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春から大学生になるみんなへ、4年生からの忠告

こんにちは。
私はこの春大学を卒業する予定ですが、4年間を総括すると「あの時ああしていたら」「この時こうしていなければ」ということがたくさんあった大学生活だったなあと思っています。正直充実して楽しい大学生活だったかというと微妙なところですが、大きな失敗はしなかったので割と無難な4年間だったのかなあなんて思います。
そこで、今回は私の経験した範囲で、大学生活で「最低限爆死しない」ために大事なことをメモとして残していこうと思います。

お前が大学に入る前に 言っておきたい事がある
かなりきびしい話もするが 私の本音を聴いておけ
〜関白宣言の替え歌〜

※首都圏出身、首都圏の大学に通ったJDの意見です。そのつもりで聞いてください。


①イキるな

大学生活で大事なことトップ3に入るくらい大事です。
大学生でイキりがちな事案が ①酒②金③過去の学歴④異性関係 なのですが(私調べ)、どれにおいてもイキって得することはありません。特に新歓期にはイキリキノコが大量発生する(意味:女の子の前でイキリまくるマッシュヘアの男が大量に現れる)ので男女ともに警戒してください。
次の行から詳しく書いていきます。

①酒
大学生と酒は切っても切れない関係であるが故に大量のイキリパターンが発生します。挙げるとキリがないのですが、大体①昔から飲んでた、飲まされてた②たくさん飲んだ、度数の強いものを飲んだ③酔ってやらかした この3パターンに分類されます。

結論から言うと、この手の話は好き嫌いが分かれます。別に気にしないって人も多分たくさんいます。お酒が好きな人や仲間内での会話なら盛り上がることもあると思いますが、新歓コンパや合コンなどの初対面の人が多く集まる会でドヤ顔で話すことではないというのが個人的な見解です。
またイキってるとみなされるかどうかは本人の年齢や話し方、態度によるところが大きいです。未成年だったり、あたかも自慢気に話してたり、明らかに酒に弱そうなのに酒豪っぽく振舞ってると完全にイキリ確定です。

では具体的に。
①のパターンについては完全にイキリですね。やめときましょう。
②については、先輩にマークされて潰される可能性が高くなります。無理なら言うのをやめましょう。また世の中上には上がいます。わきまえましょう。
③については、失敗の種類にもよりますが、だらしない、はしたない印象が強まることがあります。TPOを十分に考えましょう。特に異性や目上の人がいる場では注意。

あと成人してから実感するんですけど、未成年が酒の話をしてると「未成年のくせに何知った顔で話してるんだ」って気持ちになります。(性格が悪い)


②金
金持ち自慢と貧乏自慢(?)に分類されますが問題は金持ち自慢のほうです。金持ち自慢も①無理してるパターン②マジで金持ちなパターン とありますが、どちらにせよいいことは全くないです。その場では褒められても陰では叩かれてる可能性があるので注意。


③過去の学歴
大学に入った地点で過去の学歴は無効です。みんな一直線に同じ場所からスタートです。だからいい高校に入っていても、模試でいい判定を取っていても、いい大学を受験していても、実際に合格していても関係ないです。全てリセットです。油断するな。

ここでよく指定校推薦の是非が問われますが、個人的には指定校推薦の人は真面目な人が多いと感じています。なんせ彼ら彼女らは高校時代から計画的に勉強し課題を提出する力に長けているんですよね。私のような付け焼刃の状態で一般入試を受けた人間とは全然違うわけです。なので大学でもいい成績を取っているパターンも多いです。逆に普段の生活がだらしなく一般入試でギリギリ入ったような人は注意したほうがいいです。

言うまでもないですが、頑張って推薦で大学に入ってもそこから堕落する人もいます。気を付けて。あとAOとスポーツ推薦は知らん。


④異性関係
まず前提として、今までの経験は偽らないほうがいいです。嘘ついても絶対にボロが出ます(私)。ただ、大学生活そんなに単純にいかないんですよね。なので嘘のつき方が大切になってきます。

経験を偽るパターンとして①多く盛る②少なめにサバを読む が挙げられますが、仕方なくやるとしたら後者の少なめにするパターンです。絶対に盛っちゃダメです。今まで挙げたイキリパターンの中で一番致命傷です。
たまーに「経験ないなんて恥ずかしい……」とかいう人いるけど何にも問題ないです。本当に。そんな人たくさんいるから無理してふるまうなよほんとに!!!!!

