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看護師から他職種へのキャリアチェンジ&おすすめの転職先6選

看護師は病棟やクリニック、訪問看護ステーションなど、日々さまざまな現場で働いています。
日々の業務の多忙さや目まぐるしさに疲労を感じている人が多い仕事でもあります。
それゆえに看護師たちの中には看護師として働くことが疲れてしまった、転職を検討している、という方も多いです。
しかし「看護師としての働いた経験しかない中で転職できるだろうか」「何をやったらいいのかわからない」「ほかにスキルもないからどうしよう」といった不安の声も聞こえます。
そんな方々のために今回看護師の他職種への転職の際のおすすめの転職先について紹介します。
このまま看護師として働き続けるべきだろうか、他の仕事にもチャレンジしてみたい、など自分自身のキャリアに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。

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■看護師の転職を検討する要因4選

まず看護師が転職を検討する理由について主なものを4つご紹介します。

• 病院の夜勤が多いなど過酷な勤務形態
• 上司との人間関係
• 身体的な不調、精神的な不調
• 結婚出産などのライフステージの変化
それぞれの理由について解説します。

病院の夜勤が多いなど過酷な勤務形態

看護師は勤務形態が多種多様ですが、多くの病棟で働く看護師が夜勤があります。
少なくても月に4回、多いと勤務形態にもよりますが8回程度の病院もあるのが現状です。体のためには無理をしたくないという方もいますが、給料のためには夜勤をしないと厳しいという点も問題です。

上司との人間関係

よくドラマなどで看護師や医者との複雑な人間関係を描いたものがあります。
実際にドラマのようになるのかというのは勤務先にもよるものの、人間関係にかなり気を遣う必要があるのは事実です。
看護師の職場の人間関係というのは独特な雰囲気があるので、その雰囲気から逃げ出すために転職したいという人もいます。

身体的な不調や精神的不調

これが特に多い看護師から離職する原因です。多忙ゆえに体や心の不調を訴える人が出ています。
腰や首などにヘルニアを患う方も肉体労働から多いです。
また精神的には前述した上司との関係などに疲弊することや、患者とのかかわりの中で疲労が蓄積してしまい精神的に不調になってしまったという方もいます。
その結果看護の職場から離れたいと思ってしまうのです。

結婚出産などのライフステージの変化

看護師でなくても結婚出産などで生活スタイルが大きく変わることが多いのが女性です。
看護師においては特に夜勤などの過酷な勤務形態は妊娠中や出産後は難しいと考え、転職される方も多いです。

■看護師からのおすすめの転職先6選

つぎに看護師がほかの職種へ転職する際におすすめの転職先をご紹介します。
今回は違う病棟やクリニック、施設への看護職への転職というよりは臨床現場から離れた就職先を紹介します。
たとえば、以下6つの転職先があります。
• 医療の知識を活かして健康電話相談業務
• 看護学生指導、養護教諭などの教育部門
• PCスキルを身に着ける!オフィスワークへの転職
• 看護師向けのキャリアアドバイザー
• 夜勤専従看護師
• WebライターやWebデザイナーなどのスキルを身に着け在宅ワークへ
それぞれ解説していきます。

医療の知識を生かして健康電話窓口業務

こちらは病棟などで身体疾患の患者を多く看護してきた方が向いています。
基本的には募集要項に臨床経験3~5年以上と提示のあるものがほとんどです。
働き方のイメージとしてはコールセンターが近いものです。
相談者から電話がかかってきて健康相談を受け、場合によっては病院受診を促します。
現場を離れたものの、看護師としての知識を活かし続けたいと考える方には向いている職種です。

看護学生指導、養護教諭などの教育部門

こちらは病棟での勤務時にプリセプターや実習生指導に関わっていた方に特におすすめです。
看護学校における看護学生指導、またこちらは保健師の資格が必要なところも多いですが、養護教諭として学校等で働くことです。
教えることが好きな方は教育面のスキルを活かしていくことも転職先として良いでしょう。
健康電話窓口業務同様に、臨床経験の中で培ってきた知識も活かし続けることができます。

PCスキルを身に着ける!オフィスワークへの転職

こちらは看護師としての道を離れたい方向けのものです。
パソコンを触るのが苦手でない方、もともとオフィスワークにあこがれていた方は一般事務などのオフィスワークへの転職もひとつの道です。
ですが基本的に看護師はパソコンスキルを身に着ける場がなく、素人同然のところから始まります。
そのため未経験という立場からの就職はなかなかうまくいかないこともあります。
もしオフィスワークへの転職を考えるのならば無期雇用派遣やアルバイトから事務職を始めてスキルを身に着けることを目標にしている方もいますので、そちらも視野にいれてみてください。

看護師向けのキャリアアドバイザー

看護師としてさまざまな臨床現場に転職を繰り返してきた方が自身の経験を活かして、ほかの看護師のキャリアにアドバイスをする仕事です。
転職する際に看護師向けの人材紹介会社を利用したり調べたりした経験がある方もいますので、イメージがつきやすいのではないでしょうか。
これもオフィスワークの一つでもあるので、一般的なビジネスマナーが必須です。

