ボカロ曲紹介05:「君の体温」
はじめに
はじめまして、船橋ひなたです。
今日は自己紹介記事をもう書いたので、明日に回してもいいんですが、土日は忙しくて書けそうにないんですよね…。
なので今日二つ書いちゃいます、お付き合いお願いします。
ぼくが好きなボカロ曲の紹介、いつも通り始めさせてもらいます。
5曲目: 「君の体温/クワガタP feat. 初音ミク」
ニコニコ動画:https://www.nicovideo.jp/watch/sm9189786
こちらです。
動画の概要欄には、「クリスマスだというのにとっても女々しい曲です。」とありますが、その通り、大切な人を忘れられなくてうじうじ悩んでいる、とてもいじらしく切ない歌です。
確かに、投稿日である12月25日という、キラキラした日付には似合わない歌かもしれませんね…。
では、早速ですが、この曲で自分が一番好きな部分の歌詞を引用します。
だってお!!(ばんばん)
……さて。
ここは、2番のサビとその後の間奏が終わって、Cメロにあたる部分です。
永遠が、惰性の果てに腐るという詞が好きです。
付き合いたてで、お互い愛情もたっぷり持てている間は、「ずっと一緒にいよう!」なんて甘い言葉を交わしていても、今ではもう倦怠期というべきか、もはや相手に何の感情も持てずに、その通り惰性だけで付き合っていて、毎日が黄ばんで、つまらなく見えてしまっていたのでしょう。
それでも離れるのは未練があったけど、どちらからともなく別れようとなったか、あるいは朝目覚めたら置き手紙を残していなくなっていたか。
とにかく、悲しい別れを経験して、それでも何とかして前を向こうと、
「出会えたことを良かったと思える日が来るかな?」なんて歌うのは、切ないのはもちろんですが、いじらしいというか健気というか、涙を必死に堪えながら前を向こうとする、少しの強さや踏ん張ろうとする気概も感じられないでしょうか。
いやぁ、いいですね、癖です。ぼくの好みです。
そして、この後、「別れるのは悲しいけど、うじうじせずに前を向こう!」と、気持ちを振り切る方向に行くのかと思いきや。
ラスサビの歌詞です。
大好きだったあの人との思い出、「寂しい夜も二人の朝も」、いずれは塗り替えられ、君の体温の暖かさもきっと忘れてしまう、それでいいのだ、もう全部忘れてしまえばいい、「僕から消えてよ」と願い、曲が終わります。
「悲しみを背に行け」のような前向きな姿勢というよりかは、どこか諦めも感じ取れる歌詞ではないでしょうか。
「この悲しさや痛みを受け止めて、前に進もう」というのではなく、「痛くて悲しくて耐えられないから、もうあなたとの思い出が全て消えてくれればいいのに」というような。
本当に最後まで、大好きな人のことが忘れられないで苦しんでいる、そんな姿が、とても切なく映ります。
ここまで、後半部分である、Cメロとラスサビをざっと紹介したました。
前半部分はぜひご自身の目で確かめてみてくださいね!
・・・
曲紹介はこれで終わりです、お付き合いいただきありがとうございました。
今回は歌詞のみに注目してきましたが、伴奏もとても心惹きつけられます。特に、今回紹介したCメロ部分の直前の間奏のギターが大好きです。
みなさんぜひ、聴いてみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。
また次の記事で。