寒寒(ハンハン)@武漢生存者
新型肺炎発祥地である武漢。封鎖解除されるまでの2ヶ月以上を生き抜いた奴の日記
緊急事態宣言や各都道府県の知事の声があって、日本に住む方達は今、外出自粛をしている。 最も、自身に危機意識があれば首相や知事も手を焼かずに済む話ではある。 ニュースで報じられている現段階の感染者推移からみて、感染者の増加は以前より抑えられているが、増えていることに変わりない。 中国と比較してみる 【中国】 ・約2ヶ月半による外出自粛(強制) ・麻雀店の営業停止(従わない場合は雀卓を破壊) ・武漢で 感染者数”0”が1週間程続いても変わらず封鎖。およそ2週間後に封
2/15(土) この日の武漢の天気は雪でした。 気温は覚えていませんが、京都よりは寒くないです。笑 そして、デリバリーを注文するのが余計困難になりました。理由はマンションの門が閉じたからです。 要約すると「マンションから出るには地下から出ろ」という通告です。 地下から地上の広場に出ると、デリバリーの受け取りが可能ですが、距離もあるのでこの日からカップ麺生活になりました。笑 2/17(月) バリケード封鎖が開始してからどんな状況か気になり、地下からぐるぐる回って地
2/12(水) スーパーに立ち寄り、日本製品の”フルーツグラノーラ”を購入。中国での値段は60~70元=1000円〜1200円ぐらいする高価なもの😅私は栄養が足りてないのですぐ買いました(笑) そして、この日がスーパーに立ち寄る最後の日となりました。 スーパーを出るとバリケードがマンションの区間毎に施されており、自宅に戻ろうと思った時には守衛に止められました。 守衛は”どこからきたのか””ここの住民なら住所と電話番号と氏名と身分証の提示をして下さい”と求めてきました。
2/4(火) 武漢が隔離されてから2週間。 この日は武漢在住の方達にやっと、危機意識が芽生えた日だと感じました。 今まで食糧を買い溜めするような動きはなかったですが、両手が塞がれるくらいスーパーの袋を持っている光景が増えました。 ※この頃からマンション下で度々開かれる井戸端会議も少しづつ減った。笑 2/6(木) この日の午後に日本からチャーター機第4便が到着しました。もうほとんど邦人は残っていない様でした。 私はこの時から既にチャーター機に搭乗できないと思って過
2/2(日) ここまで日が飛んだのはホントにやる事がなかったからです(逆に今までよくもった) この日は日本→武漢 に物資を送りたい(マスク、手袋、消毒スプレー等)と提案してくれた方が多かったので、ようやくこの日に見つかりました。 それが”湖北省红十字”という団体ですが、まあ日本でも有名な赤十字社です。 と、思っていたのですがどうやら日本とは全く異なるようです。 何がどう違うのかと言われたらハッキリ答えられないですが、結果的には湖北省红十字 に問い合わせても消極的で、
1/29(水) 私が書いた記事「武漢 隔離 5日目」とは別にTwitterでこのような発言をしました。↓ 1.邦人の帰国希望者に関して 1/28(火)迎えに来るチャーター機2機が武漢天河空港に到着するそうです。武漢にいる邦人は560人と言われています。 ですが、武漢のホテルに何時にどこで迎えに来るか未だに不透明です。 また、私の様な中国国籍で日本の永住権を有する者は後回しだと外務省から言われました。 確かに、安倍首相の口からは｢邦人の帰国希望者を帰す｣と仰りました
アラームが鳴り、ウトウトしながらも いつもよりスっと起きれた。頭痛も治まっていた。帰国に対して億劫だったが、日本に帰れるとなると目が冴える。 4/13(火)8:00 上海のホテルを出て、タクシーに乗車する。 およそ1時間30前には上海浦東国際空港に着く予定だったが、着くまでに3回も交通事故に遭遇した。(内1つは前の車が前方の車と接触)中にはひっくり返った車もあった。恐ろしい。 およそ2時間以上掛かったが、なんとか空港に到着。 急いで荷物を預け、なんとかチェックインを