というのも、大学生って世間的に考えられている以上に真面目なんですよ(※ソースは私の体感なので、大学や学部、属するコミュニティによって変わります)。大学4年間で恋人ができなかった人、たくさんいます。
なのでまず経験値が高い地点で特異な目で見られます。それにプラスして明らかに話と実際の行動(所作含む)が伴っていない……となるとかなりサムイ人扱いです。


話は変わりますが、ここで一つ私の経験談を。
私はてっきり大学生なんでウェイウェイ遊んでいるものだと思っていました。なのでちょっと変わった人だとしても軽いノリで受け入れてくれるだろうと思い込み、今までの出来事をあっけらかんに語ろうとしたら……

思っていた以上にドン引きされました。

そのリアクションを見て、慌てて清楚路線に修正し現在に至ります。が、正直に話せるに越したことはないんですよ。嘘を増やせば増やすほど苦しいことになりますし。なので、批判されるの覚悟であっけらかんに喋れるキャラになるか、ちゃんと人に話せるような恋愛をすることが大事です。

あと経験値って基本的に年齢に比例するものなんです。なので昔から飛びぬけてよく遊んでいた人たちは、一年生の時はちょっと抑え目にしておいたほうが無難に過ごせるかもしれません。何年かすれば周りの子も追いついてきます。


②金の出所が分からない人と関わるな

少しきついことを言ってしまいました。
大学生になると今まで以上に貧富の差がはっきり出てくるのですが、なぜか知らないけど金持ちな人というのがたまにいます。
このような人は主に①夜職をしている②パパ活や法的にグレーなバイトをしている③実家が太い の3パターンに分かれます。

質の悪さでいうと ①<②<③ です。

①の人は、そもそもあまり学校に来なくなります。また交友関係が狭く似た者同士でつるむことが多い傾向にあります。おそらく金銭感覚が一番狂っていますが、特別悪い人というわけではないですね。基本的に訳アリなことが多いです。自分の可能な範囲で優しくしてあげてください。

②の人は、正直あまりロクな奴がいないと思っています。大学内で一緒にいる分にはそこまで問題ないですが、ずっと一緒だと金銭感覚が狂う可能性があります。気を付けましょう。気づけばあなたも同じような境地にいるかも。

残念ながら一番質の悪い人に認定された③のパターンですが、何が質が悪いかというと、本人に悪気がないことが多いところです。
自分の家が金持ちであると自覚しているっぽい人とそうでない人がいますが、どちらにせよ金持ちエピソードが飛び出してきた時は適当に流しておきましょう。過剰反応するようなものではないです。(先程の金関係のイキリにも同じことが言えますね。この手のイキリ芸と金の出所の分からなさって妙に繋がりがあるような気もします)
また、金持ちは金持ちとしかつるまないという事象もあるらしいですが、それは庶民に無理をさせてはいけないという金持ちなりの精一杯の配慮です。金持ちの世界に入れないことは諦めてありがたくその気持ちを受け取ることにしましょう。

ちなみに、「金持ち」の部分を「高度な教育」に置き換えても同じようなことが言えます。
あと、たくさんバイトして必死に稼いでいる人には優しくしてください。彼ら彼女らはとても疲れていますから。


③長期バイトをしろ(ただし塾を除く)

塾業界に怒られそうなことを言ってしまった。でもこれは教授や就職センターの人が言ってたから多分マジなんです。怒らないで。

まず、アルバイトって本当に大事です。就職する前の社会勉強になりますし、「自分は何に向いていて何に向いていないか」が分かるようになります。また、将来進みたい業界に進むための第一歩にもなります。
短期バイトや単発バイトも悪くないのですが、長期的な人間関係を築く練習をしたり、学校以外のコミュニティを作ったりすることは大事になってきます。一回くらい長期でやってみるのは悪いことではないです。

では本題。なぜ塾はダメなのか。
別に塾で働くなと言いたいわけではないです。ただ塾以外の仕事も一回はやっとけってことです。

というのも、塾に来る人って非常に限られているんですよね。
そこそこ勉強のできる大人(講師・学生バイト)、教育に関心がありなおかつ投資する余裕のある大人、そしてその子供。
公立中に通っていた人ならきっと分かると思うんですが、クラスの生徒たちはみんな塾に通っているわけではないですよね。教育に関心のない家庭、関心はあるけどお金のない家庭、塾に通わずとも勉強で成果を残す家庭……世の中多種多様です。
それに加えて、塾とは関係のない人も世の中たくさんいます。子供を持たない大人や高齢者とは塾で関わることはあまりないでしょう。

要するに、塾は社会の縮図とは成り得ないわけです。

なので、塾での経験だけで世の中を語るのは不十分となってしまいます。社会的な見識を広めるためにアルバイトをするのなら、コンビニや飲食店など様々な「人種」の人が集まる仕事のほうが向いています。
これは就活でも少なからず響いてくるらしく、公共性の高い仕事やサービス業の面接ではアルバイト先でのお客様とのトラブルの対処法を聞かれたりします。そういったときにアピールポイントの一つにできます。

また、就職するとどうしても関わりを持つ人が仕事先の関係者ばかりになってしまい、違うヒエラルキーの人と関わることが少なくなってしまうらしいです(教授曰く)。なのでその前に違う世界を知ることはいい経験になるそうです。


