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自分フィルターの話~スポーツはやるより観る派の私バージョン~


野球が開幕。
小学校低学年の頃、古田さんファンでヤクルト好きでしたが(動機がよこしまww)
中学以降ぜんっぜん観ていませんでした。
WBCも、甲子園も。
ニュースや情報番組で見る選手くらいしか把握していなくて、
きのう初めてジャイアンツに同郷の選手である戸郷さんという人が入ったことを知りました(笑)

そんな私が、巨人対阪神の開幕戦だけ観ちゃったんですよね、今年。テレビで。
家で観ている人たちが楽しめるようにという工夫がたくさんあって、すごいなあと思いました。

で、なんで観たかっていうと、
プロスポーツという「疫病の影響によって停止を余儀なくされた生もの」が解放される瞬間に立ち会いたい、と思ったから。
観てよかったです。選手や球団関係者、解説者をはじめとするたくさんの人が待ちわびていたんだということを、あらためて感じました。

もうちょい掘り下げると、多分、その「停止を余儀なくされた」という部分に共感を覚えたんじゃないかなーと思います。

私がお世話になり応援もしている音楽業界の人たちも、いろいろな方法を模索しながら動き出している。
生ものであるライブを待ち望んでいる人がいることや、そのファンたちの熱量に、プロスポーツである野球が置かれている状況が重なったから「観たい」って思ったんだろうなって。

観たいと思ったから、観た。
逆に言えば、観たいと思わなければ気にも留めない。
うん、自分のそのときの感性に引っかからなければ、気にも留めないんです。
人は無意識のうちに、興味のあるものだけを選別して情報を仕入れて、それをもとに更なる取捨選択を行っているってことなんですよね。

だから、同じ本でも時間を空けてから読み返すと「へえ、そっか~!」ってなるポイントが変わるし、
同じ映画やドラマでも、見るタイミングによって心が動かされるきっかけのセリフが違ったりする。
さらに、「あれ? あのときはめちゃくちゃ感動したんだけどな……?」って感想しか持てなくて、全然引っかからなくなることもある。

在るものは同じはずなのに、アンテナに引っかかるものは変わっちゃうんですよね。

でもそれが悪いって話ではないです。
無意識さんが「いまコレが必要だよ~」って働いてくれるから「必要なもの」っていうフィルターがかかって、無意識フィルターという網に引っかかったものの中から必要な学びを得ることができるので。
一見無駄に思えるようなことでも、無意識フィルターに掛かっている以上、無駄なことなんてひとつもないってことです。

ただ、そうなってくると、「無意識フィルターが変化しない限り、引っかかる情報のカテゴリ―も変わんなくない?」って話になりませんか?
だから人と会って話を聞くって大事なんですよね。
自分という枠の中に存在しないものを、ふっと与えてくれたりする。それによって、フィルターが変化し始める。
赤と青を足したら紫になるじゃないですか。新しい色が生まれるような、そんな感じだと思うんです。

いまは特に、直接会うことが(緩和され始めたとはいえ)制限付きになっていて、オンラインで誰かに会うほうが多いから、
同じ空気の中で生活している人って減っているじゃないですか。
そのぶん、自分自身の関心が持てる物事に使う時間って増えていますよね。
そんな人たちが久しぶりに直接会って顔を合わせて、相手の話を聞いたとしたら、
たぶん自分は知らないことをいろいろ聞ける良い機会になると思います。
なんとなんと、フィルターに変化を与えるビッグチャンス到来です!!(笑)

自分に向き合う時間を取ったからこそ、誰かに与えられるものが生まれることもある。
生きているだけでそんなことができちゃうなんて、すごいと思いませんか?
もう、私たちには可能性しかない!(笑)

自分が健康に生きることが、そうやって誰かが成長するためのひとつのきっかけになるなんて、すごく嬉しいことだなあって。
そう思ったら、やることやって元気に生きて行かなくちゃなって気持ちになりません?
ちゃんと手洗いうがいを徹底して、体調の変化を観察して、いま自分に必要なものを取り入れる生活をしていくことは、
日常の中で無理をしなくてもやっていけることなんじゃないかなあ。

自分フィルターを信頼することと、広げること。
その両方を、これからもやっていかなきゃな~と思います!


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