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オーストラリアの人生を取り戻せ!18ヶ月にも及ぶ鎖国が終わる?

オーストラリアで最初のコロナ患者が確認されたのが、2020年1月のことでした。そこから急激に人数が増えて同年3月に政府は国全体を鎖国することにしたのです。ロックダウンという言葉を初めて知りましたし、初めて体験しました。
あの頃は、先の見えない不安、子供達を私ひとりが抱えて生活しないといけない、日本にいる家族と会えない、仕事をストップさせられたことによるストレスがすごくて、気持ちを正常に保つために必死でした。

数ヶ月後にロックダウンが解除されましたが、あくまで国内でのロックダウンを解除しただけにすぎず、今まで通り海外に出ることは叶いませんでした。
いつになったら日本に帰れるんだろうという不安な気持ちも
「もう何年か腰をすえて頑張ろう」
という気持ちに頭を切り替えた方が、楽だと思うようになりました。

あれから18ヶ月。2021年10月2日。オーストラリアのモリソン首相がついにニュースでこう演説されました。
「オーストラリアの人生を取り戻す!来月ワクチン接種者が80%を超えたら、オーストラリアの鎖国を解くつもりだ」
https://youtu.be/5sbPM56PF8I
(9 Newsより)
このニュースを聞いて、私が一番に感じたことは、「戦いがついに終わる」という思いです。もちろん1ヶ月後すぐに日本に戻れるとは思っていません。まだクリアしないといけない課題はたくさんあるでしょう。それでも、この18ヶ月に及んだ孤独な戦いは明けようとしています。

いま一番会いたい人は、夫です。
子供たちとやむおえず離れ離れになってしまった夫には、この状況じゃ仕方がないとはいえ、一人で耐えてくれたことに感謝の気持ちがあります。離れている間、できるだけ子供達と接触させてあげようと、毎日のように動画や写真を送り続けました。彼は愚痴を言うことがないので、そのことにも感謝しています。もし、寂しいとか、会いたいとか言われたら、私はもっとストレスで押しつぶされていたかもしれません。寂しい、会いたいのは当たり前のことだから、口に出すことはせずにいてくれました。そのことが私にとって、離れていても家族一体となって耐えているという思いとなって、私の心の支えになったのです。

コロナはこの世界に様々なドラマをふりかけていきました。私だけじゃなく世界中の人が困難な状況、我慢せざるをえない状況に陥ってしまいました。その戦いは、徐々に明けようとしています。私の2回目のワクチンは今月です。80%を達成すれば鎖国を止めるというモリソン首相の言葉が私の心に刺さります。その80%を達成するために、私もワクチンを受けて、家族に会う準備をしたいなと思います。

10月2日現在、オーストラリアで2回ワクチン接種が終わっている割合は
45.8%です。(Our world in Dateより)かなり勢いをつけて伸びているのを感じています。来月までに80%達成できた州から鎖国を解禁するということで、一番最初はニューサウスウェールズ(NSW)州になると言われています。シドニーがある州ですね。なので、シドニーから日本に行けても、シドニーから私の住むゴールドコーストがあるクイーンズランド(QLD)州には行けない、という変なことが起きるだろうとも言われています。つまり、いまNSW州とQLD州の州境が閉じられているからです。QLD州も早く80%の接種率を獲得して、日本へ行ける日が1日も早くきますように。

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。


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