名付けるほどでもない1日

冷蔵庫に余りモノの白菜が転がっていたので、ほそく刻んで明太子とまぜてチヂミを焼いた。この前は残り物の春菊を、さらにその前は水菜2束をチヂミにした。

生地は小麦粉と片栗粉と水だけだから、とても簡単だ。フライパンでこんがり焼いたら格子状に切って、ポン酢で食べる。たまにキムチがあるときは、ちょっと乗せて食べる。重すぎず、かといって満足感もあるので、遅い朝ごはんにもランチにも間食にも夕食にも夜食にもなる。

チヂミはとても優秀である。

今日は雪が降っている。

寒いけど、買ったばかりのマウンテンパーカーを着て手袋をして、外に出た。吹きざらしの玄関先から階段の辺りを、家にあった段ボールでざっくり雪かきした。

一昨日くらいまでは、もう冬はいいかな、春よこないかなーと思っていたけど、鼻の頭とみぞれが染み込んだ指がじんじんする感覚で家に入ったら、暖房の空気がほわーっと迎えてくれて、やっぱり冬いいな、寒い季節はなにやら楽しいな、と思ってしまった。もう少し続いたらいい。

部屋でマウンテンパーカーを脱いだら、表面に水滴の粒々がくっついていてなんかちょっと可愛かった。タオルでささっと拭いて、ハンガーにかける。プーさんの上着みたいに真っ赤なパーカーが出番を終えて輝いている。

我が新入りのデビュー戦は見事な勝利だった!

明日の朝、雪は積もっているんだろうか。起きたらコーヒーを買いに行こう。