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子どもの「イヤイヤ」から学ぶ、顧客の心理的バリアの乗り越え方

私は寿司が大好物なのですが
5歳の息子はなかなか寿司を食べてくれません。

「寿司屋に行こう」
「お寿司食べないからやだ」
「・・・🥺」

そこで日頃マーケティングで使う3つの説得技法を使ってみました。

まずは、功利的説得を試みました。
「くら寿司ならフライドポテトが食べられるよ」
「いいよ」
「(やったー😊)」
相手のメリットを示すことで、心理的バリアを乗り越えることができます。

くら寿司に行けたのは良かったのですが
息子はうどんとフライドポテトしか食べません。
まぐろや海老には手を付けません。
どうやら、生の魚への抵抗感があるようです。

しばらく日が経ち、息子の保育園の友だちがいくらもマグロも海老もパクパク食べることが判明。
ここで、規律的説得を試してみました。
「お友だちはいくらを食べているよ。みんなが食べているものは、食べてみようね」
「ぼくも食べられるもん」
と自然に友だちと同じ行動をとるべきだという規範意識を刺激できました。

しかし、息子は食べてくれませんでした。
「(ナニ~~~🥺)」
という気持ちは隠しつつ、情緒的説得を試みることにしました。
「無理に食べなくても大丈夫だよ、でも、おいしいよ」
と笑顔で勧めると、息子はようやく手に取り食べました。

相手の心理的バリアを乗り越えるためには、状況に応じて功利的説得、規律的説得、情緒的説得を使い分けることが重要ですが、相手の状態を読み取ってそれに合わせる事が大事だなと思いました。

フライドポテトがないお寿司専門店に行けるのはいつになることやら😇

寄り添いつつも、心理的バリアを乗り越えていきたいと思います。

読者の皆さんも、ぜひ自身の経験を振り返ってみてください。
経験で得た学びは、きっとマーケティングの、ビジネスの課題解決のヒントになるはずです。

だって、にんげんだもの。

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