書評:読んだら忘れない読書術(完全版)


前回は前半3章分のレビューしか書かなかったので、今回はその続きをメインに全体を通して読んだ書評を書こうと思います。

まず、この本に書かれていたこと

1.読書は大事である。

 日本人は平均一ヶ月に一冊しか本を読まない。そして、日本人の半分以上が一年間に本を一冊も読まない。つまり、平均一ヶ月に一冊しか本を読まないというのはただの平均した数値であって読まないのが普通となってて、さらに読む人はとことん読んでいるということである。多くの人は時間がないとか様々な言い訳を作って読まないけど、この本によると、実は読んだ方が効率化が進むということ。例として挙げられたのは、メールの使い方の豆知識本。たったの2時間読むだけで、業務が何十時間も減らせるという。(ちょっと盛った)。でも、これが小説だったらあんま役立たない気がするけどね。

じゃあ私はどんな本を読んだら時間の効率化ができるのか。すぐに思いつくのは就活関連の本を読めば、良いES書くための時間が削減できる。化学に関する本を読んでおけば、論文を理解するのに時間がかからずに済む。う〜ん、パフォーマンスが上がるけど、時間効率に繋がるとは思えないなあ。まあ、パフォーマンス向上につながるだけでもいっか。それに、本を読んで損することは少なさそうだ。すぐには役立たないと思うけど、いずれか役立つ時が来る。

2.アウトプットをせよ

作者は数日以内にアウトプットとして、感想を人にいったり、本を進めたり、書評をSNSでもいいからアップせよとこの本で言ってた。今現に私がやっているのがまさにこれ。

受験生の時、塾の先生に言われたり、メンタリストDAIGOが何度も強調しているように"思い出すこと"が記憶定着につながる。今こうして本の内容を思い出している。けど、全然気が進まない。思い出すという作業をしようとすると見えない壁を感じ、なぜか「ああ、めんどくさい」と逃げたくなるのである。この感覚はめっちゃ分量の多いレポートに取り掛かろうとして、嫌でSNSに逃げようとする時の感覚に非常に似ている。それどころか同じかも?ここでめんどくさくて後回ししてしまうのが多くの人がやること。ここで逃げなければ周りと差がつけられるのではないかな。この本で一つの教訓を得たかも

思い出す作業から逃げるな

これは自分に何度も言い聞かせておこう。

3.プレゼンの前に資料を配るな

この本は実は中古で、前読んでいた人のマーカーがこの部分に引かれていた。

あまりこの部分に納得がいかない。私は、他人のプレゼン発表を完全に理解できたことは一度もない。研究室のゼミでも授業中のプレゼンでも。だから、あらかじめスライドを配って目を通して、わからないところを書くなり自分の頭の中でリストアップしておきたい。例えば有機化学系だったらアルファベット三文字が頻発する。プレゼンの最初で説明があるが、次のスライドに行った時には覚えてない。もう一回説明なんてしてくれない。この場合は発表者が悪いと、私は解釈するがみんながみんながこうなのである。そして、三文字略語が複数出てきたり、字面が酷似していると混同する。プレゼン前に目を通して、プレゼン中にこんな感じのこんがらがりそうなところを目星つけてから発表を聞きたいのである。ここで、一旦目星をつけたり、ツッコミを入れることで、プレゼンの内容の一部が頭に入った状態で聞けるのである。でも、確かこの本の作者は、プレゼン中にスライド資料を見るのが悪だと言っていた気がする(記憶に自信がない...)。次からプレゼン発表を聞くときはスライド資料を見ないでおこう。てことは、授業資料は早めに目を通しておけば理解が深まるわ。これはいい。覚えとこう。

