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神にお尻は向けません。

『ランダムに選んだ過去の写真からインスピレーションを受けた小咄、コラム、戯言などを書き留める写真で二言三言。』


自慢ではないが、自慢になるワケだが小学校の図画工作から高校の美術まで成績はずっと最高の評価を受け続けてきた。
だからというわけではないが、美術芸術の世界は割と小さい頃から身近にあり、美術鑑賞は趣味でもある。

美術芸術作品ならとはいえ何でもかんでも好きなわけでもなく、街中に置かれている現代美術の彫刻などはどちらかというと『お笑い』の視線で鑑賞してしまう悪いクセがある。

たとえば、わたしがよく散歩に出向く山手通りの東側の遊歩道である谷端川緑道。
この谷端川緑道には各町のエリアごとにテーマを持たせた彫刻が意味ありげに置かれている。
要町通りを挟んで北側には鳥をモチーフにした彫刻があり、あれは鴉なのだろうか?どれをみても鴉のような気がするのだが、なぜ生きている鴉も多く飛来している中で鴉なのかわからない。
要町通りを渡って南側に入ると、こんどは幼児の男の子なのである。例に漏れずみな裸の幼児で道行く人に笑顔で微笑みかけている。
これが二体、三体と南に向かった所々に置かれているのである。

なかでも一番のお気に入りが写真の幼児で、なんと幼児が四つん這いで拝んでいるその先には池袋聖公会。
さすがに教会にはお尻を向けないのだなと、毎回通り過ぎるとお尻越しに教会を拝む幼児を撮ってしまうのだ。



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