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【おうちでアジアご飯】番外:中華とイタリアンの互換

外出自粛の中で、楽しみといえば食事ということになりますが、どうしてもマンネリ化は避けられません。

そこで今回は、ちょっとしたアレンジの技を。

味の構成要素は、油脂、塩、旨味、辛味(これは本来味覚ではなく痛覚)、苦味、甘味、酸味に香り成分や食感などが加わって構成されています。
塩味はバリエーションが少ないですが、その他は各国ごとに特長があるので、それにスライドさせれば、構成要素は変えずにアレンジができるというわけです。

つまり、味付けの構成を変えずに風味だけ変えるのです。

胡椒に相当するのは中国では花椒、日本では山椒。
スイートバジルに相当するものは東南アジアではホーリーバジル、日本では大葉(シソ)、朝鮮半島ではエゴマ(すべてシソ科)。
旨味成分は日本では鰹節(イノシン酸)や昆布(グルタミン酸)ですが、中国ではキンカハムや鶏がら(イノシン酸)に白菜やねぎ(グルタミン酸)、西洋では牛肉や豚肉(イノシン酸)にセロリ・ニンジン・タマネギやトマト(グルタミン酸)などで構成されています。
油脂は、日本では菜種油かごま油、中国や韓国でもごま油が多い。一方西洋特にイタリアンではオリーブオイルが特徴的です。

その他に対応するものとしては、西洋のセロリと中国東南アジアのパクチー、日本のセリ。ドウチとビーフジャーキー、チーズと腐乳など。

こうしてみると、イタリアンと中華は互換性が高いことがわかります。

「トマトの卵炒め」という中華もありますが、これなどすぐイタリアンにできますね。

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