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ゲーム音楽を語る#60〜『メインテーマ(ティアーズ オブ ザ キングダム)』

前作より壮大さを感じる神曲です。

こんにちは。
どうも、けこぜろです。

この夏で最も大きな予定のある週が始まりました。
昨年に引き続き、今年の夏もクラシックバレエの発表会に出演するのです。

詳しい経緯は上のnoteで触れましたが、今日は朝から昼まで仕事した後、早退して本番の会場での舞台リハーサルを行う予定です。
明日は本番前日ということで休みを取っていますが、夕方からスタジオの方でリハーサルを行います。
そして明後日水曜日はいよいよ本番。
昼前から会場入りして、メイクをしてもらって衣装を着て昼からゲネプロ、夕方から本番を迎えます。
いよいよ緊張してきましたね。
土曜の午後も仕事終わりにスタジオでのリハーサルに参加しましたが、全然動けなくて申し訳ない思いをしました。
今日の会場リハーサルで何とか動けるようになって挽回したいです。

さて、そんな舞台に向けてチャイコフスキーの音楽を聴いているのですが、先日注文したのをすっかり忘れていた『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』のサウンドトラックが届きました。

2時間近くかけて音楽を取り込みましたが、気持ちを高めるべく舞台が終わってから聴こうと考えていました。
それでもせっかく取り込んだので、『メインテーマ』を聴いたところものすごく良くて、気づけば数日かけてサントラを最後まで聴いてしまいました。
最高でしたね。

ということで、今回はゲーム音楽について語ります。
先日届いたばかりの『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』のサントラより『メインテーマ』について。

前回のゲーム音楽はこちら。



メインテーマ

『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』の『メインテーマ』は今作のメインテーマであり、公式サイトや2ndトレーラーで使用されていました。
前作同様にスタッフロールの最後にも使用されており、前作の後継曲であることが多分に意識されていることがよく分かります。
また、2024年2月に動画配信された『ゼルダの伝説 オーケストラコンサート』において最初の演目を務めたが、その際に作曲者が前作に引き続き片岡氏と明かされました。

この『メインテーマ』はサウンドトラックのディスク9にボーナストラックとして収録されています。
発売前からこの曲が大好きすぎて、発売前に書いたnoteは大体公式サイトで流れる『メインテーマ』をBGMに書き上げてきました。
オーケストラコンサートの様子も本当に素晴らしくて、聴くたびに目に涙が浮かびますね。
以前『ゼルダの伝説メインテーマ』について語った際、前作『ブレス オブ ザ ワイルド』の『メインテーマ』は初めはいい印象を持っていなかったと話しました。

実際にゲームをプレイしたことで正反対に大好きになりましたが、『ティアーズ オブ ザ キングダム』の『メインテーマ』は最初に聴いた時からものすごく好きでしたね。

曲の印象は前作の荒涼感に対して、今作は勇ましさがより前面に出たものとなっています。
これはサビのフレーズをいきなりイントロで流してくることからも、その勢いが分かりますね。
曲の構成も前作に引き続き前半部と後半部に分かれており、前半部は二胡と篠笛の音色で始まる穏やかで躍動感のある音色から、サックスの儚さを感じさせる音色と続いていきます。
曲も次第に盛り上がっていき、前回と同様に一瞬の無音を挟んで後半部に入りますが、この瞬間に本作の最大の特徴である「ハンドクラップ」が高らかに響き渡ることで、断絶されていた空白が繋ぎ止められるのです。

後半部はイントロを更に壮大で熱くしていますが、よく聴いてみるとこのフレーズは前作のメインテーマの終盤のフレーズの一部が入っており、前作との繋がりを感じさせるものとなっています。
これは全然気がつきませんでしたが、サントラでちゃんと聴いてようやく理解しました。

アウトロでは逆再生を感じさせる不可思議な歌声と、物々しい音色で締めるというインパクト抜群の終わり方をしますが、最後の最後におなじみ『ゼルダの子守歌』のイントロが二胡の音色で流れます。
これだけでもう涙が溢れますし、ゲームをプレイする前から好きになった最大の理由でもあります。

サントラでは40秒ほどの不穏なメロディによるイントロがありますが、これがフルバージョンとなっています。
今作の『メインテーマ』は前作との繋がりを意識しつつも、今作のテーマである「手と手」、人や時の繋がりを感じさせる、本作を象徴する曲となっているのです。

今作のメインテーマはもちろんラスボス戦でも流れていますし、サビの部分はラスボス戦後の地上へのラストダイブ時にも流れています。
ここでもう感情が爆発したのを覚えていますし、オープニングとの対比や「手と手」という今作のテーマ、そしてまさしく『ゼルダの伝説』となった物語への感動など、言葉に尽くせない素晴らしさがありました。
これらを含めて今作の『メインテーマ』は神曲に値する素晴らしい楽曲でした。



まとめ

こんな感じで、『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』の『メインテーマ』の紹介でした。
本当に素晴らしい楽曲となっており、前作と今作のメインテーマだけのプレイリストを作成してリピート再生しまくっているくらいです。
発売前に公式サイトで聴きまくりましたし、オーケストラコンサートでは最初から感動させてくれた最高の楽曲です。
この曲を聴くためにサントラを購入したところもありますし、今こうして何度も聴けるようになって嬉しい限りですね。

それでは、また。


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