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北欧ゲームマーケター、1年目を振り返る

この半年間仕込んできたプロジェクトがいよいよ来月、お披露目となる。担当しているゲームで、初めて日本でのオフラインイベントを開催するのだ。

note では今のところ社名もゲーム名も出していないので、いったん具体的な話は避けながら今の心境だけ残しておこう。

この先の仕事について

この1 年間、新しい業界(モバイルゲーム)での新しい職種(プロダクトマーケティング)に取り組んできた。しかも新しい国(フィンランド)で。売上や DL 数は大きく伸びたし、ひとまず会社と市場からの期待値は超えられたと思う。

何よりマーケターとしては上流から下流まで、一通りの施策を発案し、決定し、自分で手を動かして経験できたことが大きい。ブランド広告とか、ゲーム内イベント開発とか、ロイヤルユーザー調査とか、インフルエンサーマーケとか、アプリストア最適化とか、異業種コラボとか…。あとはややこしい国際法務周りの作業とか。

とにかく自分としてもブランドとしても、未経験だったことを優先して実行することができた。

ということで、9月末までは、上記のオフラインイベントを通じて、自分の守備範囲をめいっぱいストレッチしようと思う。

ゲームマーケターとしての強み

自分は元々ヘビーゲーマーではなかったし異業種からの転職だったので、まだメタ的な表現しかできないが、棚卸してみる。一年が経過して、なんとなく以下が強みかもしれないと思っている。

  • プレゼン能力。マーケティングプロジェクトについて、全体会議等でチームを代表して話すことが多くなってきた。周りがプレゼンを振ってくれるということは、ある程度評価されてるのだと思う。最近は社外での講演の機会もあった。英語力は相変わらずチーム内最下位なのだが…。

  • 予算を確保する能力。これは意外だったが、同僚から「Shuheiはとにかく予算を引っ張ってくるのが上手い」と言われた。ウンウン言いながら毎日いろんな数字を見ているので、あらゆる方向からロジック(屁理屈)をひねり出せるようになっているのかもしれない。

  • ゲーム開発側と折衝する能力。開発チームのアーティストやイベント設計担当に交渉して、何度か新しいライブイベントを作ってもらった。お金をじゃぶじゃぶ使うだけではなくてゲーム内のマネタイズもちゃんと考えてるんだよ、という姿勢だけは開発側にも伝わっていると思う笑。

ちなみに弱みはわかっているんだけど、いまは徹底的に無視する。これはフィンランド人たちに学んだ態度かもしれない。弱みは逃げるのではなく、無視。というか一日8時間しか働けないわけだし、弱みに向き合うとか、そんな余裕はないのだ…。

これからの仕事と心持ちについて

この一年間、意図的だったとはいえ、手を広げすぎ忙しくなりすぎたので、10月-12月はいったん新しいことは止める。大人しくして、充電する期間。その代わり、最も優先すべきKPIを改善することだけに集中する。地道に足元の数字を伸ばす、というやつだ。

そして来年からさらに大きな責任を取れるように、上司や同僚と交渉していこうと思う。具体的にやりたいことや本業以外でもやりたいことは、また別のエントリーで書くことにします。

それじゃあ、また。


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