福井名物、越前おろし蕎麦の名店といえば『けんぞう』!
『2014年夏から2016年夏に撮られた写真から、当時の二年間の金沢生活を振り返り、想い出を記録に定着させる写真で二言三言。』
これまでこのnoteでは何度も触れているが、出向元を出るときには「公共の営業部長と開発の一部をマネジメントする」という話で金沢の地域会社に着任したわけであるが、いざ着任してみると公共部門の営業に限らず、金融・法人の営業・開発部長も兼務で、それって責任範囲がほぼ事業部長と同じじゃね?話が全然違くね?
というなんとも無責任な出向元の人事なのではあったが、そもそも環境適応能力は幼少期から人並み以上に高いので、住民票を金沢市に移して立派な金沢市民とかしてからはそんな過去の経緯はどこへやら、石川県に限らず左右両県の福井と富山の支店長まで仰せつかっても、福井・富山の名物喰いたさに喜んで出かけていったモノである。
その中でも福井の担当者から以前から話には聞いていたモノのなかなか訪問するチャンスがなかったお店を訪れるチャンスが廻ってきたのは、2016年1月の正月休み明けの顧客への年始挨拶のタイミングであった。
福井名物といえば越前おろし蕎麦!以前も金沢駅近くにあった今は亡き『やまぎし』をご紹介したことがあるが、当時の地域会社の社長曰くやまぎし以上の越前蕎麦が食える!となかなかの評判だったので、いつか行ってみたかったのが福井県永平寺町というなかなか車がないと行きづらいところにある『けんぞう』である。
メニューはシンプルでおろし蕎麦か普通の蕎麦かのみ。あとは一人前かそれ以上かの量の違いでしかない。
わざわざ年始挨拶のついでに担当者運転の車でここまで連れてきてもらったのは、ひとえに辛味たっぷりというおろし蕎麦を食べたかった故なので、注文は『おろし蕎麦』一択である。
蕎麦自身は実家で旨い蕎麦を食って育ったので、これまでで一番の旨さ!というワケではないが、上等な部類である。
なにより特徴的なのは、写真の左下にある辛味大根の汁である。この辛味しかない汁で食べる蕎麦は、他では味わえない清涼感と刺激に満ちた、まさにこれぞおろし蕎麦!!という逸品であった。
その後また訪問する機会があるであろうとこの日は腹七分目で遠慮してお店を後にしたのだが、その後地域会社を離れる半年の間に再訪する機会は二度と訪れなかった…
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