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北陸生活の思い出作りに『加賀屋』へ。

『2014年夏から2016年夏に撮られた写真から、当時の二年間の金沢生活を振り返り、想い出を記録に定着させる写真で二言三言。』

金沢生活の2年間、わたし自身は仕事で福井・富山といった両県や北陸圏外に出張で赴くこともあったが、ともに連れてきた妻はほとんど金沢から出る機会がなかった。
といっても、本人自身が出不精で引き籠もり体質なので、なにか不満やストレスが溜まったということもなかったようなのだが、せっかく北陸まで住民票まで移してやってきたのに、石川県自体も引越直後にバスツアーで能登周遊した程度だったので、金沢で最後の結婚記念旅行は贅沢しようか?と前々から話題にあがていた旅館に向かったのが2015年11月19日。

「最後の結婚記念旅行」といってもこれで我が夫婦が離婚とかするということではなく、そもそも我が家の結婚記念日が10月で翌年の10月にはもう都内に戻っている予定なので、2015年の秋口が金沢時代の最後の結婚記念日を過ごすという意味のことである。

この頃、前々から夫婦間でよく話題に上がっていたのが、過去数年国内No.1ホスピタリティーを誇る旅館である『加賀屋』さん。
この頃どころか、金沢に引っ越すコトを決めた頃から2年間のうちに最低でも1回は止まってみたいよね?といっていたあの『加賀屋』さんである。

この付近は和倉温泉というコトで、いわゆる有名温泉地同様に新旧様々な建物が並んでいる。
加賀屋さんは一方的に昔ながらの旅館の佇まいだと勝手に思い込んでいたのだが、外観は昔ながらどころか、真逆な現代的なご立派なホテルといった佇まい!?
裏側には湾が入り組んでいて、その先には能登島と眺めは最高で、館内は歴史とともに歩んできた旅館らしく、館内ツアーも開かれているほど見所が満載。

なにより旅館というとその土地土地の食材を豊富に使用した旅館飯である。
海鮮モノは金沢市内で散々舌を肥やしてきたが、それ以上の期待に応える海の幸に山の幸に、所々絶妙な間でお世話をしてくれる仲居さんの佇まい。
嗚呼、これが国内No.1ホスピタリティーのなせる技なのか!!と身も心も満足した一泊二日の加賀屋さんだった。

そんな加賀屋さんも今年の年明け直後の能登半島地震では直撃を受けていたらしく、久々にGoogleマップでみてみたら『臨時休業』となっていた。
まだまだなにかと大変でしょうが、ぜひまた復活してあの国内No.1ホスピタリティーで迎えていただきたいものだ。

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