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東京を感じたい時に訪れたヴィレッジヴァンガード。
『2014年夏から2016年夏に撮られた写真から、当時の二年間の金沢生活を振り返り、想い出を記録に定着させる写真で二言三言。』
今となっては北陸新幹線も開通して東京直結となり、東京資本のチェーン展開がわたしが暮らしていた頃よりも加速しているであろう金沢。
わたしが金沢に引っ越した2014年の夏はまだ北陸新幹線も開業しておらず、金沢という町は関東よりも関西に繋がっているような印象の方が強かった。
大阪からは特急サンダーバードで直結していたこともその印象を強めていたような気がする。
とはいえ、では金沢には関西資本のチェーンが幅を効かせていたかというとそういうワケでも無い。
確かに千房とかの出店はあったが、街中が関西色かというとそういうワケでも無く、ある種陸の孤島時代が長かったせいか、金沢はやはり金沢なのである。
今となっては数少ない「東京」に浸食されていない地方都市の一つとして、金沢の特殊性が挙げられるのではないだろうか。
今回はそんな金沢の特殊性というよりもその反対、なにがしか東京っぽさはないだろうか?という方面のお話である。
なにせ、なんの地縁も血縁もない金沢に関東から離れて暮らしたことも無いわたしが四十半ばにして引っ越してきたモノだから、たまにこれまでの生活様式を感じられるモノが懐かしくなるのである。
そんな時によくフラッと訪れたのが香林坊東急スクエアに在った「ヴィレッジヴァンガード」である。
都内各地のヴィレヴァン同様、ここも隅から隅までゴチャゴチャとした猥雑感に溢れていて、嗚呼〜この猥雑感だよなぁ〜と都内での生活の日々を実感していたのだ。
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