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#J 私なりの「恋の病」

毎週月曜日は恋愛系統の記事を書くことにしており、今回は先々週の話の続きをしようと思う。前の話からの続きになるので前回を確認していない方は以下のリンクを参照してほしい。


前回は、なぜ恋の病と言うのかなどを書いていたらいつの間にか文字数が言ってしまい、肝心の恋の病の効果について書くことができなかった。よって、今回は恋の病の私なりの病状について書こうと思う。

態度が変わる

まず挙げられるのは態度が変わる点である。私も昔、文芸部に所属していた時代に短歌を書いていたのだが「クラス替えの時に、自分のクラスの次につい想い人のクラスまで確認してしまう」みたいな恋愛の歌を書いたときもあったのだがやはりその時にも態度が変わったことが伺える。視線や、対人技能の変化という見た目での変化があることはもちろんだが、内面での態度も変容する。私は結構他の人に対して攻撃的な性格をしていたような気がするが、恋愛をしたときは相手に対しての思いやりなどをよく考えるようになり、少し丸くなったというか社会的になったような気がする。
このように、態度が変わるのももちろんであるが性格すらも変えてしまうのである。前も述べたように、自分のことだけを考えずに他人のことを考えることにリソースが割かれるため、とても外からも、内からも自分の姿が変わっていく様子に驚いている。今でも。

対人関係が不安定になる

この表題を読んだ方の中で恋愛をするのだから、対人関係は安定するのではないかと思う方もいると思うが、私は逆に対人関係が不安定になった。
まず、恋愛をするということはものすごく時間・心理・身体的にとても労力のかかる行為である。恋愛をするということは、今まで行ってきたことの時間などを減らしてしまう。私の場合、寝る時間はとても遅くなったし、今まで速攻で返していたLINEも想い人以外に返すのがとても遅くなってしまった。そんな感じで、得るということは何かを失うということである。友人が誘ってくれたご飯に対しても行きづらくなり、今まで遊んでいた異性の友達についても若干躊躇するようになるし、私の場合は、友人関係がまあまあ不安定になったと思う。

自分の良いところが分かる

病ということでデメリットの方向で記事を書いてきたが、もちろんメリットもある。まずは、自分の良いところが分かることである。自分の良いところについて相手から教えてもらう、というのは意外とない。例えば、友達という関係だったとしても友人を誉めるという機会などほとんどないだろう。「〇〇くん、こういうとこできていいよなぁ」って言っている人は大体羨ましいか妬ましい感情だと思うが、割とそういう感情は本人には伝わらない。
逆に、恋人で会ったら自分の良いところは「好きなポイント」として言われる。どんなときに使えるかと言うと、友人の会話でも「△△ちゃんってこういうとこかわいいんだよね」みたいに惚気話として使えるし、本人に対しても「〇〇くんって、こういうとこかっこいいね」と言うことで相手の興味を惹きつける魅力があるのである。どちらの場合についても、友人関係であるより好きなポイントとして伝わりやすいというのは自分の良いところが分かるという点でメリットと言える。
また、自分を客観的に見るという点でも自分の良いところが分かってくることもある。私の場合は自己肯定感があまりなかったので「これはわかってくれただろうか…」とか、「△△して、にこってしてくれたから成功したな」みたいな要領で自分を振り返ることがよくある。このように、大切な人だからこそ、しっかり自分の行動についてフィードバックをよくしていたので、客観的に自分を見ようとすることから、自分の良い点が分かるのかなと考えた。

様々な見方が変わる

以上のように、恋愛をすると色々変わる。これ以外にも、人を信用することの大切さなど、人の見方も結構変わりましたし様々な見方が変わった。ただ、この見方は(今のところは)決して戻りません。絶頂期には想い人以外は全員付き合えんわ~とか思っていたものだし、キツく言えなくなったことで自分にとって不利な方に持っていかれたことがあったりして、自分の中でも価値観が本当に変わってしまったなと後悔することもあった。
ただ、人が変わるということは決しておかしくはないことを最後に言っておきたい。人は、様々なものに影響されて、行動を変えて、様々な行き止まりにおろおろしながらもよりよい方向に選択をしていく生き物である。だから、考えが変わった、行動が変わったことに対して変わってしまったことに後悔を少ししながらも、そんなもんなんだよなぁという気概で今日を生きている。

んや、けど失ってから戻らないってきついけどなぁ…

今週はここまで。また来週。