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「U理論」Inner MBA 体験記 #30

今回の講義は難しかった!講師は Otto Sharmer、MITの上級講師。テーマは、彼の著書「U理論」についてだった。

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U理論とは、過去の延長線上ではない変容やイノベーションを、個人、ペア(一対一の関係)、チーム、組織、コミュニティ、社会といったさまざまなレベルで起こすための原理と実践の手法を明示した理論です。学者、起業家、ビジネスパーソン、発明家、科学者、教育者、芸術家など約130人の革新的なリーダーたちに対するインタビューから生み出されました。(Amazon より)
VUCA(変動、不確実性、複雑性、曖昧さ)の時代、私たちが直面する課題に対処するには、「過去から学ぶ」のでは到底足りない。必要なのは、「未来から学ぶ」ことである――。経営学から心理学、認知科学、東洋思想にまで及ぶ学際的な研究と、多様な分野のイノベーターたちへの取材をもとにMITで生まれたU理論。その学習と創造のプロセスは、企業・行政・非営利セクターなどあらゆる分野で変革に取り組む人々に支持され、実践されている。(同じくAmazonより)

...もう難しそう。

原著は「Theory U」として和訳版でも600ページ近く(!)あるので、まずはGoogle検索で見つけた以下の図を参照されたい(講義のスライドでも同じ図が用いられてるが、転用は差し控える)。

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備忘録として、自分が現時点で理解したことを1/10、いや1/100くらいの精度と自分の言葉で記すと以下のようになる。

STEP 1: ダウンロード 変わりたいなら、まずは自己を見つめよう。内なる自分に向かって自分が今立っている山を降りていく。
STEP 2:  観察する 自分が何をしているか、何が周りで起きているかをただ観察する。ジャーナリングテクニックを使うのもいいだろう。ここで何かすぐアクションを起こさないこと。
STEP 3: 感受する 観察された事項に関して、感じてみる。ブルースリーが言うところの「考えるな、感じろ」。マインドフルネスの技術、ボディスキャンを使ってもいい。
STEP 4: 自己認識 いま、ここにいる自分を認識する(プレゼンス)。自分の内なる源泉を見つける。*リ○ルート社員が使うことで有名な言葉「で、お前は何がしたいの?」を思い出した。
STEP 5: 解像度を上げる 自分がありたい姿のビジョンやその意図についてまた、感じ取る。絵に描いたり、細かくジャーナリングしてもいいかも。
STEP6: 具体化する プロトタイプを作るように、実際の行動計画に起こしてみる。
STEP 7: 実践 すべきことはわかった、感じた、そして見えた。あとはやるだけだ!

以上のようにして一度谷底に降り(↘️)、自分を見つめ直し、未来の自分に向かってまた山を登っていく(↗︎)、というのがU理論だと理解した。STEP2と6(思考レベル)、STEP 3と5(心レベル)のように同じ階層にあるSTEPでは同じレベルの意識を動員しているのが面白い。まるで映画「インセプション」のようだ。

また、映画繋がりで言えば、U理論はスター・ウォーズの名言

You must unlearn what you have learned. (覚えたことを、すべて忘れるのも大切じゃ) - マスター・ヨーダ

にもつながる部分があると思う。

...ということで取り留めもなく書いたが、今回は以上。また今回の記録に当たって以下のリンクを参考にさせていただいた。

(まずは一番上の本を買って読むところから復習するか...)

次回 Inner MBA 体験記 #31 に続く!

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