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写真で二言三言【金沢編】

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思っていた以上に【金沢編】の記事が多くなってしまったので本編の『写真で一言二言』と切り離して別冊といたしました。
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2023年8月の記事一覧

金沢の空は低い。

『2014年夏から2016年夏に撮られた写真から、当時の二年間の金沢生活を振り返り、想い出を記録に定着させる写真で二言三言。』 金沢の当初に驚かされたこととしては、海の幸のこの上ない旨さや意外と豊富なB級グルメといった食ネタだけではなく、市中には水が豊かであることと、それは日本海でたっぷり水分を含んだ空気が山々に遮られて大量の雨を降らすことにあると。 この盆地ではないが、山に空気が遮られるというこの地形の妙にも驚かされた。 わたしが暮らしていたマンションのベランダで撮った

回転寿司食うならもりもりいっとけっ!

『2014年夏から2016年夏に撮られた写真から、当時の二年間の金沢生活を振り返り、想い出を記録に定着させる写真で二言三言。』 金沢で暮らす前に勘違いをしていたことがある。 『回転寿司』の位置づけだ。 これまで関東で暮らしてきた時には回転寿司というと、どうしても回転しない白木のカウンターで食べる寿司屋よりも格下の庶民なのだからこれくらいで我慢しておきなさいよ!という勝手な格差を感じつつもそれでも、寿司って旨いなぁ〜と思いながら廻るベルトコンベアに載せられたお皿を見ていたモノ

金沢市内を縦横無尽に走る水路がキッカケ。

『2014年夏から2016年夏に撮られた写真から、当時の二年間の金沢生活を振り返り、想い出を記録に定着させる写真で二言三言。』 以前も『金沢は水路の街』ということで記事をアップしたことがあるが、金沢市内には鞍月用水、大野庄用水、辰巳用水と大きな用水が縦横無尽に走っている。 人間の身体のほとんどが水分から出来ていると言われているが、それ故なのか海沿いとか川沿いとか『水』の近くの環境で暮らすと落ち着くような気が勝手にしているのだが… 金沢市内から海は遠いものの、市街は浅野川と

金沢市内のB級グルメも物色。

『2014年夏から2016年夏に撮られた写真から、当時の二年間の金沢生活を振り返り、想い出を記録に定着させる写真で二言三言。』 金沢赴任当初はB級グルメに目が向きつつも、やはり日本海の海の幸の旨さには贖えん!と魚を求めて徘徊する日々が始まったわけだが、人間同じカテゴリーのモノばかり食べ続けると、たまには気分転換に胃腸を虐めたくなるモノである。 ということで、2014年のお盆過ぎにはふたたびB級グルメを求めて街中を徘徊するようになっていた。 『お盆』で思い出したが、大学卒業

一段落したら富山やら福井やら。

『2014年夏から2016年夏に撮られた写真から、当時の二年間の金沢生活を振り返り、想い出を記録に定着させる写真で二言三言。』 金沢生活の振り返り編を初めて二ヶ月弱。 しかしこの間の話は2014年7月分でしかない...(^^;)ハハハ。 こんなペースでやってると一体本編に戻るまでどれくらいの月日がかかるだろうか?と当初想定していた進み具合よりもペースが遅すぎて今さらながらに驚いている。 それだけ、思い起こしたいことが多いのだろうか(笑) ということで、そろそろ2014年8

物理法則に合わない刺身が屹立している刺身盛り。

『2014年夏から2016年夏に撮られた写真から、当時の二年間の金沢生活を振り返り、想い出を記録に定着させる写真で二言三言。』 最近は金沢での食生活の話と生活面の話が交互にアップされていて、なかなか金沢振り返りとしてはその食生活の素晴らしさを再度実感出来ていい感じだが、果たしてこのシリーズに需要はあるのだろうか?という不安も少々(笑) 今回は以前もアップした気がしないでも無いが、金沢と言えば海鮮モノ! 海鮮モノと言えば刺身盛りである。 中でも金沢生活の初期も初期、引っ越し

東京を感じたい時に訪れたヴィレッジヴァンガード。

『2014年夏から2016年夏に撮られた写真から、当時の二年間の金沢生活を振り返り、想い出を記録に定着させる写真で二言三言。』 今となっては北陸新幹線も開通して東京直結となり、東京資本のチェーン展開がわたしが暮らしていた頃よりも加速しているであろう金沢。 わたしが金沢に引っ越した2014年の夏はまだ北陸新幹線も開業しておらず、金沢という町は関東よりも関西に繋がっているような印象の方が強かった。 大阪からは特急サンダーバードで直結していたこともその印象を強めていたような気がす

街中のスーパーの魚介コーナーが魅力的すぎるっ!?

