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長期視点と耐える能力

■ある新しい事業を任せている部長(29歳)との話

弊社の1人の女性部長が今の仕事が不安で堪らない、という。要約すると担当事業が上手く行かなかったときの損失を考えると怖い、と。

僕が話したのはこのような内容だったと思う。
・次のステージの壁だから乗り越えるしかない
・大きな成果を得るときにより大きくて長いベットが必要になる
・恐怖を数字と事実で可視化して、考えまくろう
・たまに完全にパッと忘れれる時間を作ろう

■これから3-5年の成長に向けて

人にはいろんなキャリアのフェーズがあると思うが、僕も前職で27-29歳頃に同じように不安で仕方なかったことを思い出した。不安過ぎたのでプールに行ったり山に登ったりして忘れれる時間を作った習慣が今にも生きている。

企業規模が大きくなるにつれて長期視点と耐える能力が必要だ。上記のように各部長クラスがそれぞれの壁を超えていってくれると力強い。色んな人材戦略があると思うが、現時点で僕が得意としていてしっくりくるのは若手を伸ばす方で、S級シニア人材の外部スカウトは今後ちょっとずつトライしていくしかなさそうだ。

■100%成功すると思っている

僕のいう忍耐力というのは「戦略(リソース管理)、信じる、実行力、忘れる」というようなことを指している。

僕が起業してから今までの考えで、成功するまで(1人になったとしても)続ければ絶対成功すると思っている。投資家の資本効率からの視点で考えると一定期間で勝ち負けが決まらないと困るし、VCという枠で言うとそもそも成功するまで続けるという選択はないので、もし続けるのであれば金、人、の面で戦略が必要だ。

野球で打席に立ち続けるのはうまい選手ですが、けがをしない選手でもあります。

■予算と意志

来年以降の予算を再度見よう、と思っていときに元スクエニ社長の和田さんのnoteが更新された。退任後に一度だけ一緒に飲ませて頂く機会があったのだが、その後にnoteを発見してから常に読んでいる。上記の野球選手の話も和田さんの引用だ。

・予算とは経営からのメッセージ
・予算は、スタッフの行動を促すための仕様書
・経費&投資は意思

このようなワードがあり腹落ちした。意志を社内に伝え、実現させて行く。「上場を目指します」と多くのスタートアップが口にして目指しているが、その道で学ぶべきことと学べることは多くある。

あと2ヶ月を切った2021年はコロナや業界変化も多くこれまでの整理とこれからの準備に多く時間を使った気がする。ついてきてくれるステークホルダーへの感謝を形にできるよう長期視点と耐える力を磨いていきたい。

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