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親としての一貫性の大切さ

SNSの子どものしつけに関する投稿を見ていると、「やったけどこうなった」とか「やらないようにしてる」と言ってる人が、実際にはやっていない、あるいはやっているということがある。そういう投稿を見るたびに「おいおい」と突っ込みたくなる。まあ、似たようなことはSNS中毒の親の間だけではなく、教育現場でも頻繁に起こっているのだが。

親が言ってることとやってることが一致してないと、子どもが混乱するだけでなく、成長にも悪影響が出ることがある。もちろん、人間なのでブレること自体は仕方ない。大事なのは「どうやって一貫したいのか」を決めて、「どこでズレたのか」をちゃんと考えて、「どうやってズレを直すか」を考えることである。

この考え方は、メーガーの教育設計でよく言われる3つの質問に基づいていてただの受け売りなのだが、実際に役立つと思う。例えば、「子どもが行ける学校ならどこでもいい」と言いながら、「もっと上を目指してほしい」と勉強させようとする家庭は結構存在する。「どの学校でもいい」って言っておきながら、実際には特定の学校を目指すように仕向けていることになってしまう。

親としては、子どもに選択肢を与えたいと思う一方で、狙いが定まらない教育方針だと、結局最悪の結果を招くことがある。おすすめなのは、「自分が考える最低限のちょっと上」を目標に設定して、そのための小さなステップを積み重ねること。そして、子どもが目標を達成したときには、まずその努力をしっかりと認めることが大事。さらに上を目指せと煽るのではなく、現状維持で十分だと伝えることが大切なのである。子どもが自分からもっと頑張りたいと言い出したら、それをサポートする。それだけで十分である。

「一貫性を持つ」というのはなかなか簡単に出来ることではない。だが親がフラついてしまうと子どももフラついてしまうので、子どものためにはっきりとした道筋を提示するべきだ。

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