2024年5月FP1級学科・応用編出題予想
こんにちわ&こんばんわ。ついにGW突入しましたね。
皆様は如何お過ごしでしょうか?特にFP1級受験生の皆様は追込みの時期に
入っているかと思います。根詰め過ぎずに時にはリフレッシュして
試験にベストの状態で挑めるよう頑張って下さいね。
さて、そんな受験生の皆様に、今回もやります。FP1級学科応用編の
出題予想です。この出題予想もう2022年の1月(5月)から始めてもう2年以上続けています。始めた当初はまだ私もFP1級受験生でしたので、気持ちもよく分かります。私も既に合格してますが、1人でも多くの方に合格を味わって貰いたいということで、学科の応用編ぐらいならある程度出題予想でフォローできるかなと思い、続けています。これが役に立つことを祈って
今回も頑張って下さい。ただ、あくまで予想ですのでこれだけではなく、苦手分野はしっかり対策、得意分野はミスしないよう伸ばす努力を怠らないようにして下さい
【ライフプランニング&社会保険】
【2024年1月出題】
穴埋め問題:労災補償関連、障害手当金
計算問題:障害基礎年金・障害厚生年金・障害補償年金
【出題予想】
穴埋め問題:雇用保険、各種社会保険関係
計算問題:老齢基礎年金・老齢厚生年金と在職老齢年金や付加年金の併せ技
まさに「予測不能」って感じでした。穴埋めは障害補償等の各種保障について問う問題。そして計算問題はまさかの障害年金計算が出題されました。
ただ、これもテキストに掲載されているのでしっかりと解き方を把握していれば解けた方も居たと思います。ただ、最後の「障害補償年金」の計算は驚いた方も多かったのではないでしょうか?
ここは、解ける問題は解いて、ダメだと思ったら捨てるという気持ちを持って解いた方がいいのかと思います。
立ち回りとして、障害基礎と障害厚生に絞って解くようにして、残りは捨てる。そして穴埋めも問51は①と②はダメでも③~⑥を取って、問52は5問中3問、計算問題は前述のとおりならば大体20点中14点~15点ぐらいが御の字だと思います。(穴埋め1点、計算3点と予想した場合)
そして、今回の予想ですが、新年度になったということで、雇用保険や各種社会保険に関する穴埋め問題が出題されると予想します。iDeCoや小規模企業共済等でも良かったのですが、前々回・前回とそれで予想外しているので今回はこちらにしました。あくまで対抗という感じにしておきます。
そして、計算問題は老齢基礎年金と老齢厚生年金に付加年金や在職老齢年金、納付免除期間といった引っ掛け要素もプラスして出題されると予想します。前回が障害年金だったので今回はこちらが出題されるのではと思いますが、老齢・障害・遺族どれが出題されてもいいように対策して下さい。
【金融資産運用】
【2024年1月出題】
穴埋め問題:日銀の金融政策&各種財務諸表の計算
計算問題:シャープレシオと標準偏差
【出題予想】
穴埋め問題:配当関連の税務、国内外の金融政策の知識
計算問題:各種財務諸表計算問題(難易度高め)
最近の金融資産運用分野は点数を取りにくい感じになっています。
私が受験した頃は、過去問をしっかりやっておけば満点が狙えるドル箱分野でしたが、それはもう通用しなくなっています。特に穴埋め問題は昔みたいに知識をというものというより、金融情勢をどれだけ知っているのかを問う問題が多くなっている感じがします。過去問だけでなくどれだけ日頃から金融資産関連の情報のアンテナを張っているかの勝負にもなってきそうな感じです。また、計算問題はまさかのシャープレシオ&標準偏差が連続で出題されました。これも意外だったのかもしれません。
立ち回りとして、この問題は穴埋めは問54・55合計で11問中9問は取れると見込んでいます。特に問54の①と②は難しいけど、残りはある程度自信を持てば解けると思います。そして、計算問題は最初の投資信託Yの標準偏差は解説の「4分の1」を忘れそうな感じがするので恐らく解けるか解けないか微妙な感じです。ここは最低でも8点~10点(計算問題が解ければ14点~16点)ぐらいは取っておければいいかなと思っています。
今回の予想ですが、穴埋め問題は「国内外の金融政策」の知識、(日銀短観とかFOMCや国内外の指標等)を予想します。最近こういうのが出題されているので、その流れに沿った予想を出してみました。もう一つは各種配当にかかる税制に関する知識です。特に配当控除や申告分離課税の場合の損益通算といった感じの問題が出題されると予想します。結構投資や運用を推奨していることもあり、そういう知識を問われる可能性もあるのではと予想します。そして、計算問題は各種財務諸表の計算問題と予想します。
最低限過去に出題された指標、テキスト等に掲載されている指標は計算できるようにしておいた方がいいかもしれません。また前回5月で出題された「イールドスプレッド」とか出題されてもいいように計算方法だけでも把握しておけば、基礎編で出題された時の対策にもなるのでおススメです。
【タックスプランニング】
【2024年1月出題】
穴埋め問題:各種法人税の税制(DX投資促進税制&同族会社)
