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第二言語を学ぶ時に大切にしたい事

私は、短大時代から独学で英語を学んでいます。
これまで語学学校に通ったり、英語科等を専攻した経験はありません。

高校3年生のころ、進路を選ぶときに”英語が話せる保育士”になりたいと思い、どちらも学べる専門学校に進学しようかと考えましたが、通っていた塾の講師に短大のほうが学ぶ幅が広がるから、という理由で保育科の短大に進学しました。
正直のところ、幅が広がったかは疑問です。

講師は、専門学校だと専攻した科の講義しか受けられないから。大学だとその他の科の講義も受けられるから~、、、的な事を言っていましたが、私が通った短大は始めから時間割が決まっていたので、自分で選ぶという事は無かったので。

なので、英語は独学で学びました。私は沖縄に住んでおり、米軍基地も多いので、ネイティブと触れ合うという面では環境は凄く良いと思います。(米軍基地との関係は、また別記事で書こうと思います)

TOEICのスコアは、上場企業が一般社員に求める平均点数が600点らしいのですが、それ以上はあります。

・220点未満:コミュニケーションができるまでに至っていない
・220~465点:通常会話で最低限のコミュニケーションができる
・470~725点:日常生活のニーズを充足し、限定された範囲内では業務上のコミュニケーションができる
・730~855点:どんな状況でもコミュニケーションができる素地を備えている
・860~990点:Non-Nativeとして十分なコミュニケーションができる


短大卒業後は、インターナショナルプリスクール、在日米軍の方たちの住居も取り扱う不動産で働きました。

その不動産の社長(日本人男性で英語は話せました)が、凄い英語が話せない人を見下しているような感じで話すんですよ。

例えば、TOEICスコア600点です、と言うと
”これまで英語の勉強を頑張ってきたから700点まで取れたんだよね!凄いね!あ、600点だったか(笑)ははは(笑)”
とか、英文の契約書等を読んでいる際に少しつっかかったりすると、”え?分からない??”的な事を言ってきたり。

何だろう。私はこの社長と喋ると凄く馬鹿にされている気分になっていました。

第二言語を学ぶ大変さは自分も分かっているはずなのに、(まあ、社長のバックグラウンドは知らないので、どうやって言語を習得したのかは分かりませんが)何で学んでいる人の事を馬鹿にしているように話すんだろう。

自分も“伝えたい事を伝えられないもどかしさ”を経験してきているはずなのに、
いざ、伝えられるようになったら、その過程にいる人を見下す態度を取る。

なので、この人の前で英語を話すのがとても嫌でした。


その反対で、私がプリスクール時代に一緒に働いていたフィリピン人のスタッフは、私の英語をいつも褒めてくれていました。

彼女とは歳も2才差ほどで話も合い、同じクラス担当になってから凄く仲良くなり、休日も一緒に出掛けたりしていました。

彼女は、日本語が話せないので会話は英語だったのですが、私の話をちゃんと聞いてくれたり、私の英語を褒めてくれたり、
でも、きちんとした言い方を教えてくれたりしてくれていました。

もともと、自分の英語力に自信が無かった私ですが、彼女のおかげで少しは自信がつきました。

まだまだですが、今の私の英語力があるのは彼女のおかげです。

第二言語を学ぶにあたって(他の事のでも通じると思う)、自分に自信を持たせてくれる人と一緒にいる事がとても大切だと思う。

それと、他に有り難かったのが、間違いを直してくれる事。

言っている事は分かるから、と英語の間違い指摘をする人は、なかなかいないかと思います。
極端な話、“お寿司が食べたい”と言いたい時に
“I, eat, sushi”でも通じる人には通じると思う。
でも、それは正しい英語では無い。

指摘されたからこそ気づけるし、正しい言葉を学べる。
でも、まずはその指摘を受け入れられるかが大事になってくる。


指摘をする、という面に関しては不動産時代の社長も同じでしたが、友人との差は、きっと私の英語力を認めてくれているかどうか。だったんだと思う。社長の場合は、私の粗探しをしている感が否めなかった。それと、自分の英語力の見せつけ感。なので、指摘をされてもなかなか前向きに捉えられなかった。

一方、友人の場合は時には私を頼ってくれたり(例えば、当時一緒に働いていた日本人スタッフ同士で話をしていたら私のほうを見て”okay,subtile on!)と言ってきたり(笑))私の英語力を認め、褒めながらも指摘もしてくれる。


同じ”指摘する”という行為でも相手との関係値、信頼関係etcで捉え方が変わってくる。



第二言語習得だけに限らず、何か新しいことを始める際、自分の実力を褒めてくれ、けれども指摘もしてくれる。この友人のような人をたくさん周りに置いておきたい。