4.自分のレベルにあった本を選べ、そして関連する本を複数読め

うん、これは納得。何度も自分のレベルに合わない本を読んで途中放棄したり、あったレベルの本を読んでも読んだっきりで全部頭から抜けた経験しかない。もう一度いうが、この主張には納得しかない。今英検の単語帳を覚えていて、初めてだけど、複数読んでる。これなかなか楽しくて、別の本で覚えたばかりの単語が他の本で出てきて正解すると嬉しいし、なぜか覚えているのである。まさに今実践している。あとは、一昨日書いた「守・?・破」真ん中なんだっけ??意味も忘れた。とりあえず、自分のレベルにあった本を読んで真似をして、自分のものにしたあと、別の流派をまなべということ。そして自分オリジナルの流派を作る。本の内容を忘れないようにする方法も簡単めな本を複数種読めばいいのかな?こうすれば方法論に関する記憶も定着するいいかもね。

5.非言語情報を得よ

本の情報はもちろん言語情報。これだけでは記憶に定着しにくい。脳トレの川島先生らがいうように五感をフル活用すれば記憶が残るのである。本を買ったら作者の講演会に参加したり、さっき言ったように話したり。他にも書いても、本に書かれていたことを実践して経験することがより本に書かれていたことが自分の力になってくれる。


6.本の選び方。お金を気にするな、ランキングに囚われるな。専門家の意見を参考にしろ

作者曰く本一冊"たったの"1500円。学生の私にとってはめちゃくちゃ高いと感じるが。一時間半のバイト代だもん。お金の管理方法も書かれていたが読まなかったし、参考にしない。私は図書館の本とフリマアプリで済ませてそれでも読みたい本があったら本屋で買いに行く。生協で一割引きで。社会人になってお金に余裕が持てたらこの限りでない。

国内だけで相当な数の本が日々発売していて、いい本に出会える確率はかなり低い。そこで、売れ筋ランキングはそんなに参考にならないという。やはり、読んで忘れるような人たちが買って読んだ本だからなのだろう。作者曰く多くの人は自分のレベルにあった本を選べていないし、一冊読んでも同じ分野の別の本に手を出さない。本のレベルを1,2,3で分けたら初心者なのに1を取らずにみんな2を買うらしい。ホントかな?amazonで見てみよう。

う〜ん、タイトルだけじゃ分からない。そんなレベル2の本が多いのかな?立ち読みでもすっか。

専門家は本の目利きである。一般人なんかよりもいい本を探り当て、そして、そもそも本を読んでいる時間が長いから多くの本を読んでいる。彼らの言い分の方が価値があるのは誰でもわかる。


他にも一字一句全て読まなくてもいいとか、色々書かれていたなぁ思い出せないのでここで終了。

気がついたら、2656 文字だ。私ってこんなに長い文章を書こうと思えば書けるんだな。

これで終わり!


追記(忘れていたこと)

ようやくを読んで、忘れていたところを補完します。

・『ワクワク』が重要

自己成長のためだから、仕事に役立つからといったような、「イヤイヤ」行う読書では、ドーパミンが出ず、読書すること自体がストレスになってしまい、せっかく本を読んでも記憶には残りません。「楽しいから」読むのが一番。

本読んで楽しむのは生理的に無理だね。YouTubeやSNSの方が楽しいもの。どんなものでも自分から心からいいと思ってやり始めたことは長続きするって先週、とある教授から言われたんだ。この言葉とこの本の主張が被って私に刺さった。


・『スキマ時間』を利用しよう

人間の集中できる時間は20分程度。むしろ隙間時間に作業した方が時間が短いから効率的に集中して本を読める。

休み時間とか途中で作業を中断させられるの好きじゃないんだよね。でも時間が決められていないとどうでもいいところを突き詰めてだらだら作業してしまう。

・読みたいところから読もう!

次の本の科学的な適職では自分に関係なさそうなところは読み飛ばした。転職とかね

フォローアップは以上。これだけ本の内容を覚えていれば十分だろう。もう一回読むとしたら、数年後。その時は私はどこでなんの仕事をしているのかな?

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