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進路を決めるまでの経緯

今回は、私が博士課程中国留学という進路に至った経緯をお話しします。

博士?就職?

まず初めに、博士進学を選んだ経緯です。
これは学部生の時から何となく決めていたような気がします。博士修了後は大学で研究職に就きたいと(今のところ)思っています。
周りの人は修士1年の夏ぐらいからインターンなど就活を始めていました。この頃、博士に行くか就職するかもう一度考えました。私は、研究が好きだし、研究者として論文や特許を出してそこに自分の名前が残るのが素晴らしいと思ってやはり就活せず博士進学を決めました。

中国に行く!

次に、まだ珍しめの理系中国留学を決めた経緯を紹介します。

高校生~学部生 「外国」へのあこがれ

高校生の時、英語が一番好きな科目でした。スピーチコンテストに出て、そこで知り合った同世代の人が海外好きや留学する人が多かったことから影響を受けた部分もあると思います。
学部生の時は、大学内の国際交流団体に参加していました。そのほかに、留学生チューターといって留学生が日本に来た時のいろいろな手続きを手伝ったり、日本語のサポートをする活動があり、それにずっと参加していました。

学部3年ぐらい 交換留学?

学部生で交換留学を考えたこともありました。この時は結局留学しませんでした。大学の交換留学の説明会に行ったり、留学先の大学を調べたりしました。この頃行先の候補にあったのはアメリカとドイツだったと思います。工学部の留学としてはその辺が多いかな~という適当な気持ちでした。適当すぎたので、結局行きたいところが見つかりませんでした。あと、留学するなら授業を受けるだけではなくてそこの研究室に入りたいと思っていて、日本の大学で研究が始まっていないのに(私の学部は4年生から研究室に入ります。)留学先で研究する勇気が足りなかったと思います。また、工学部は必修授業が多いので1年ぐらい留学するとどうしても留年することになり、それが面倒くさいと思いました。

学部4年 中国がいい?

4年生から研究室に配属されました。私が選んだ研究室は、三分の一ぐらいが中国からの留学生でした。中国人の友だちとすごく仲良くなったし、一緒にいて楽しかったです。そこで、だんだん中国に興味を持つようになりました。研究するならお金があるところでした方がいい、中国は研究費が潤沢にありそう、と思いました。また、研究を始めてみると中国の論文がめちゃくちゃ多いことに気づきました。それから、調べると中国は産(企業)学(大学)官(政府)の連携を重視して研究が進められているらしいと分かりました。これは私の将来の研究者像に近いと感じました。すなわち、誰にも知られない研究ばかりするのではなく、成果を市場に出したい、すごいと思われたい(笑)ということです。このようにして中国留学の可能性が出てきました。

修士1年後半 やっぱり中国じゃないかも?

この頃、コロナウイルスの時代が始まりました。
ちなみにコロナ関係なく以前から、日本の指導教官には「留学するならアメリカに行きなよ」と言われ、親戚には「なんで中国とかわけわからんところに行くの?」「やめてほしい」とか言われていました。
ほかの国が留学再開する中で中国がずっとオンライン留学が続いている状況でした。私の場合は、実験しないと何も進まないのでオンラインではだめです。
そんな中で、中国じゃないかも?と思う時期もありました。

修士2年~ 中国に行きます

博士課程の出願準備までに場所&大学を決める必要があります。時期が近付くにつれ、だんだん迷いはなくなっていました。理由としては、博士なんてどこでやっても大変なことはあるし、人生に間違いとか正解はないということです。最初に中国留学を考えた時の自分の直観とこの約2年で培った中国への興味を信じて、中国留学に決定しました。

長くなりました。以上、中国博士課程決定までの経緯でした。今後は、博士課程申請や奨学金などについても残したいと思います。

#博士課程 #留学 #大学院留学 #中国留学

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