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◆気がついたらスキをつけていた記事まとめ99◆

おれだ。溜まったのでやる。気がついたらもう99だ。世情が不穏なためか暇人が多いためか、このところパワー・アントワネットなど大規模な集団幻覚の頻度が増えているな。いちいち追っかけてまとめているとおれが何人いても足りないので、気になったやつだけまとめている。これまでの非実在存在名鑑や備忘録とは違い、他人のTweetをどんどん放り込むので肥大化しやすいが、ざっくり入門程度にはいいだろう。いかがでしたか?

前回はここだ。

さて、いつものやつだ。さくさくやろう。

◆男◆

一発目。昔の男が出てきます

今やおなじみとなった望月もなか=サンによるAOM感想だ。こないだ本編でもアナイアレイターとフィルギアが出てたな、と思って拾ってみた。もうだいぶこの辺も懐かしく、トリロジーは遠くなりにけり、と感慨を深くする。フィルギアが「昔の男」「シマサーの姫」呼ばわりされるのも笑うが、実際ボディタッチでスーサイドを助けたこともあるし、グッドルッキングで深い過去があるし、長命種の諦観漂わせて青春野郎たちを見守ったりするし……なんか、そういうやつなのだというのが最近わかってきました。かつてのこいつが描写される「プロメテウス・アレイ」もEMOくてスゴイ。

◆竹◆

二発目。バンブーたんけんたい

探検隊パルプだ。例のシリーズを忠実に文章でエミュレートし、Twitter海で生じた謎の種族バンブーエルフのしんじつに迫っていく。コブラとのたたかい……乱れる映像……おれは実際あまりあのシリーズを見た記憶がないのに、鮮明にぼやけた記憶が浮かび上がってくる。発狂頭巾シリーズといい、昭和のアトモスフィアは強いミームとなって現代の文化を支えているのだ。

◆猿◆

三発目。ダーウィンは困惑した

なんかダーウィンが話題になっているところへ流れて来た。noteで第一話が無料公開された、月刊アフタヌーンの漫画だ。こういう宣伝の仕方もある。内容はこうだ。オリバーくんめいた「人類とチンパンジーの交雑種」が、マジで存在したら? そいつが人類とややかけ離れた容貌と、人類としての知恵を持ち、人類社会に現れたら? 昨今のご時世的にかなりヤバいネタのように思えるが、真剣で真摯だ。あり得るであろう差別と偏見も描かれているし、いきなりイカれた動物愛護テロリスト(ヴィーガン)がアノニマス仮面を被って機関銃でカチコミをかけて来てヤバい。続きが気になる。

◆👺◆

死発目(二連発)。クソデカ柳生門

逆噴射小説大賞2019から半年あまり……ついにあのヤバいパルプが動き始めた。本編完成済み(10万字)、カクヨムとなろうとnoteで同時に連載(予約投稿済)というすごいやつだ。例のパワー・アントワネットもそうだが、単なる一発ネタの大喜利で終わらず、黙々と書いてきちんと完成させるやつが一番強い。しかも、あの信頼できる読み手が下読みをしているから安心だ。文章は怪力乱神とGod Speedに満ち、一行ごとに異常なるケオスが溢れ、しかし読みやすくて人間味がある痛快娯楽作品に仕上がっている。常人が迂闊に読むと霊肉が変容して天狗面が生成されるだろう。続きが楽しみだ。

◆肉◆

五発目。E=mc3=∞

かの「ゆで理論」についての考えだ。フィクションはフィクションなので現実世界の物理法則や一般常識を超えた事態が実現してもいいが、それに理由があるかどうかで受ける感覚は変わってくる、という。男塾だって民明書房を引用して無茶な理屈付けしてくるからこの二分類もどうかと思うが、こういう「無茶な理屈を無茶な理論で押し通す」手法はニンジャスレイヤーでもおなじみだ。理不尽が道理を殺し、ニンジャは平安時代をカラテで支配し、明智光秀は四本腕になる。真面目にボケて理論を積み上げ続けるからこそ、ツッコミのフックが生じ、あるいは謎の納得を誘発して人を引きつけるのだろう。なお現実世界ではこの手法で物理法則は変えられないが、脳みそをハックするのには使えるので気をつけろ。わかったか。

絶対はい / Absolutely Yes
はい / Yes
いいえ / No
わからない / Dunno
バーフバリ / Baahubali
サーホー / Saaho

今は以上だ。また溜まったらやる。次はついに100だ。

【ひとまずおわり】

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