夜勤専従看護師

夜勤専従看護師という道もあります。
こちらは夜勤があまり苦ではない方や、体力のある男性の方におすすめです。
夜勤専従看護師とは、介護施設や病院などで夜勤のみのシフトで入り勤務する看護師のことです。
基本的には夜勤なので給料が高い傾向にあります。
また月の半分ほどしか勤務をしないので、月の前半に一気に働いて、後半は旅行にいったりして遊ぶ、という働き方もみられます。
また病棟などと兼ねて副業として働いている看護師もときどきみられます。
ただ夜勤は体調を崩しやすくなるため、自身の健康には気を付けて働く必要があります。

WebライターやWebデザイナーなどのスキルを身に着け在宅ワークへ

在宅ワークは身体的不調で出勤という形での勤務が難しかったり、家庭を持っており子供のためにも家にいたいという方におすすめです。
パソコンや知識があれば今はクラウドソーシングサイトも多数あるため、それらを利用して初心者でも業務を請け負うことができます。
またこれらはメインとしてではなく副業としても丁度よいです。
というのは空いた時間に進めることが可能なので、他のところで正社員として働きながらも副業としてこれらのスキルを身に着け、いずれ転職、という形をとる方もいます。

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■看護師に人気な副業

夜勤専従看護師や在宅での副業など後半に挙げた2種類は特に看護師でも副業としてやっている人が多い職種です。
他にも副業を許可している病院で働く看護師が、どんな副業をしているのかも詳しく紹介します。

イベントナースやツアーナース

イベントナースやツアーナースは看護の派遣紹介会社を通じて紹介してもらう形の仕事です。
どのような仕事内容かというと、スポーツ大会などのイベントや、修学旅行や旅行会社のツアーなどに添乗して緊急時に対応します。
中には特別養護学校の修学旅行や運動会などの場合もあるため、小児科や緊急対応の経験のある看護師がより望ましい仕事です。

医療系Webライター、エピソード執筆

医療系の知識を必要とする記事を書けるライターを探していたり、看護系サイトのコラムに経験談などを載せたいと考える企業もあります。
そういった方の力になれるのが看護師です。
これらも前述したように知識や実力が必要です。
看護師として働きながら副業として働きスキルを身に着けるのが良いでしょう。

株式投資や仮想通貨などの投資

一見投資というとハードルが高そうに見えますが、勉強したり知識を身に着けることで高額の利益を稼げるようになっていきます。
こちらも株の運用のしくみなどの必要な知識を手に入れてから行う必要があります。

家事代行、ベビーシッターなど日中の仕事

こちらは夜勤をやっている女性の看護師に人気です。
夜勤をやると昼間に時間がとれます。
そのため、日中仕事で出かけて家のことができない、子供の面倒をみれないという方のお手伝いをする仕事です。

アンケートモニター、覆面調査

なかなか時間はないけれど小銭稼ぎをしたいという程度の人におすすめな副業です。
大金を稼げるわけではないですが、携帯一つでアンケートに答えるだけでお金がもらえます。
またエステなどでリフレッシュしたいという人は覆面調査員としてエステなどのカウンセリングを受けに行って感想を記載するという仕事もあります。

モデルやインフルエンサー

容姿に自信がある方や、SNSの運用が得意な方はこれらの仕事をやっている方もいます。
ただ病棟での勤務と兼ねていたりすると、SNSを見ている患者さんがたまたま見つけてしまうことがあります。
そこから患者さんからのクレームが、ということにもなりかねませんので、注意してください。

■看護師が副業をする中での注意点

看護師の副業には医療系の知識や技術を活かせるものが多かったり、株式投資などの高額の副収入を狙えるものもあります。
そんな副業を行う中で気を付ける必要があることをいくつか紹介します。

副業禁止な職場かどうか確認が必要

看護師の副業は禁止されているところがほとんどです。
特に公務員の看護師は副業がNGです。
しっかりと自身の勤務先の就業規則等を確認してから行ってください。

確定申告など税の申告を忘れない

また確定申告も忘れずにしないと脱税行為ということになり罰せられてしまうので、課税基準などを把握し、税の申告も忘れずにしてください。

副業が本業に影響を及ぼしてしまう

お金を稼ぎたいがために副業を頑張りすぎて体調を崩してしまったり、本業を続けられなくなっては本末転倒です。
休みの日をある程度設けるなどしてください。
本業の仕事に影響が出ないように無理のない範囲で働いてくださいね。

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■まとめ

6つの看護師に向いている転職先を挙げてきました。
これらの中で自分に適性がある、意欲的にやってみたいと思えるものがあればチャレンジしてみてください。
特に紹介した中でやってみたいものがなくても、転職サイトに登録して情報収集をすることで新たな道が見えてくる可能性もあります。
基本的には看護師は看護師としての知識しかありません。
それは医療の専門家としては良いことですが、違う職種への転職と考えるとなかなか難しくなります。
そのため新たに資格を取得したり、知識や技術を身に着けるということも手段のひとつです。
WebデザインやWebライター、エンジニアなどさまざまな分野の仕事が今副業として人気を集めています。
それらの知識を働きながら副業として学び身に着け、転職に活かすのも一つのキャリアチェンジへの道です。
自身のキャリアを一度見つめなおしてみてくださいね。

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ここまでお読み頂きありがとうございました。
今回はキャリアを考える看護師向けの記事を書いてみました。
悩む看護師さんたちに少しでもお力になれたらと思っています。

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それでは今週一週間、皆さん無理なさらないようにすごしてくださいね。

Rena







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