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2024年1月FP1級学科・応用編出題予想

こんにちわ&こんばんわ。
今年に入って予測不能の出来事だらけで大変かと思います。
だけど、冷静になって焦らずに行動していきましょう。
さて、今回は試験2週間前となりましたので、毎回恒例の
「FP1級学科・応用編出題予想」です。今回は別口でFP2級実技試験の
出題予想もやりますので、今回FP2級に挑戦する方は参考にして頂ければ
幸いです。


【ライフプランニング&社会保険】

【2023年9月出題】
穴埋め問題:在職老齢年金、在職定時改定等
計算問題:老齢基礎年金・老齢厚生年金(在職老齢年金の併せ技)

【出題予想】
穴埋め問題:iDeCoや国民年金基金&小規模企業共済等
計算問題:遺族基礎年金、遺族厚生年金+α

冒頭にもあるように、「予測不能」って言葉が似合うFP1級学科試験。
今回も直近3回分をチェックして出題しやすそうな論点を出してみました。
前回は予想が見事的中しました。産後パパ育休は基礎編で出題されていたので、今回は良かったのかなと思います。ある程度旬な話題についてチェックしておくと武器になると思います。今回の予想はiDeCoや国民年金基金と
小規模企業共済の制度等について予想しました。最近出題されていないので
そろそろ出題されるかなと思って予想しました。
計算問題は今回遺族年金の計算を予想します。遺族年金が出題されると一緒に出題される生活者支援給付金も併せて計算式を抑えておきましょう。

【金融資産運用】

【2023年9月出題】
穴埋め問題:各種財務諸表&ポートフォリオ理論
計算問題:シャープレシオと標準偏差

【出題予想】
穴埋め問題:新NISA制度(既存制度と新制度)+株式譲渡の税金
計算問題:損益分岐点比率計算&各種財務諸表計算問題

金融資産運用分野は難易度にバラツキがあり過ぎる分野になりました。
前回は計算問題でシャープレシオと標準偏差の計算が出題されました。
最近出題されていないのでそろそろ出題されるかなと思ったので
予想したところ、見事的中しました。今回こそ新NISA制度が出題される
と予想します。既にどのような制度なのか、旧制度との比較も含めて抑えておくようにしましょう。またNISA等とセットで株式譲渡の税金の問題も出題されるので、税率等問われてもいいように答えられるようにしましょう。
そして、計算問題は損益分岐点比率の計算。最近出題されていないのでそろそろ出題される可能性もあります。あとは各種財務諸表の計算問題。
特に過去問に出題されていないようなものを問われる可能性もあるので
テキスト等に出ているものはしっかりと抑えておくようにしましょう。
あと、見えない敵でもある「計算ミス」にも気をつけていきましょう。

【タックスプランニング】

【2023年9月出題】
穴埋め問題:減価償却
計算問題:事業所得の計算、所得税の申告納税額

【出題予想】
穴埋め問題:消費税・法人税に関する知識
計算問題:略式別表四&法人税の計算問題&各種所得計算の合せ技

タックスプランニングは穴埋めでインボイスが狙われると思ったんですが
基礎編で出題されたみたいです。ただ直近2回略式別表が出題されておらず
この辺りでまた出題してくるのではと予想します。
特に別表四と併せて雑所得や一時所得の計算をさせる問題もあるので
設例をしっかり読んだり、直近の問題を見直しして対策するようにして下さい。なので、穴埋め問題は消費税と法人税に関する知識としました。
あと、別表四の計算問題は「1問間違えると芋づる式で誤答」になります。
被害もかなりデカいので前述の金融資産運用分野でもあるように
計算ミスだけは十分に気をつけていきましょう。

【不動産】

【2023年9月出題】
穴埋め問題:用途地域及び借地借家法
計算問題:不動産の長期譲渡所得の計算&建蔽率・容積率の計算

【出題予想】
穴埋め問題:各種不動産譲渡特例の要件について
計算問題:建蔽率・容積率の計算、不動産譲渡の計算問題。

不動産はここ最近形式に変化が無い感じです。
過去問をしっかりやっていれば確実に点数に結びつく内容なので
特に建蔽率・容積率は毎回出題されているので過去問を解いて
出題パターンを把握しつつ、対策しておきましょう。
穴埋めは不動産譲渡の計算問題の適用要件を問う問題。残ったものが
計算問題に出題されると予想します。
前回の計算問題は相続税の所得費加算と空き家特例の併せ技でした。
(これは過去に出題されています。)どちらか一方しか適用できないのでどちらがメリットがあるのか?それを見抜くのも大切な内容です。
気をつけるのは形式に変化が無い分、形式が変わった場合に解ける問題が解けなくなる場合もあるので気をつけるようにしましょう。また、余裕があれば各種特例の条件は口頭で説明できる癖もつけるようにしましょう。今のうちにできるようにしておけばFP1級実技試験(きんざい)の際に
有利になりますので。