計算問題:略式別表四&法人税の計算問題
【出題予想】
穴埋め問題:各種所得控除に関する知識(扶養や年収の壁等)
計算問題:事業所得の計算、所得税の申告納税額+α
タックス分野は予想がほぼ的中した感じでした。
久々に略式別表四と法人税の計算問題が出題されました。
特にこの辺で点数を稼げた方も多かったのではないかと思います。
ただ、この略式別表四ミス一つで大きな失点に繋がるので注意が必要です。
(1つ間違えると、最後の合計が×、次の法人税計算も×になる為)
また、穴埋めは結構難しかったかもしれません。テキストの端の方に書かれている内容について問われる問題のような感じの問題でしたね。
立ち回りとして、略式別表四と法人税の計算を確実に取って、穴埋めは2問~3問取れれば御の字かと思います。(仮に穴埋めが1問1点として、全滅でも計算問題が完璧ならば14点は確実に取れると見込める)
今回の予想ですが、略式別表四が続くか迷いましたが
計算問題は事業所得の計算、所得税の申告納税額+αにしました。
(+αは設例にある保険や年金に関する一時所得や雑所得を求める計算)
また、穴埋めは賃上げ促進税制は令和6年法改正で改正があったことから今回は穴埋めで出題されないと予想します。恐らく次回2024年9月の穴埋めで狙われる可能性が十分にある(2022年9月試験でも同じでした)ので
それを見込んで今回穴埋め問題は各種税金の控除に関する知識を問う問題が狙われるのではないかと予想します。
【不動産】
【2024年1月出題】
穴埋め問題:瑕疵担保責任、容積率の延床不算入
計算問題:不動産の長期譲渡所得の計算&建蔽率・容積率の計算
【出題予想】
穴埋め問題:相隣関係、不動産鑑定評価、宅建関連
計算問題:建蔽率・容積率の計算、各種不動産譲渡の計算問題。
計算問題は定番問題が出題されたので過去問をしっかりやっていれば満点は取れると思います。建蔽率や容積率の問題も過去問の焼き回しで、このケースは普段横方向だけど、縦方向で受験者を驚かせる感じの所謂ギミックのような感じでした。焦らずやれば解けるので問題無いかと思います。
各種不動産譲渡の計算も同様に、過去問を解いていれば確実に点数が取れる内容だったと思います。
穴埋めは、宅建の勉強をしている方が有利な感じがしました。都市計画法や建築基準法、農地法、借地借家法など宅建で学ぶ内容が穴埋めで出題される傾向が多い感じがします。
立ち回りとして、穴埋めの最後の2問~3問は解けないと思うので解けない問題は諦めて、取れる問題を徹底して取る。上手くいけば満点も狙える問題群なので、しっかりできていれば17点~18点は取れると思います。
今回の予想は計算問題は毎回同じなので、過去問で出題されたものは確実に解けるようになれば、問題無いと思います。建蔽率・容積率も細かい引っ掛けに引っ掛からなければボーナス問題となるのでここはしっかりやっておきたい論点だと思います。ただたまに形式や傾向が変わる可能性もありますが、問われる内容は変わらないので傾向が変わっても焦らずに解くようにして下さい。穴埋め問題は宅建関連が最近よく出ているので、宅建でも狙われている「相隣関係」について出題されると予想します。あと、不動産鑑定評価に関する知識を問う問題もそろそろ出題されるのではと思います。
【相続・事業承継】
【2024年1月出題】
穴埋め問題:自己株式の買い取り、事業承継税制(特例)
計算問題:類似業種比準方式による株価算出計
【出題予想】
計算問題:相続税の計算問題
穴埋め問題:贈与税・遺言に関する知識、相続不動産に関する知識
前回は久々に類似業種比準方式の計算問題が出題されました。
特にこれといった引っ掛け要素も無く、不動産分野同様過去問をしっかりやっていれば確実に点数は取れる問題群だと思います。ここ最近出題されていなかったので、解き方を忘れてしまった方もいらっしゃるかと思いますが、相続税の計算・類似業種比準方式の計算どちらが出題されてもいいように対策していれば問題は無かったと思います。
穴埋めも事業承継関連からの出題が殆どでした。特に計算問題同様過去に出題されていた内容とほぼ同じ感じの問題だったので、過去の穴埋め問題をしっかりチェックしていた方であれば相続分野で満点を狙えると思います。
立ち回りとして、今回は大きな引っ掛け要素が無いので恐らく満点は取れると思います。類似業種比準方式も穴埋めも過去問とほぼ類似の問題なので焦らなければ高得点は取れると思います。
今回の予想ですが、相続税の計算問題が出題されると予想します。
類似業種比準方式も可能性はありますが、前回の出題内容を考えると今回は
難しくしてくる可能性もあるので、あえて相続税の計算問題を予想します。
穴埋め問題は、贈与税・遺言に関する知識、最近話題の相続不動産に関する知識が狙われると予想します。特に贈与税は2024年1月から制度も変わったので、新旧制度の比較をベースに狙われると予想します。
あと、相続時の不動産登記の義務化も話題のネタなのでこちらも狙われると思うので対策しておいた方がいいかと思います。
あと、各分野の「私の立ち回り」についてですが