4/13(月)武漢 漢口駅 午前7時に到着。 周りを見回したが人はあまりいない。4/8(水)武漢封鎖解除によってその日からの移動が多かったのをニュースで見たけど、それが影響されているかもしれない。 検温する時は額もしくは手首をチェックし、ここも”健康コード”と”中国の身分証”で通過した。 中国の新幹線(高铁)は日本と違い、荷物検査がある。場所によっては飲み物も持って入れない。※その場で飲んで安全な証拠があれば可 また、荷物検査を終えても駅のホームではなく、改札口前で
2020.4.12(日)武漢封鎖解除発表後の最初の日曜日。 私は市内に赴き、実際どのような状況なのかを見てきた。 道中、天兴洲大桥という橋を通っていた時に運ちゃんが「ここは封鎖前と後に比べて5分の1くらいの交通量になった。」と言っていた。封鎖解除後の日曜日なので人はもっと多いと思ったが確かに少なかった。 市の中心”光谷”に到着した。 光谷は連日若者で賑わうが、2.3人程しかいなかった。 封鎖解除とは言えど、やはり外出をする人はほとんどおらず、外にいるのがむしろ浮くぐ
日本で報じられている「武漢封鎖解除」について一体どれほど知っているのだろう？ まさか本当に完全解除されて容易に外出できるとでも思っていないだろうか？ だとしたらそれは間違いである。 今の武漢は規制こそ少し緩くなったものの、自宅待機になんら変わりはない。 規制が緩くなった点を例に挙げると ・交通機関の復旧(バス、タクシー、新幹線、飛行機※中国国内線のみ) ・地区封鎖解除(武漢市全域の移動及び他の都市部への移動) これらを挙げると”なんだ、つまりは武漢封鎖解除になん
死者数:81人 1/28(火) 前日に引き続き、落ち込み具合が半端なくずっとぼーっとしてました。いつもは朝起きたら陽の光を浴びて気分よくなるのですが、この日はカーテンを閉めてずっと寝てました。 自宅隔離で何もする事がないので、昼あたりにおきてゲームをしました。が、全然気分は全然紛れず、また寝っ転がりました。 1度ネガティブ思考になると悪い方向にばかり気が向いてしまいます。”隔離がいつまで続くんだろう？””このまま誰にも発見されずに死ぬ？”と考えるほど追い詰められ、何も
中国から日本へ帰国する時、いつもハッとするのは財布を取り出す時である。中国では財布を持つ事がなく、スマホ1つでなんでも出来るので、日本にいると財布を触ること自体に新鮮味がある。 今日本でもスマホ決済が普及している様だが、以前テレビで見た「〜pay 不正利用事件」が頭から離れず、日本ではまだスマホ決済をした事がない。 そこで今回、私が体験した中国のIT技術のごく一部を紹介する。(というかごく一部しか知らない) 1.中国の検索エンジン”百度” 百度には”百度健康”というサ
4/9(木)日本帰国に向けて準備を進めた。 会社はどうしても今の状況(コロナウイルスの蔓延)で日本に帰国させたいらしい。どう考えても今は武漢の方が安全だと思う。同僚から聞かされたが、会社ももう責任を負えないからということで決定した。 そして帰国に必要な書類はいくつかある。 1.健康証明 これは中国の身分証を持っている人のみが発行できる。 2.復職証明 武漢から外の都市に出るために必要な証明。武漢封鎖解除によってたくさんの人達が新幹線に乗車したのは記憶に新しいと思う
1/26(日) 死者:56人 チャーター機が迎えにくるという情報を得たのがこの日です。領事館や大使館に問い合わせもしましたが、私は中国語籍で日本の永住者なので、判断が難しいと言われました。まあ仕方のない事です。韓国やアメリカは対応が早かったですね。 この日の日曜日は人生で1番つまらなく、特に落ち込んだ日でした。家族の写真を後目に、いつ帰れるのか、生きていけるのか、家族は今何をしているのかといった不安と想像が頭をぐるぐる駆け巡ってました。
4/8(水)本日は武漢封鎖解除の日なので、外出して様子を見てきます！封鎖解除されたからといっても油断大敵です😇
