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一見不可解、言われてみればなるほどなサイン。

『2014年夏から2016年夏に撮られた写真から、当時の二年間の金沢生活を振り返り、想い出を記録に定着させる写真で二言三言。』

夏になると思い出す。金沢市内の中橋に在った『きふじん』。
先日も触れたばかりだが、関東風でも関西風でもなく開きは関東風、焼き方は関西風のハイブリッドうなぎをいただけた鰻屋さんである。

残念ながら都内だとなかなか関西風のうなぎをいただけるお店が少ないので、ついつい夏にうなぎを食べているといまだにこのきふじんさんのうなぎの蒲焼きを思い出してしまうのだ。

今回、写真ライブラリを眺めていて目に止まったこちらの写真。
なんだかすぐおわかりの方はいらっしゃるだろうか?
実はきふじんさんのトイレの入口にかけられていたサインなのである。

パッと見、二股の木の枝を打ち付けただけのモノだが、打ち付ける角度を90度変えるだけでなるほどな!と。
左側の二股が下に伸びている方は『婦人用トイレ』。
右側の90度角度をつけて小さい方がニョキッと伸びている方は『紳士用トイレ』。

最初トイレに行ったら意味が解らず、店員さんに聞いたらなるほど!と。
ぱっと見はなにこれ?と思ってしまうとそこで思考が止まってしまい、想像力が発揮出来ないモノだなと、我ながら老いを感じたトイレのサインだったのである。



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