見出し画像

さよなら。

胸に小さな虚ろを抱いて
「さよなら」がやってきた。

引き摺った長い裾で
またね、や
いつかね、を払い退けて。

そして誰かの悲しみや
離れ離れになる手や
流した涙すら、
戸惑う事無く連れてゆく。


それが、「さよなら」。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?