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◆気がついたらスキをつけていた記事まとめ60◆

おれだ。溜まったのでやる。ついに60だ。逆噴射小説大賞の前哨戦として、既に銃撃戦が始まっている。どいつも本戦で撃てばいいとこ行きそうなのばかりで勿体ないが、GUNを暖めるためにGUNを撃つようなパルプモンガーばかりなので仕方がない。おれは一次創作の腕前がだいぶ錆びついてるので、手入れして錆落としをし、銃弾をパルプ粒子から生成している。大勢がGUNを撃てば素材もGUNGUN出て来るわけだ。備えよう。

前回はここだ。珍しく20以上もスキがついた。

さて、いつものやつだ。さくさくやろう。……と、その前に。

◆∞◆

PUしたら紹介されたのでウロボロス行為する。前回も取り上げたパルプ小説を作者自ら解説したライナーノーツだ。出力された結果は胡乱でも、そこに至る過程は非常に論理的に詰められており、膨大な知識と基礎の上に突き出した氷山の一角があれなのだ。海中にはルルイエめいた名状しがたい構造物が沈んでいる。これをほぼ正確に読み解いたあの人もただ者ではない。

◆食◆

一発目。ウォーカラウンド・ソウルフウード

食レポだ。俗に「性癖のカツカレーチャーハン」というコトワザがあるが、これはさらに恐るべきカロリーと脂肪の爆弾だ。カレーチャーハンにカレーがかかった上にカルビとチキンカツがのっかり、タルタルソースがかかっているトルコライスよりなおやばく、食べざかりの男子学生が見ればよだれを垂らすものばかりだが、ヴィーガンやダイエッターが見れば泡を吹いてしぬだろう。炒飯神・炒漢が見ればなんと言うだろうか。これはおまえの近所にもあるかも知れないチェーン店「大阪王将」で提供されている期間限定メニューだ。おれも期間中に一度は挑戦してみたい。頑張れば完食も可能だろうが、最近の健康診断の結果とか見ると尻込みしてしまう。罪の味だ。

◆虚◆

二発目。きょ無の暗黒を打ち破れ

なんか見つけた。この人が怒っているのは「反応がもらえないからお絵描きやめます」とかゆってる、よくあるネガツイートに対してだ。お絵描きのところをパルプ書きに置き換えても通じる。「これしかできないおれはダメなやつだ……」とかいうのもよく見るが、ネガティヴなものをみるとカラテが減少するので気をつけねばならない。おれも気をつける。

誰でも自分がやったことに見返りを求め、よい反応が返ってくれば嬉しい。だがいくらやっても反応が来ないことは多々あるし、スカム営業BOT野郎やアンタイ・ヘイター野郎が反応してくることもある。創作者は無力感に苛まれ、筆と心を折り、ついには創作をやめてオレンジ農家になってしまう……かように創作者の心を蝕むものを、ダイハードテイルズの方々は虚無の暗黒と名付けた。だがやり続ける権利もやめる権利も、その責任もおまえにしかない。反応がほしいならプロモーションだ。繰り返し宣伝すれば誰かの目にとまる。それもせずに甘ったれたことをゆっても、このメキシコでは誰もかいりみない。「環境に文句を言う奴に晴れ舞台は一生来ない」とは、ミヤモト・マサシのゆうめいなコトワザだ。とにかくやってみろ。この記事はそうゆうことを繰り返しており、とてもパワがある。読んでおけ。

◆南◆

三発目。摩耗だ。

感想がうまいあの人がニンジャの感想を再び始めた。これはそのひとつで、フォレスト・サワタリのオリジンエピソード「アジェンダ・ディセント」の感想だ。プラス限定エピなのであれだが気にせず書く。ボンモーやほんチは実際サラリマンの摩耗を書くのがうまく、オフィスハックとか読んでもきりきりと胃が痛くなるような世知辛いREALさがある。労働は健康に悪い。サワタリはこうしたジゴクの中からニンジャに生まれ変わったが、劇的に死んだわけでもなく、地続きのままで狂い、無数の死者の残骸を背負ってモータルネームのままニンジャとなり、ナムの地獄へ飛び込んでいく。そこは檻の外の檻でしかなく、虚無の暗黒が広がっているが、それでも彼はバイオニンジャを率いてサヴァイヴする。意味はなくとも、生き残るために。生き残りたちがドージョーとなり、AOMのアマゾンへ続いていく。サワタリ・サーガは壮大であるが、サワタリの本質はどこまでも小市民だ。

◆薯◆

四発目。タピオカ活動・芋煮会編

ヘッズ芋煮会タピオカがもたらされた。タピオカは魚卵とか蛙の卵とかではなく、キャッサバという芋の澱粉を取り出したものであるから、東北諸県民が何と言おうと芋の一種には違いない。タピオカ澱粉の歴史は古く、日本でも戦前から食されていたという。それを芋煮会に持ち込み鍋に投入した者もいたかも知れないが、おれは初めて聞いた(おれは芋煮会に参加していないのでSNSで伝聞するばかりだ)。しかも味噌や醤油味の鍋に合うよう工夫され、かぼちゃを練り込み醤油ダレに漬け込んだという。酒の肴にもなりそうだ。タピオカ文化はなんか都会のキラキラした連中がミルクティーに入れてストローで啜るやつばかりフィーチャーされているが、こういう土俗的で居酒屋的な食べ方もあっていいではないか。何十年か続ければ郷土料理として定着するかも知れない。

◆器◆

五発目。キミに土器土器

なんか見つけた。縄文女子とかいう人らしく、岐阜県土岐市の縄文土器に魅力を感じたという。諸星大二郎の暗黒神話が始まりそうだが、そんなにおどろおどろしい土器ではなく、現代的でスッキリしたデザインだ。岐阜は織部焼や美濃焼でゆうめいであり、へうげものでも古織が縄文土器を見つけてエキサイトしていた。岡本太郎も縄文土器に魅せられた人だ。おれはそれほど詳しくはないが、土器にはなんともいえぬハニャアとした味がある。

◆廻◆

六発目。生生生生暗生始、死死死死冥死終

逆噴射小説大賞の前哨戦で撃たれている、多数の銃弾のひとつだ。異世界転生ものも流行りすぎて今や時代遅れだそうだが、異世界とはオヒガンであり転生するにはトラックに轢殺されたりして死なねばならない。人は死後どこへ赴くのか。チベット仏教の『死者の書』によると、死者の霊魂は中有(バルドゥ)の状態にある時、実際様々なチートめいた神通力を振るうことが出来るという。しかしそれはオヒガンにおける幻でしかなく、やがて六道輪廻に囚われるか、ブッダのお迎えによって解脱するかだ。このパルプでは死後の救済はなく、チート能力を持ったまま不毛のジゴクで生き残るしかない。やつらが蠱毒めいて殺し合い、レベルを上げ、現世へ「転生」して来たとしたら。まるでニンジャソウルだ。これから現世とオヒガンのゲートが開き、パルプスリンガーのヒャッキ・ヤギョが起きるだろう。ハロウィンだ。

◆亡者はCrazy◆

底なしの感じ

今は以上だ。また溜まったらやる。

【ひとまずおわり】

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