闇覆う地で、輝く魂
「楽園の季節」で蝶のケープを手に入れてから、Skyでスクショを撮るのが楽しくなっております。
特に気に入ってるのは、捨てられた地での撮影。
暗く、寂しく、荒涼としたこの地方は、星の子の魂の輝きが一段と映える場所だと思っています。
初めて捨てられた地を訪れた時、暗くて不穏な雰囲気に興奮し、空を泳ぐ暗黒竜の恐ろしさに震え上がりました。
場所が解りづらくて助けられなかった精霊も居たし、光の蝶が舞う隠れ家(と思しい場所)の存在にも暫く気付きませんでした。
色々と苦労させられた分、私にとって捨てられた地での探索は印象深いものとなっています。
おまけ:蝶と魂について
蝶のケープが実装された際に思い出しましたが、世界各地には、蝶や蛾を魂そのもの或いは魂の運び手、人の死や死からの再生・復活の象徴と見立てる文化が存在します。
日本の場合、蝶や蛾は大和言葉で「ひむし」と呼ばれていました。「ひむし」の「ひ」は漢字で「霊」と表記され、魂・生命力を意味します。死者から抜けた「霊(ひ)」が蝶や蛾になったり、蝶や蛾が誰かの「霊(ひ)」を運んでいると信じられていたそうです。
古代ギリシャ・ローマの人々も蝶や蛾を死者の魂だと信じており、西洋絵画でも魂の象徴として蝶が描かれる事があります。
有名なのは「アモール(愛)とプシュケー(魂)の物語」を題材にした作品で、アモールと結ばれたプシュケーは蝶の翅を背中に生やした女神として描かれる事が多いです。
キリスト教に於いては幼虫→蛹→成虫の変化をイエス・キリストの復活の暗示とするんだとか。
そんな蝶を象ったケープは、空の王国に散らばる精霊達の魂や光の翼を運び、原罪での死と天空での再誕を繰り返して使命の旅を続ける星の子にピッタリなのかもしれませんね……