FP1級受験を想定して対策した状態で挑んだ場合という状況で判断しています。私が受験する立場だった場合、この場合だったらこういう感じで対策した方がいいという感じであくまで参考程度にして下さい。
【残りの期間でやっておくといいこと】
本番までにやっておくべき事をあげておきます。
応用編の直近回までの過去問を各分野毎にどのような問題が出題されたかを確認しておくと、同じような論点が出題されたり、問われる箇所もほぼ同じ様な感じの傾向であることが分かってきます。
こちらのサイトで過去の問題をチェックしておくといいと思います。
※法改正は未対応ですのでその辺は十分に注意して下さい。
過去問解説目次 1級FP過去問解説 (fp1test.com)
次に、問題を解いて万が一間違えても、何故間違えたのかを把握しておく。
本番で普段見ないような問題が出題されて焦ると思いますが、冷静になって問題を読んだら、実は毎回出題されている定番問題だったと、錯覚を起こす可能性もあります。なので、過去問等を駆使して過去に出題されている問題とか狙われやすそうな論点を自分なりに把握しておくといいでしょう。
過去に合格率が低かった試験問題もよく見たら、過去問の応用問題だったので、恐らく出題者側は「応用力のあるFP」かどうかを試しているのではないかと思ってしまいます。
試験問題が難しかったと感じ、よく見ると過去に出題された論点を応用した問題だったというカラクリがあります。それに気づけるかがポイントです。
万が一、難問が出題されても何かしら計算式を入れておくようにして下さい
難易度が高い問題については部分点(相応の点数)が貰えるかもしれません
ただ、部分点を過度に意識するのは止めた方がいいと思います。
最近の傾向では部分点はよほどの事が無い限り貰えません。
自己採点でも「この答えなら部分点あるでしょう」と思って部分点込で合格点超えて喜んだと思っていたら、合否結果では部分点は無く、不合格というケースもあります。だから過度に意識するのは控えた方がいいと私は思います。それをやって合格していればいいですが、不合格だった時のショックは計り知れないものだと私は思います。自身も2度経験しているので、控えることをお勧めします。
あと、以前こちらの記事で書きましたが、基礎編で出題される計算問題を把握しておくのを忘れないことです。基礎編の計算問題は応用編を学習している過程で応用編と似たような計算問題が出題される時があります。
こちらも対策しておくと、基礎編の得点源となる可能性も高いので
チェックしておくようにしましょう。毎年基礎編で4~6問程度は計算問題が出題されます。それを全部取れば基礎編で8点~16点を獲得できる。
基礎編でのこの点数は大きいので、応用編の対策も兼ねてしっかりと対策しておきましょう。
最後に、新しい問題に手を出さない。下手に手を出すと
それが不安要素になったり、慢心が生まれる可能性があるので
残り1週間前は見直しや苦手箇所の繰り返し復習に充てるのを
おススメします。
【終わりに】
以上で2024年5月試験の出題予想となります。
試験直前の注意点として健康・体調管理です。
特に感染症対策だけは注意した方がいいかと思います。
(自身だけでなく家族もしっかり対策をお忘れなく。)
あと、交通関係や天候等ですね。万が一交通機関が麻痺したり遅延する可能性もありますから、注意しておきましょう。あと、時間に余裕をもって行動も心掛けて下さい。
また、持ち物チェックは前日に済ませておきましょう。特に電卓は√付きの
電卓をお勧めします。万が一、√ついてないからいいやと思っていたら
標準偏差の問題が解けなくて泣いたというケースもありますから後悔する前にしっかりやっておきましょう。
続いて、メンタル面の管理も大切だと思います。
苦手な箇所が思うように解けない。解いても点数が伸びなかった時に思わず自虐的になってSNSに愚痴を書き込んでしまうこともあるかと思います。
それは絶対にやってはいけません。それは周りに嫌な印象を与えるだけでなく、同じ目標に向かって頑張っている方々に対してモチベーションを低下させてしまいます。
自分ができなかったのを周りに八つ当たりするのだけはは絶対にダメです。
また、予想が当たらなかったからといって私に対して文句や不満をいうのは
それもお門違いだと思います。私はあくまで「これが狙われそうだ」というのをピックアップしているわけですから、一番理想なのはどんな問題が出題されても焦らずに解けるメンタルを保てるか?
まさにそれです。また、調子が乗らない時には休むのも一つの手段です。
最終手段として、今回の試験はギブアップして次回に仕切り直すという方法もあります。本番まであと僅かですが、まだまだ諦めてはいけません。
最後まで頑張りましょう。
そして、SNS上で「FP1級学科合格しました!」という言葉が沢山見れることを祈っています。
以上で、FP1級学科応用編・2024年5月試験出題予想を終わります。
長々とありがとうございました。
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