザイン組織を作るのは、今年から引き続きのチャレンジです。やりたかったけどやれなかったことなどがたくさんあります。どこまでいってもゴールは存在しないと思いますが、それも「これが今の自分たちのベストだ。これ以上はない。」と言えて周りからもそう思われるような組織にしていきたいです。
最後まで読んでいただいてありがとうございます!