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Sony DSC-WX800をHDMIスルー且つ三脚固定する

しばらく前に、うちの奥さんがオンラインレッスン用のwebカメラ兼お出かけ資料撮影に使えるように、少し古いモデルですが、Sony DSC-WX800を買いました。

私の仕事先ではSonyのZV-1を使っているので、それでもよかったのですが、資料撮影のことも考えると、フラッシュ内蔵と光学ズーム720mmは魅力的ですし、価格的にもZV-1一台分で予備バッテリーと充電器、大容量SDカードまでそろえることができるので、こちらを選びました。

さて、このWX800、webカメラ化しようとすると、方法は2つあります。

1つは、Sonyが公式に公開している、ウェブカメラ対応PCアプリケーション「Imaging Edge™ Webcam」を使ってUSB接続でPCに映像を送る方法です。ただし、この方法では、出力解像度が1024×576ピクセルの出力に固定されてしまいます。十分と言えば十分なのですが、オンラインレッスンでは、手元の作業やテキストを見せる必要があるので、できる限り高い解像度の方が望ましい。それに、「Imaging Edge™ Webcam」が入る分だけ、例えばZOOMなのでカメラ切り替えを行った場合のレスポンスが若干遅い感じがあります。

もう1つは、HDMI出力したものをキャプチャーボード経由でPCに取り込む方法です。
以前はキャプチャーカードもかなり高額でしたが、最近はフルHDがキャプチャできるものも千円台で購入できるようになってきました。
私は、以下のキャプチャーボードを購入しました。

しかし、この方法高解像度なのはいいのですが、大きな問題点があります。サムネイル画像でもわかるように、マイクロHDMIポートとねじ穴が隣り合っていて、同時に使うことができません。おそらく、HDMI出力は画像・動画をテレビで鑑賞する際に使用するという前提で設計されたいるのだと思います。ZV-1では本体側面にマイクロUSBと並んで配置されており、三脚に固定してHDMIスルーで映像をPCに送ることが可能になっています。

色々考えたのですが、要するに三脚と本体の間にマイクロHDMI端子を指すだけの空間があればいいわけですから、少しでも長いねじで固定し、少しでも短いHDMI端子を差してやればいい。

そこでまず、ケーブルをL型のものにしました。

これで少し短くはなります。

そして直接三脚のクイックシューには付けられないので、自由運台を使うことにしました。

しかし、この自由運台でもねじ末端の「バリ」がHDMI端子に干渉してしまいました。刺さらないわけではないのですが、端子が少し押される感じになってしまいます。たぶん、干渉しているのはせいぜい1mm程度。

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そこで右側の状態から、やすりで削って左側の状態にしました。30分くらいはかかりました。2こセットだったのでこういう時に助かります。

そのうえで三脚のナットロックの4分の1をカットして単端子が収まるスペースを確保しました。

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この程度だとねじよりもカットした部分が狭いのでねじが抜ける心配はありません。

これでHDMIケーブルを接続したままで三脚に固定することができるようになりました。

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写真は手元を移すように三脚の運台ではなく、アームに固定している状態ですが、うまく接続と固定ができています。

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