【相続・事業承継】

【2023年9月出題】
穴埋め問題:個人版事業承継税制、相続税の配偶者控除
計算問題:相続税の計算、納付相続税額の計算問題

【出題予想】
計算問題:類似業種比準方式による株価算出計
穴埋め問題:贈与税各種の知識(相続時精算課税と暦年贈与)+各種遺言書

ここ最近、類似業種比準方式の計算ではなく、相続税の計算問題が主になっています。ただ、いきなり出題される場合もあるのでその辺も含めて
対策していくようにしましょう。今回は計算問題は類似業種比準方式の株価計算と予想します。過去問で出題されたケースをしっかり把握してできるようにしておきましょう。また、相続税の計算も出題される可能性も高いので
類似業種比準方式と相続税の計算どちらが出てもいいようにしておきましょう。そして、穴埋め問題は贈与税の改正が出題されるのか?微妙な感じです
旬な話題なので、どの辺りが変わったのか?チェックはしておきましょう。
あと、遺言書の性質やメリットデメリット等解けるようにしておきましょう。これらも余裕があれば口頭で答えられる癖をつけて下さい。
そうすればFP1級実技試験(きんざい)でも有利になってくれます。

【残りの期間でやっておくといいこと】

本番までにやっておくべき事をあげておきます。
応用編で2010年から直近回までの過去問を各分野毎にどのような問題が出題されたかを確認しておくと、同じような論点が出題されたり、問われる箇所もほぼ同じ様な感じの傾向であることが分かってきます。
こちらのサイトで過去の問題をチェックしておくといいと思います。
※法改正は未対応ですのでその辺は十分に注意して下さい。

過去問解説目次 1級FP過去問解説 (fp1test.com)

次に、問題を解いて万が一間違えても、何故間違えたのかを把握しておく。
本番で普段見ないような問題が出題されて焦ると思いますが、冷静になって問題を読んだら、実は毎回出題されている定番問題だったと、錯覚を起こす可能性もあります。なので、過去問等を駆使して過去に出題されている問題とか狙われやすそうな論点を自分なりに把握しておくといいでしょう。
過去に合格率が低かった2022年1月・2023年5月の試験問題もよく見たら
過去問の応用問題だったので、恐らく出題者側は「応用力のあるFP」かどうかを試しているのではないかと思ってしまいますね。
万が一、難問が出題されても何かしら計算式を入れておくようにして下さい
難易度が高い問題については部分点(相応の点数)が貰えるかもしれません
試験問題が難しかったと感じ、よく見ると過去に出題された論点を応用した問題だったというカラクリがあります。それに気づけるかがポイントです。

あと、以前こちらの記事で書きましたが、基礎編で出題される計算問題を把握しておくのを忘れないことです。基礎編の計算問題は応用編を学習している過程で応用編と似たような計算問題が出題される時があります。
こちらも対策しておくと、基礎編の得点源となる可能性も高いので
チェックしておくようにしましょう。毎年基礎編で4~6問程度は計算問題が出題されます。それを全部取れば基礎編で8点~16点を獲得できる。
基礎編でのこの点数は大きいので、応用編の対策も兼ねてしっかりと対策しておきましょう。

最後に、新しい問題に手を出さない。下手に手を出すと
それが不安要素になったり、慢心が生まれる可能性があるので
残り1週間前は見直しや苦手箇所の繰り返し復習に充てるのを
おススメします。

【終わりに】

以上で2024年1月試験の出題予想となります。
試験直前の注意点として健康・体調管理ですね。
感染症対策だけはしっかりとやっておきましょう。最近増えてきているので
注意した方がいいかと思います。(家族もしっかり対策をお忘れなく。)
あと、交通関係や天候等ですね。特にこの時期は降雪で交通機関が麻痺したり遅延する可能性もありますから、交通機関や天候に注意しておきましょう。あと、時間に余裕をもって行動も心掛けて下さい。
また、持ち物チェックは前日に済ませておきましょう。特に電卓は√付きの
電卓をお勧めします。万が一、√ついてないからいいやと思っていたら
標準偏差の問題が解けなくて泣いたというケースもありますから後悔する前にしっかりやっておきましょう。
続いて、メンタル面の管理も大切だと思います。
苦手な箇所が思うように解けない。解いても点数が伸びなかった時に思わず自虐的になってSNSに愚痴を書き込んでしまうこともあるかと思います。
それは絶対にやってはいけません。それは周りに嫌な印象を与えるだけでなく、同じ目標に向かって頑張っている方々に対してモチベーションを低下させてしまいます。
自分ができなかったのを周りに八つ当たりするのだけはは絶対にダメです。
また、予想が当たらなかったからといって私に対して文句や不満をいうのは
それもお門違いだと思います。私はあくまで「これが狙われそうだ」というのをピックアップしているわけですから、一番理想なのはどんな問題が出題されても焦らずに解けるメンタルを保てるか?
まさにそれです。また、調子が乗らない時には休むのも一つの手段です。
最終手段として、今回の試験はギブアップして次回に仕切り直すという方法もあります。本番まであと僅かですが、まだまだ諦めてはいけません。
最後まで頑張りましょう。そして合格を信じて!

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