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『砂の祈り』

いつの日か
この世のすべてが
等しく 平和で あるように

浜田省吾『砂の祈り』

こんにちは。
どうも、けこぜろです。

今回は2020年に発売された浜田省吾34枚目のアルバム『In the Fairlife』より、『砂の祈り』について。



砂の祈り

TVニュースに 映る砂の嵐
いとしい人の 姿さがす

身を切るような 不安と哀しみを
誰が分かち合えるのだろう

あなたの 名前も行方も
知らない人達
今日も街を行き交う

血の味で 目覚めた夜の静寂(しじま)
くちびる 噛みしめ 朝を待ってる

あなたのいない この部屋のどこに
空しくひとり 座ればいい?

ささやかな日々 視界の向こうに
さらわれてく 砂と共に

あなたの 誕生日には
家族と 友達が 集まり
あなたのことを話した

一抹の 砂と共に今夜
訪ねて来て笑顔で 夢の中へ

何気ない 小さな出来事
山茶花 咲いては 涙こぼれて落ちる

いつの日か
この世のすべてが
等しく 平和で あるように

地平に 揺れる 陽炎
あなたの 無事を
祈ってる

浜田省吾『砂の祈り』

『砂の祈り』はアルバム『In the Fairlife』の3曲目。
戦争と平和をテーマにした楽曲です。
Fairlifeは浜田省吾(作曲)・春嵐(作詞)・水谷公生(編曲/サウンドプロデュース)による音楽制作ユニットで、Fairlife名義でこれまでに3枚のアルバムが出ています。
『In the Fairlife』は、そんなFairlife名義で発表された楽曲を再編集したミニアルバムとなっています。
『砂の祈り』は少々珍しく、作詞に浜田省吾も携わっているようです。

『砂の祈り』の原曲が収録されているのは、2004年のFairlife最初のアルバム『Have a nice life』。
最後から2番目でした。

また、アルバム先行シングルとして発売された『永遠のともだち』のカップリング曲として、この『砂の祈り』が収録されていました。

テーマもそうですが、このご時世中々に考えさせられる楽曲であると感じます。
曲としては穏やかで優しいメロディですが、歌詞の重さやメッセージ性はこれまたすごい曲となっています。
今一度よく聴き返して、社会のこと、世界のことに目を向けて考えて観たいと感じました。



まとめ

こんな感じで、浜田省吾の『砂の祈り』の紹介でした。
Fairlifeの楽曲は全て春嵐が作詞を行っているのですが、この『砂の祈り』は浜田省吾も作詞をされている珍しい曲です。
それだけに他のFairlifeの楽曲と比べると、浜田省吾らしさを感じられる曲になっていますね。

それでは、また。

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