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#34 記憶との付き合いかた

前回は、自分ってすぐものを覚えられないし、いろいろ怒られたりはするんだけど、高校とか中学校の長期記憶はちょびっとあったり、感覚といういわば反射みたいな体が覚えている記憶ってあるよなぁって話でした。今回はその記憶との付き合い方についてちょっと書いていこうと思います。

…と言っているようにこの話は前回の続きです。前回の内容を見てからだとちょびっとわかりやすいのかもしれないので、先に読んでおくことをお勧めします。

自分の特性を見つける

じゃあその記憶との付き合い方をご紹介しますね!というわけではありません。まず、当然と言えば当然なのですが自分と他人が違うことをまず自覚しましょう。よく一流スターだとか、東大に通ってた人の記憶術とかよく売れていますが個人的には「いやそんな天才の本を見たとしても、自分とその書いた人とは違うのだからあまり意味ないだろ…」って思ったりするのです。もちろん参考として様々な知見を集めることは重要ですからそのような本を読むな!とまでは言えないですけどね。また、よく「〇〇の論文が~」って書いている人もいるのですが、あれも類型論という様々な人がおこなっている行動をまとめたものなので、科学的には正しいのですが果たしてあなたに適しているかという話は別だったりします。

なので、まずあなたがどんな記憶が向いてて、何が向いていないのかを理解することをお勧めします。短期記憶が向いているのか、長期記憶が向いているのか。まずそれを理解したほうがよさそうです。なのでそれを理解したうえで私なりの付き合い方を紹介してみようと思います。

用語(単語)を覚えるのをあきらめる

最近はテストとかそんなものがない限りは単語を覚えることを諦めました。語源とかいろいろあるのですが、私はどうも受け付けないな…と思うのです。

じゃあどうするかと言うと、その単語が何を主張したいのかという像をなんとなく把握しようと思ったのです。例えば、「成年後見人制度」という単語は覚えてなくても、「認知症とかになる前に、判断できる人を他に作ることができるんだったなぁ~」みたいなそんな感じで、用語という無機質な言葉の羅列を見るのではなく、その言葉から得られる知識を得ようみたいな感じです。実際、意味から単語を思い出すということは少ないし、センター試験とか生きていく上では単語よりも意味のほうが重要なのであんま覚えることもないよな~とか思ったりします。

ただ、言語は別です。例えば「傀儡」って普通はわからないじゃないですか。(私も最近クイズノックでたまたま出てきたので覚えてるだけなんですけど)言語は語源とか様々なアプローチ方法がありますが、結局は単語とか覚えていないと歯が立たないので私には向いていない分野なのだろうなぁと思います。しかし、こういう単語についてはググったりDeepLすればいいので知らないとしてもまぁ最悪どうにかなります。(もちろん覚えたほうがいいに越したことはないけど)

メモをとる

天才のお方は「メモをとるな!メモをとるくらいの情報なんて必要ないし、本当に必要な情報だったら覚えとるがな!」という言い方をしている方がいらっしゃいますが、あいにく私は必要な情報でさえ忘れてしまうし、そもそもメモを取ろうとする地点でそれが重要な話なのか理解ができないので私はメモを積極的に取るようにしています。特に、変なことがあったときのメモは、いざというときに役に立つことが多いです。メモを書いておくと「あのときどうしたんだっけ…」とあのときを想起することもできますし割と役に立ちます。

そして、メモを蓄積していって「これ重要な情報っぽいよなぁ」と様々な体験をするとわかってくると思います。そうなったら、「重要そうなことメモ」とか、引き継ぐときにいる「マニュアル」を作っておきます。そうすれば自分も重要な時にいるし、読むかもしれない相手にとってもわかりやすくなると思うので便利です。

自分の付き合い方を考える

まぁそんな感じで私は生活してきました。参考になったでしょうか。

先ほども言ったのですが、この本もこの記事も1つの考え方として見て自分はどうなんだろう、何が適しているんだろうと考えることが最も重要です。そして、それに適した方法を見つけましょう。そうすれば記憶と、自分と仲良く生活していけるのではないかなぁと思います。