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何かを始めると未熟な時に限って声がかかる

オーストラリア在住、子育て中のUsagiです。
2ヶ月ほど前かな、諦めていた習い事を本格的に始めております。まず大人になって初めて挑戦しているのがバイオリン。実は私は幼いころピアノを長くやっていたのですが、バイオリンは触ったこともなく、いま初めて弦楽器というものに触れることができました。とんでもなく難しいです(涙)


ところが2ヶ月近く経って、やっとキラキラ星程度がちょっと弾けるようになり、自分の成長を嬉しく思っていました。そんな中、今度発表会に出ないかといわれ、唯一弾けるキラキラ星を披露することとなりました。生徒さんの中にはとっても上手な子供たちも多く、こんな年食った私がキラキラ星って、、、って思う部分もあるんですが、こうなったら楽しんだもの勝ちだよな、と思って、参加を決めました。

参加するとなると、なんだかワクワクするものです。ピアノの発表会もそうでしたが、何回も発表会を経験することってとても大事だなって思うんですよね。人前に立つという練習ができるわけで、そこで何かしら自分を表現できるって素晴らしいチャンスだと思います。

正直、今回の発表会だけで満足していた私だったのですが、先日リハーサルのため教室に行ったとき、初めて教室のオーナーさんと会うことができました。目がブルーのとっても綺麗な方で、思わず見惚れてしまいました。そのオーナーさんから「今度オーケストラに参加しない?」と言われたのです。英語でorchestraと言われたので、『え?オーケストラってプロが出るものでしょ?』と思わず耳を疑ったんですが、どうやら大人クラスの生徒たちが初心者にも弾ける曲でオーケストラを結成するらしくて、そこに参加しないかということでした。

とにかくびっくりして、まだバイオリンを引き始めて2ヶ月の超初心者の私とオーケストラという言葉が合わなさすぎて、戸惑いましたが、一瞬で「ぜひ、やります!」と答えている自分がいました。

実はこのように声をかけてもらったのはこの2ヶ月で2回目です。1回目は20年以上のブランク覚悟で始めたバレエです。バレエができるような体かよ!とカチカチの自分の体をけなしていましたが、そんなネガティブな自分をよそに、大人の初心者向けバレエ教室に通ってみると、また「今度の発表会に出てくれませんか?」と先生から声がかかったのです。どうやら発表会に出る人たちは決まっていたそうなんですが、いろんな事情で参加できなくなった人がいて、その穴埋めとして私に声をかけてくださいました。

私は元々、発表会なんか考えもしていませんでした。私なんて肩こり首こり、産後についたお腹の肉が取れない悲惨な体なんだし、まずそれを徐々になんとかしていきたいなあ、バレエがその役に立てばいいなあ〜と軽く考えていただけの存在でしたので、それがまさか人の前で踊りを披露するなんて、無理無理無理。

一旦はお断りしたんですが、その日の夜、私の心はずっと悶々としておりました。なんてネガティブな自分に私は負けたんだろう。どこかで自分は自分が立派であるべきだと思っていて、それにそぐわない自分は表に立つべきではない、と勝手に自分を殺しているようなもんだと思えてきたのです。

そして、すぐに先生に電話をかけて「出ます。出たいです。」とお願いしたのです。自分でも驚きました。何か今までずっとカチカチに固まっていた卵にヒビが入って、何かが外に出ようとしている、生まれ変わりたいと思っていると感じました。踊りが下手でもいい、演奏が下手でもいい、とにかく1歩を踏み出したい。そこからが始まりなのだから、と自分を奮い立たせて、練習に励んでおります。

ここで今日のタイトルに戻るわけなんですが、何気なく始めたことから、何かしらが波及してお声がかかることってあるんだなあと最近つくづく感じました。しかもまだ自分の中で準備ができていない時にくるんです。

その声がかかった時に、どういう反応を自分がするのか、それも自分次第でコントロールできるものなんですね。ネガティブにもポジティブにも行けるのは自分なんですね。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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