ところで、たまに「努力して手に入れた『上目』の社会のことをなぜ悪く言うんだ!自分はもう劣悪な『下目』の世界の人と関わりたくない!」という高慢ちきな方がいらっしゃるんですが(主に努力して高学歴を手にしたり上京してきた方)、悪いこと言わないからその偏った思想捨てたほうがいいんじゃないのーって思うんですよ。なんせ人はいつどこで落ちぶれるか分からないですからね。原因は過労か、ハラスメントか、はたまた現実への絶望か。
そういったどん底の状況から這い上がるときは往々にして『下目』の世界で泥臭く生き抜いていくことになるのですが、そういう時に備えて若いうちから広い世界を見ておいたほうがいいんじゃないの、って思いますけどね。知らんけど。


④大学で友達ができなくても死なない

よく「大学の授業は友達同士で協力し合って乗り越えろ!」と言いますが、友達を作ることが必要条件というわけではないです。
友達ができなくても、授業にきちんと出て最低限の勉強をし、分からないことは教授に聞けるような環境を作れば問題なく単位は取れます。
それではなぜ「友達を作れ」と言われるかというと答えは単純、真面目に過ごすのが難しいからですね。
だから友達を作るのはより楽に生きるための手段のようなものです。友達ができなくても絶望しないで。

そもそも大学生になってまで人とベタベタ依存して、全てにおいて誰かと一緒じゃないと無理って人は子供じみていると思うんですよね。いい年なんだから一人でいることを覚えろって思います。


⑤周りの人に手を出しすぎると死ぬ

はっきり言って、世の中の人間は口が軽いです。
人間関係についての噂は秒で拡散されます。SNSが発達した現在ならなおさら。
なのであまりリスキーなことをしないほうがいいと思いますよ。今はマッチングアプリもありますから、そっちのほうでどうにかしましょう。


⑥ミスコン・ミスターコンはおすすめできない

今はSNSをはじめとしたインターネット上でいくらでも自己アピールできるし承認欲求を満たせるんですよ。
そんなご時世にわざわざ「大学1の座」という小さな権威をかけて苦労する必要あります???
世界はもっと広いですよ。他の大学、他の地域、他の国の素敵な人々をワンタップで探せる時代です。昔は大学ナンバーワンの地位はさぞかしステータスとなったのでしょうが、今じゃ上位互換を簡単に見つけられてしまいます。そういう時代です。

また、昔よりもミスコン・ミスターコンは大掛かりになっています。学園祭の数ヶ月前からスポンサーをヨイショしつつネット上で自己アピールしないといけないのです。一般的に「ミスコンおじさん」と呼ばれるヤバい奴らの世話も含めてです。

そう考えると、有名になるための手段としてはコスパが悪すぎませんか?
アナウンサーになりたいならセントフォースあたりがやってるアナウンス講座に行けばいいし、芸能界に行きたいならtiktokで一発当てたほうが早いです。多分。


⑦学歴・田舎などのコンプは一年以内に無くせ

最初はコンプがあっても仕方ないです。でも一年以内にどうにか解消して。

というのも、私のことを毛嫌いしていた先輩がいつまでもそういったコンプレックスを引きずっていたので。ただの私怨です。すいません。


⑧留学は冷静に考えろ

大学生活を送る中で留学しようと考える学生はおそらく結構いると思います。(今のご時世では難しいですが…)ただ、留学する人の中でも本気で勉強しようと思ってる人と就活のESに書くために(自分に箔をつけるために)留学する人と分かれます。留学のプランなんて星のようにたくさんあるんだから、果たして自分はどちらなのかよく考えてください。(そもそも就活のために留学するって考え方はあまり好きではないですが)

ちなみに:私の知る限りのクソ留学エピソード
①ドイツ関係の専攻でも二外がドイツ語でもないのにドイツに留学した人(本人曰くずっとホテルに篭ってたらしい)
②留学先の東南アジアにて、日本では行かないクラブで遊びまくったあげく携帯をスられた人
③真面目な目的で欧米某国に留学したものの、ホストファミリーが徹底したヴィーガンだったせいで食生活に苦労した肉好きの人


最後に

ここで書いたのはあくまで「最低限爆死しないため」のアドバイスなので、無難な人生を送るつもりがないなら全然聞かなくていいです。サークル内で異性を取っ替え引っ替えする人生がいいならそれでいいのではないでしょうか。私はそのような人生を選ばなかったので身の安全は保証できませんが。

私が一番言いたいのは「自分が持っている幸せの尺度を見失わずにいてほしい」ということです。

大学に入ると一気に世界が広がります。その中で価値観が合う人合わない人、育ちの違う人などたくさんの人と出会います。関わっていく中で考え方が変わったり人に流されたりすることもあると思いますが、「私はこれが好き。こんな人になりたい。これが幸せ」というポイントがブレると一気に人生のレールが狂い出すので、せめてその感情だけは忘れずにいてほしいなーと思うのです。
せっかくなので大学に入る前にノートやスマホのメモに書き留めてみてはいかがですか。4年後の自分が見たら笑うかもしれませんが。


おわり

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