『2014年夏から2016年夏に撮られた写真から、当時の二年間の金沢生活を振り返り、想い出を記録に定着させる写真で二言三言。』 金沢に引っ越してきて二週間も経つと生活に必要なお店、まずはスーパーやコンビニ、何かあったときの病院など、生活に必要となってくるお店の目星がある程度ついてきた。 駅西の長田で暮らすことになった我が家としては、まずは生活に必要な物資を仕入れるスーパーを二箇所確保した。 金石街道を西に向かったところに在るマックスバリュー駅西本店とマルエー元菊店である。

故郷を思い出す若宮大橋からの犀川の眺め。

『2014年夏から2016年夏に撮られた写真から、当時の二年間の金沢生活を振り返り、想い出を記録に定着させる写真で二言三言。』 わたしが生まれ育った群馬県は言わずと知れた海無し県である。 四方を海で囲まれた島国でありながら、なにゆえ群馬県には海が無いのだろう?と少年の頃はこの憤りをぶつけようにもぶつける先が無かったが、海が無ければ川なのである。 最近は川遊びは遊び場と言うよりも危険という認識の方が先立ち、自由に川遊びなどさせてもらえないだろうが、わたしが幼少の頃にはまだま

関東風と関西風のハイブリッドな金沢のうなぎ。

『2014年夏から2016年夏に撮られた写真から、当時の二年間の金沢生活を振り返り、想い出を記録に定着させる写真で二言三言。』 今年はもう過ぎてしまったが、時節柄土用の丑の日にちなんでうなぎの話である。 この世の中にうなぎの蒲焼きは二種類あることをご存じだろうか? おそらくほとんどの御仁はあまり意識すること無くうなぎの蒲焼きをいただいていると思うが、うなぎの蒲焼きの焼き方には関東風と関西風の二種類が存在するのだ。 わたしは金沢で初めてうなぎを食べるまで、うなぎの焼き方の違

年に2回、窓から大パノラマで見られた金沢の花火大会。

『2014年夏から2016年夏に撮られた写真から、当時の二年間の金沢生活を振り返り、想い出を記録に定着させる写真で二言三言。』 連日猛暑が続きもはや夏真っ盛りな今日この頃。 夏の風物詩と言えば花火大会である。 上京するまでは隣町の足利の花火大会を観に行くのが夏休みの主なイベントの一つだった。 隣町で父の実家もあった足利の花火大会ということで花火大会とはこういうもんだという認識で育ってしまったのだが、昨今は全国的にも有名な花火大会の一つのようで、実は幼少の頃から花火大会を観る

地元民はじつは魚よりも肉だったりする。

『2014年夏から2016年夏に撮られた写真から、当時の二年間の金沢生活を振り返り、想い出を記録に定着させる写真で二言三言。』 そろそろ北陸金沢の海鮮モノに興味が移りそうになってきた2014年7月の下旬。 お昼にどこに食べに行くとかの余裕もでてきた頃なのだが、どうも会社の面々と話していても、交差点を渡ると近江町市場があるといった好立地にも関わらず、それほど魚に興味がないらしいと言うことがわかってきた。 飲み会とかでも魚が美味しい居酒屋はどちらかかというと観光客向けであり、地

街の外れの街中華で徘徊の愉しみを知る。

『2014年夏から2016年夏に撮られた写真から、当時の二年間の金沢生活を振り返り、想い出を記録に定着させる写真で二言三言。』 最近なぜか話題の街中華。 街中華というとどういうイメージだろうか? わたしのイメージでは駅前商店街の一角に昔からあるお店である。けしてポツリと存在するモノでは無く、昔ながらの商店街に付きもののお肉屋さんや八百屋さんと同じように存在するお店、それが街中華であると思っている。 金沢に来て、さすがにまだ8番らーめんの魅力が解らなかった頃に他に美味しいら

初めて『桶』を知ったくろ屋の夜。

『2014年夏から2016年夏に撮られた写真から、当時の二年間の金沢生活を振り返り、想い出を記録に定着させる写真で二言三言。』 北陸金沢といえば海鮮!と引っ越す前からその印象しかなく、その割には新たに始まったこの金沢生活を振り返るシリーズではまだ引越前の出向間近の海鮮丼くらいしか海鮮ネタが出てきていない。 というのも、いうほどこの2014年7月中旬の引越のバタバタくらいのころまでは魚を食べまくっている記録が無いのである。 どちらかというと、都内で暮らしていた頃のようならー