【つの版】「忍者と極道」感想・第113話
ドーモ、三宅つのです。隔週で月曜昼のタイムラインを騒がせる漫画『忍者と極道』の感想置き場です。面白いので一読をおすすめします。
前回はここです。
当然ネタバレばかりですのでお気をつけ下さい。Twitterに流れる様々な感想ツイートを貼り付けたりもします。スクショ入りのを貼ることもありますが控え目にします。詳細はご自分の目でお確かめ下さい。問題があれば爆破します。覚悟はいいですか? では、お手元のテキストをお開き下さい。
◆修◆
◆羅◆
第113話 紅
ここで紅~KURENAI~…!
悪くないわ
「救済なき医師団」が、孔富が繰り返していた欺瞞のもとは、孔富の兄・美伴の優しい詭弁……! 使い方次第でそうした側面があるにはせよ……
健康な人間に過剰投与し「治験者」にする極道族に言えた義理ではない!極道族は身内同士の情愛だけは強く、それ以外は平気で破滅させて顧みない邪悪な連中……それを忘れてはならぬ!
そんな兄弟の助手に加わったのは、大学生時代の輝村極道!グラチル上がりですでに極道族だが、表でも裏でもカリスマと明晰な頭脳でやっていける超有能人材……悪くない!否……極悪い!
なんて残酷な…!
ナムアミダブツ!インガオホー!極悪非道の麻薬研究所は、左虎と右龍の忍者兄弟に襲撃されて全殺し!なにもかもが可笑しいコマではあるが、極道倫理観からすれば真剣で理不尽な悲劇なのだ!
頭ノーザークか?
だが……この「全殺し」からわずかに2名だけが生存した!美伴と極道だけが!しかし美伴は脳が1/3欠ける重傷、孔富が手は尽くしたが苦痛で錯乱!もとの人格や記憶も残っているかどうか……!嗚呼!
救済われっ放しじゃない
天国への回数券の溶液を注射され、幸福な夢を見る美伴……彼が心から大事にしていたのは、弟・孔富……! 自分もやりたかった怪獣役を弟に譲り、極道と成り果て麻薬を売って学費を稼ぐほどに……! 手段はあまりに外道だが、なんたる……なんたる兄弟愛か!
弟を救済い続けた兄は、弟に救済われ、笑って死んだ……! 嘆き悲しむ極道たち、血涙を流して悲壮な覚悟を決意る孔富! 彼は兄の仇討ちをし、ともに「怪獣」と成るため、狂気の改造手術を自らに施したのだ!
これが怪獣医・繰田孔富の誕生秘話! 兄への愛のため極道と成り、兄と合体し、東京を破壊する怪獣と成り果てた狂気の存在! その兄弟愛は立派だが、人類社会に対する極悪非道の行いゆえに、断じて生かしておけぬ! とはいえ物理的には忍者2人を圧倒するほど強大だ! 果たして攻略できるのか? 待て次回!
NEXT EPISODE
生命の…芸術!
押忍!
【以上です】
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