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Fifty Shadesシリーズのサントラを聴いてくれ(その1:フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ)

こんにちは。新年一発目の記事です。


昨年書いた18禁映画レビューに「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」の紹介文を書いたのですが、その文章で「サントラは良い」ことを何度も強調してきました。なので今回は勝手にサントラの宣伝をしていこうと思います。

どのくらい良いかというと?
映画自体はゴールデンラズベリー賞5冠でしたが、音楽に関してはゴールデングローブ賞主題歌賞やアカデミー賞歌曲賞にノミネートされています。是非とも映画と曲の評価は切り離して行われてほしいものです。

なお、タイトルに「その1」と入れましたが続編のサントラまで紹介するかは未定です。なんせまだ見てないので。
見てなくてもサントラの紹介はできるけど、やっぱり本編と照らし合わせたほうが面白いじゃないですか。
ただ如何せん続編を見るモチベーションが湧かない(要するに映画本編はさほど好みじゃなかった)ので期待しないでください。


※すべての曲を宣伝する体力はないのでかいつまんで紹介します。
※本編ネタバレを含みます。
※本編のどのシーンで使われているかはかなりうろ覚えです。違っているかも。



↑Apple music より。Youtubeでも全曲聴けます。


1 I Put a Spell On You (Annie Lennox)

オープニング曲です。
タイトルの意味を簡単に訳すると「君に魔法をかける」みたいな感じです。
これからのことを暗示するようなタイトルですね。何か不穏な出来事が起きそうな雰囲気を助長するような伴奏と力強いボーカルが素敵です。

ちなみにこちらはカバー版で、元ネタになる歌手は別にいます。たくさんの人にカバーされているらしいですけどね。


2 Undiscovered (Laura Welsh)

こちらは1曲目とうって変わって少し明るさが出てきました。
曲名の意味は「未知の、未発見の」。やはりここでもめくるめくBDSMの世界に導かれることを暗示しに行ってますね。


3 Earned It (The Weeknd)

このサントラから3曲がシングルカットされているんですが、その3曲のうちの1つです。アカデミー賞歌曲賞にノミネートされました。
映画の世界観を象徴するような刺激的なMVが特徴です。テンポがゆっくりですがそこが逆に緊張感を持たせます。

シングルカットされたのに肝心の映画ではそこそこどうでもいいシーンに使われていた(確か)。何でや。


4 Meet Me In The Middle (Jessie Ware)


5 Love Me Like You Do (Ellie Goulding)

一応こちらが本作の主題歌です。シングルカットされています。
今までの歌とうって変わって全体的に幸福感があふれています。まあ恋っていい時も悪い時もありますからね。うまくいっているときの歌なのでしょう。(実際良いシーンで使われていた気がする。)

ちなみに私は最初、Earned it のほうが主題歌だと思っていました。思うに、この映画の本質を官能的な描写とするなら主題歌はearned it、性行為を含めた愛の形とするならLove Me Like You Doととらえられるのでしょう。


6 Haunted (Beyoncé)

出ましたビヨンセ。これはリミックスされているバージョンらしいです。

先程、恋には良い時と悪い時があると書きましたが、さっそく悪い雰囲気になりました。完全にすれ違っています。まあこの映画、ずっと2人はすれ違いまくってますからね。


7 Salted Wound (Sia)

シングルカットされた曲の1つです。
まるで眠くなってしまいそうな、あるいはベッドシーンを連想してしまいそうなゆっくりねっとりした曲です。実際の歌詞も誰かに優しく語りかけるような雰囲気で世界観にマッチしています。
先程のhauntedが女性目線の歌なのに対し、こちらの曲は男性に対し第三者が語りかけてくる歌です。セットになるようでならないです。が、気持ちは通じ合ってきている……ということでいいんですかね???


8 Beast of Burden (The Rolling Stones)

突然のローリングストーンズ。しかもリミックスなし。
歌詞を見るにこの歌はグレイ視点だと思われるんですけど、それにしちゃ自信無さすぎじゃないですか?いいのか?グレイの人間味ある部分が出てきているという解釈でよいのか?
私的に今回のサントラの中では異例な曲だと思っています。


9 I'm On Fire (AWOLNATION)

元ネタはBruce Springsteen。

グレイ、自信を取り戻すの巻。これでこそグレイって感じもします。
ここまでの数曲でもう流れができてますね。この後の一曲でクライマックスです。


10 Crazy in Love (Beyoncé)

このサントラの中では一番のお気に入りです。

こちらの曲は予告編にも使われていましたね。
聴いてみればわかると思いますがこちらはリミックス版です。元ネタは渡辺直美が昔使っていたあの曲です。
あの!ノリノリな曲が!!官能的に!!!進化した!!!!!

リミックスに伴って歌詞も若干改編されているんです。原曲ではCメロ?的立場だった部分の歌詞を冒頭に持ってくることで曲の印象が少し変わってきます。また、ズン、ズンという低音のビートとビヨンセの力強い歌声が相性ばっちりで、重厚な世界観をより強調しています。
はっきり言って、元の曲よりこっちのバージョンの方が好きです。


11 Witchcraft (Frank Sinatra)

突然のフランクシナトラ。
「witchcraft」は魔術って意味らしい。最初の曲であるI Put a Spell On Youに繋がってくるような。


12 One Last Night (Vaults)


13 Where You Belong (The Weeknd)

2度目のThe Weekndです。
クリスチャンが後半からストーカーまがいな感じになっていくのをここで急に思い出しました。
ちょっと不穏な曲ですよね。

※調べてもビックリするくらい情報が出てこない……なんでや。


14 I Know You (Skylar Grey)

隠れた名曲枠。

このサントラで一番メッセージ性の強い歌だと思っています。ゆっくりとしたメロディーの中に重々しい歌詞が詰まっています。
結局この映画では最終的に2人は別れてバッドエンドな訳ですが、そのシーンを見てからこの歌詞を見ると、何か考えられるものがありますね……


15 Ana and Christian (Danny Elfman)

ここからインストゥルメンタル2連発です。


16 Did That Hurt? (Danny Elfman)


17 Rude (Terrence Coles & Leon "RoccStar" Youngblood)

最後の曲なのに大変申し訳ないが、記憶がない。


ごめんなさい。完全に尻切れとんぼのような終わり方になってしまいました。(原因:I Know Youで力尽きた)

全体的に似たようなテーマの曲が多いのですが(魔法だったり未知の世界だったり、自らを解放して新たなワールド切り開きたい系?)、それでも歌い手やメロディ、アレンジでここまで別物の曲にできるのかと興味深い気持ちになりました。


別に全部聴かなくてもいいです。私も全部の曲に紹介文書けなかったし。
それでも、何か一つでも聴いてくれて、気に入った曲が見つかればいいなあと思っています。

映画はくっついたり別れたりの若者の痴話喧嘩みたいな内容でしたが、何度でも言います。サントラは良い。



2作目に続く………といいな!


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