活動の質を爆上げする方法

お久しぶりです。Xhowieです。
今回の記事はプロを目指すチームやプロと同じ土俵で戦うチームのコーチやIGLを対象にしたものになります。
プロはフルタイムで活動を行っており、一日8試合前後スクリムするチームもあります。
しかし、大体のチームは20:00から2MAP,22:00から2MAP計4MAPしかスクリム出来ていないはずです。体感している通り、量で負けています。これだと一生並ぶ・追い抜くことはできません。
この問題を解決するために次のチャプターから「活動の質を爆上げする方法」について解説します。

1.本番に近い環境でゲームをする

eSportsに限らず、練習と本番ではメンタル状況が違います。
本番のメンタル状況は、「緊張している、120%の実力を出そうとする」ことと定義します。
対する練習のメンタル状況は、「緊張していない、70~80%の実力しか出していない。」ということです。

練習でも120%集中で相手の一挙手一投足を観察、ミニmapに注意して見る、ピークを丁寧にする等、本番に近い緊張感・メンタル状況でプレイします。
こうすることで、120%近い出力が出すことができます。
最初は4MAP続かないかもしれませんが、1,2週間もすれば慣れるので問題ありません。
しかし、ここで注意点を1つ。
それは、試合中感情的になってしまうことです。
120%集中し、本番に近い環境で行っていることで味方のミスを責めてしまうことがあるかもしれません。ここで大切な事は、コーチが間に割って入り、お互いの意見を聞き、冷静に納得させることです。そして、選手は本番は味方を責める事はあるのでしょうか?そんなことないですよね、ナイストライって言いますよね。最初は感情的になっても仕方ないですが、徐々に治していきましょう。

2.オフの日は徹底的に休む。

活動がある日は集中している分疲労もたまると思います。
オフの日はゲームから離れてみるのもいい手だと思います。
関係ないですが、普段在宅なので私も週に一回はカフェに行ったり友人と遊びに出かけたりしています。いいリフレッシュになります。
普段の活動を効率的に行うために必要な休暇もあるので、チーム内で話し合って週に1度はオフの日を作ってください。

3.やって終わりをしない。

皆さんはスクリム後、何していますか。反省会をきちんと行っていますか?
学生の時、皆さん模擬テスト(模試)を受けたことありますよね。模試の結果が返ってきて、「うわーC判定かー。」「数学はダメだったなー。」で終わっていませんでしたか?ちゃんと勉強頑張っている人は「数学の二次方程式の正答率は高かったけど三角関数の分野はできなかったな、もう一度解いてみて分からなかったら先生に聞こう。」ときちんと振り返りを行っていたはずです。活動も一緒で、今日出来た事、出来なかった事をきちんとその日に振り返り、チーム内で共有し、改善しましょう。
反省会をしやすいように各自限定公開で配信を行い、何か伝えたいことがあればメモをする。ということです。メモについては後述します。

4.メモの取り方

これは、IGLやコーチのみ行うのではなく、選手全員に実施して頂きたいです。一例を下記画像に示すので、参考にしながらメモを取り、反省会に活かしてください。

赤(個人的に良かった点)青(個人改善点)オレンジ(チーム改善点)

手帳を持っている方は手帳に直接記入してください。
色分けや記入事項はあくまで一例ですので、アレンジしてみてください。
ポイントはノートや手帳に書くことです。(PCでメモやTeraPad等に記入禁止)
理由は2つあり、
1つ目は、活動中に即座にメモ取ることができないからです。
2つ目は、PCを付けていないと即座に確認できないからです。
これらの理由により、絶対手帳やノートに記入するよう心がけてください。
問題や改善点を可視化し、意識して活動に取り組むことで質は必ず向上します。

4.最後に

今回紹介した活動の質を爆上げする方法ですが、かなり根気も必要で、選手やコーチの負担も大きくなりますが、本気でプロ化・プロチームに太刀打ちする上で必要なことだと思います。
最後まで諦めずに、これらの方法はいずれも短期間で効果が出ないと思います。1か月後に効果が表れるかもしれないし、半年後に効果が出るかもしれません。しかし、継続して行い、最後まで勝利への執着心を持ち、諦めないことが何よりの効果を生むと思います。

より良いチーム活動を行えることを心から願っております。
Xhowie


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