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Eコマースの次世代型、Qコマースとは?

日本でもOniGoやWoltが市場参入を果たし成長を狙うQコマースという新たな分野だが、ほとんどの日本のサイトでのQコマースの定義や説明が間違っているので、改めて国外ではどのように定義されているかなど、解説していきたい。

Qコマースとは?

ほとんどの定義ではこうなっている
”Q-com delivery is NOT in days, BUT minutes – 30 or less”

自宅に居ながらにしてショッピングができ、重い荷物を運ぶ必要もないECショッピング食料品や日用品の購入に重宝している人も多いのではないでしょうか。しかし、便利なECショッピングにも弱点があります。それは、「すぐに欲しい!」というニーズに応えづらいこと。ECショッピングの配送は、どんなに早くても注文の翌日以降になるのが一般的で、今すぐ欲しい物の購入は、面倒でも実店舗に行かざるを得ないのが実情です。

ECショッピングのこの弱点をカバーするサービスとして登場したのが「Qコマース(クイックコマース)」です。その名の通り、クイック(迅速)さがウリのサービスで、オンラインで注文した商品を30分以内に届けてくれるのが特徴。配送料も安く、少量の注文にも応じてくれるのが特徴です。「あ、お醤油買い忘れた!」というウッカリにも、「今すぐ、アイスクリームが食べたい!」というわがままにも、「体調が悪くて、近所のスーパーまで買い物に行くのが億劫」といった緊急時の需要にも応えてくれる便利なサービスとして、欧米を中心に市場を拡大。アメリカでの市場規模は2021年の段階で約3兆円に拡大しているという調査結果も出ています。

では誰が利用しているのか?

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